338【ミャンマー紀行】都心にそびえる黄金の塔。そして国の動乱も見下ろし続けてきた『スレー・パゴダ』

ミャンマー(Myanmar)
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ミャンマーと聞いて何をイメージするでしょうか。
仏教国として有名な同国ですが、多くの方は黄金に輝く仏塔をイメージする人も多いのではないでしょうか。
実際、この国には数多くの寺院や仏塔が孫座押していますが、その中でも中心都市ヤンゴンに存在する仏塔は黄金に輝くミャンマーのイメージ通りの仏塔があります。

その歴史は古く、紀元前の古くはナッ信仰の時代からヤンゴンにあり続けているものもあるのです。
そして、ミャンマーという国がこれまで経験してきた動乱の時期も見続けてきたわけなのです。
今回紹介するスレー・パゴダはそんなヤンゴンを代表する仏塔(パゴダ/パヤー)です。
ヤンゴンの市街地はこのスレー・パゴダを中心に計画的に作られた街だということが、地図を見てもわかることでしょう。
ミャンマーの人々にとっては、こういった仏塔は決して敷居の高いものではなく、日常の中で気軽に訪れることのできる人々の生活の一部でもあるのです。
これは、現地の人々の生活を知るためには外せないですよね。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • ミャンマーといえば黄金の仏塔。そんな黄金の良さは太陽の下だけではわからない良さが、夜に行ってみるとわかったりするのです。

ミャンマーの黄金の寺院や仏塔に関する記事です。

348【ミャンマー紀行】ヤンゴンを見下ろす巨大なパゴダ。平和の象徴がそうではない事態にも巻き込まれ…『シュエダゴン・パゴダ』
今回紹介しているシュエダゴン・パゴダはスレー・パゴダに比べてはるかに規模が大きく、高さが100m近くもある黄金の仏塔だけではなく、ミャンマーの伝統暦である八曜日とそれぞれを司る像、非常に見どころも多く、ヤンゴンに訪れた際はまず最初に足を運びたい場所ですね。
268【ミャンマー紀行】バガンを代表する黄金に輝く巨大なパゴダ『シュエズィーゴン・パゴダ』
シュエズィーゴン・パゴダ(仏塔)は寺院のようにその内部を自由に見ることはできないのですが、中心にある仏塔を含めた境内がかなり広く、バガンに向かう人々の目には、まず最初にこのシュエズィーゴン・パゴダの黄金に輝く仏塔がうつるのです。

スレー・パゴダ

スレー・パゴダ(スーレー・パヤー)は、ヤンゴン市外の中心地にある黄金の仏塔です。
ヤンゴン市外の中心に置かれたというよりかは、スレー・パゴダを中心に市街が設計されるような形となっており、スレー・パゴダから東西南北に十字に延びた大通りから、街が東西に開かれていっています。

ここよりも北3kmほどのところにあるシュエダゴン・パゴダにくらべると規模は小さいですが、歴史はこちらの方が古く、シュエダゴン・パゴダよりも2500年以上も古いとも伝えられています。

高さが46mもある黄金の外観をしたスレー・パゴダは、その名前のスレー(整髪)の名前からもわかるように、仏陀の遺髪が納められているといわれています。

スレー・パゴダの見どころは、昼間にここを訪れるだけではなく、夜に訪れることもおすすめです。
黄金の仏塔がライトアップされており、昼間とはまた異なった雰囲気を出しています。
街の中心にあることから、ヤンゴンに住む人々の日常に溶け込んだ場所となっており、仕事や買い物の合間に立ち寄って、ここでゆったりとした時間を過ごしている人々がたくさんいる場所なのです。

ところが、ミャンマーといえば、軍事政権が国を掌握した期間が長かったりと、数々の民主化運動のデモがあったりというように、正常的に不安定な面があるため、都心にあるスレー・パゴダも、過去の民主化運動や反政府デモの際に拠点になったりしています。

アクセス

南北に走るスーレーパゴダ通りと、東西に走るマハバンドゥーラ通りという二つの大通りの交差点に位置しています。

スレー・パゴダへ行ってみた

それではスレー・パゴダに行ってみましょう。

こちらが夜のスレー・パゴダです。
スーレーパゴダ通りと、マハバンドゥーラ通りの交差点に円形の区画があり、ここがスレー・パゴダとなっています。
真ん中には46mもの高さの仏塔がそびえ立っています。
夜はライトアップされており、黄金に輝いていますね。

聖なる場所である割りに、仏塔の周りには一般の店も連なる造りになっています。
決して外部と隔たれた場所というわけではなく、人々の生活の中にスレー・パゴダがあることが伝わりますね。

内部に入っていきましょう。
観光の場合は4000kほど必要です。

内部ではこのように、気軽にお祈りに来ることができる雰囲気になっています。
人々の姿ももちらほらと見ることができます。
ミャンマーでは、こういった寺院や仏塔が人々がくつろぐことができる場所なのでしょうね。

内部の様子はこのような感じです。
夜ですが、危ないような雰囲気ではありませんでした。
土足は厳禁ですので、内部では裸足で見学することになります。

黄金の仏塔を様々な角度から撮影してみました。

いかがだったでしょうか。
今回は夜のみの訪問でしたが、黄金の仏塔のイメージそのものの場所でした。
長い歴史はあるものの、ミャンマーの人々に愛され、大切にされ続けてきたということがよくわかる仏塔です。
ここに訪れたならば、せわしなく見学するのではなく、現地の人々と同じように、ゆったりと流れる時間をここで過ごしてみてはいかがでしょうか。