コーヒーの産地といえばどこを思い浮かべますか?
ブラジル?キリマンジャロ?
なんとなく赤道付近の熱い地域が思い浮かびますね。
それもそのはず、コーヒーは生産できる緯度に限界があるのです。
赤道から南北に25度以内の地域でなければ良質なコーヒーが産出できません。
そのため、ブラジルといった中南米地域やアフリカといった地域がコーヒーの有名な産地として名前があがってくるわけです。
さて、世界地図を見渡してみると、まだこの条件を満たしている地域があることにお気づきでしょうか。
そうです。東南アジアの地域もこの条件を満たしているところがあるのですね。
ちょうど赤道を挟むように存在しているインドネシアもこの条件を満たしている国なのですね。
オランダなどの統治下に始められたとされるコーヒー栽培ですが、現在ではその生産量は世界第四位と、世界的にも有名なコーヒーの一つとなるまでの産地となっているのです。
そのため、インドネシア国内でもおいしいコーヒーが楽しめる店がたくさんあります。
その中でも、インドネシア国内の至る所にあるような大型コーヒーチェーンも存在しているのです。
というわけで、今回のわきみちは、
インドネシアの幻のコーヒー『コピ・ルアック』の記事はこちら。

インドネシアのコーヒー
インドネシアは世界一多くの島を有する国としても有名ですが、それぞれの島々で産出されているコーヒーごとに世界的なブランドを有しているコーヒー大国なのです。
ジャワコーヒー
ジャワ島で生産されるコーヒーであり、苦みが強くカカオのような感覚と、酸味の少ないコーヒーです。
スマトラコーヒー(マンデリン)
ジャワコーヒーと同じく苦みが強いとともに、深いコクが特徴のコーヒーです。
トラジャコーヒー(スラウェシ)
インドネシアのコーヒーの特徴である苦みはもちろん、、ほのかな酸味とフルーティー感が特徴のコーヒーです。
バリコーヒー
マイルド且つフルーティーな香りが特徴のコーヒーです。
コピ・ルアック
コーヒー豆を食べたジャコウネコの糞の中から未消化のコーヒー豆を抽出し、焙煎したコーヒーです。
産出量が少ないため幻のコーヒーであり、価格もなかなかの高級品です。
インドネシアのコーヒーチェーン
インドネシア内にはコーヒーチェーンがたくさんあるのですが、その中でもEXCELSOをはじめ、代表的なものをいくつかピックアップします。
EXCELSO

1991年からスタートしたインドネシア発祥のオリジナルのコーヒーショップです。
インドネシア国内30都市以上で126店舗ほど存在し、スーパーマーケット向けなどに各種商品を卸しているため、インドネシア全域で気軽に購入できるブランドです。
低価格なコーヒーから、コピ・ルアックなどの高級なコーヒーまで、どの消費者に対しても訴求できる製品ラインナップをもっています。
EXCELSOがもつカフェ店舗、小売店用の商品ラインナップ、タンブラーなどのEXCELSOオリジナル商品など、EXCELSOブランドを前面に出した展開を行っています。
Fore
コーヒーだけではなく、様々なタイプのドリンクを提供しています。
ティー関連のメニューも豊富にあり、近年かなり急速に成長している新興コーヒーチェーンです。
Kopi Kenangan
こちらも新興のコーヒーチェーンです。
甘めのコーヒーやインスタ映えするようなメニューで人気が出てきているようです。
TANAMERA
2013年スタートの比較的新しいチェーンです。
インドネシアの地元の農家と提携して、アラビカ豆諸専門として提供しています。
インドネシアだけではなく周辺国にも進出しようとしている意欲的なチェーンです。
いいかがだったでしょうか。
10年ほど前であれば、インドネシアのコーヒーショップに入ると、砂糖たっぷりの甘ーいコーヒーしかありませんでしたが、ミルクの量や砂糖の量など、だいぶ好みに応じたコーヒーが楽しめるようになってきました。
しかも、世界的なコーヒー産地のコーヒーがお手頃な価格で楽しめるとあって、今ではインドネシアの楽しみの一つではないでしょうか。
また地方でも小さなオシャレなカフェが相次いでオープンしているため、自分好みの店を新たに発見する楽しみも大いにありそうです。