342【インドネシア紀行】日本のファストフードが、インドネシアでは高級レストラン!?『YOSHINOYA』

食巡り(Food/Makanan)
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世界中のどこにでもあるレストランチェーンって?
そのように聞かれると、真っ先に帰ってくる答えは『マクドナルド』ではないでしょうか。
アメリカ初のマクドナルドをはじめ、バーガーキングやウェンディーズ、A&WやKFC、ピザハットやドミノピザなど、世界中どこでも進出しているレストランチェーンは数多くあります。

では、日本初のレストランチェーンが世界に進出していることも少なくなくなりましたが、日本のレストランチェーンでは?となると、どこが思い浮かぶでしょうか?
数年前にココ壱番屋がインド進出!といったニュースもありましたが、実は結構あるのです。
インドネシアにもそういった日本から進出してきたレストランチェーンがあります。
牛角やペッパーランチ、丸亀製麺、キムカツや元気寿司などをよくみかけるのですが、そういった中でも群を抜いてよく見かけるのが吉野家です。
日本だと「安い・速い・うまい」の代名詞でもある牛丼チェーンですが、インドネシアだと少し事情が異なります。
では、インドネシアでの吉野家のポジションはどのようなものなのでしょうか。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • インドネシアでも気軽に日本と同じ味が楽しめる。しかし、現地の人にとっての吉野家とは??

インドネシアの食に関する記事です。

299【インドネシア紀行】超高級コーヒー。その作り方は…『コピ・ルアク』
今回紹介しているのは、インドネシア原産の『コピ・ルアク』です。このコピ・ルアクですが、世界に流通している量がとにかく少なく、日本では高級なホテルで一杯5000円ほどもする、超貴重なコーヒーなのです。
259【インドネシア紀行】インドネシアといえば焼き芋!?と侮ることなかれな蜜芋『UBI MADU(チレンブ)』
インドネシアの西ジャワ州バンドンの近くにあるチレンブ村には、ここの寒暖の差が激しい気候の中でしか栽培できないとされている『ウビ・チレンブ』という芋があるのです。この芋、一見すると白っぽい外観の少し日本の物とは異なる芋なのですが、これが今回紹介している蜜芋なのです。
215【インドネシア紀行】大豆が形を変える。もう一つの発酵食品のカタチ『テンペ』
インドネシアは日本と同じく大豆を積極的に摂取する国です。でまず有名な大豆加工食品はTahu(豆腐)があります。日本の豆腐とは異なり、酸味が強い味です。そして、もう一つ有名な大豆加工食品が、一時期日本でも健康食品として有名になったこともあるテンペなのです。
199【インドネシア紀行】味からは何か判別不能。どこでも買えるお手軽ジャムゥ『ラルタン・ペニュガル』
インドネシアのスーパーマーケットやコンビニでは、どこに行ってもドリンク売り場にサイの絵柄が描かれている謎のドリンクが売られています。この謎のドリンク、ラルタン・ペニュガルというものなのですが、いったいどんなものなのでしょうか。
177【インドネシア紀行】お手軽民間療法。とりあえず何かに効きそうな『トラック・アンギン』
インドネシアには、植物由来の根や葉などの天然の材料を調合したジャムウと呼ばれる民間調合薬があります。体調が悪いかな、といった時には、自分たちで調合して摂取してきた歴史があるそうです。そんなジャムウを一般商品化した『TOLAK ANGIN』なる製品がインドネシアには存在するのです。
136【インドネシア紀行】その味はまさしくサ〇〇パ〇!?ザ・湿布コーラ『ルート・ビア』
インドネシアのファーストフード店で出会った謎の飲み物『ルート・ビア』。ビアといいますが、アルコール飲料ではなく炭酸印象であるこの飲み物。見た目はコーラなのですが、その味は全く異なるものだったのです。しかし、そのにおいは私たちが知っているものでした。
059【インドネシア紀行】世界第3位の産地で味わう、生カカオの味
インドネシアでカカオが収穫されているって知ってましたか?なかなか日本では知られていないこのインドネシア産カカオ。近年、その製造方法なども洗練されてきており、年々高品質なカカオが世界に向けて流通され始めていっているそうですよ。

吉野家

吉野家は、1899年創業の日本を代表する牛丼レストランチェーン店です。
「安い・速い・うまい」を合言葉に、手軽に小腹を満たすことができるジャパニーズファストフードですね。
日本に住んでいると、ワンコイン持っていれば、気軽に食べられることで市民権を得ているわけです。

インドネシアにも吉野家は至る所にあります。
アジアの国々の中では北京に次いで出店数が多く、インドネシア国内に127店舗(2021年2月現在)もあるのです。
そのため、大都市の主要なショッピングモールに行くと必ずと言っていいほど吉野家があります。

ところが、店内を見てみると、人であふれかえるということはそうそうないかもしれません。
牛丼並みの値段がを見てみると大体日本円で300~400円位であり、日本とそう変わりません。
これにトッピングをしたり、サイドメニューをつけたりするとまあ500円を少し越えるくらいで一食となります。
お茶はフリーではありませんので、買わなければいけないのは海外の常識ですね。

ところが、この価格帯となるとインドネシアの一般の人々から見ると少しお高めに写るのだそうです。
昼食をほぼ家庭で作ったり、外食したとしてワルン(屋台)などで100円少しくらいで賄えると考えると、この吉野家の価格帯は、日本人の私たちから見ると昼飯の2000円位かける感覚になるのでしょうか。
こうなってくると少し躊躇してしまい、毎日というわけにはいかないですよね。
そのため、吉野家にはインドネシア現地の人の中でも中流以上の人々がよく訪れるような店となってしまうのです。
日本とは感覚が少し違ってきますね。

しかし、日本と同じ米食のインドネシア。
非常に吉野家は広く受け入れられているのだそうです。
年々国民の生活水準が急上昇しているインドネシアでは、数年後には吉野家が日本と同じく「安い・速い・うまい」の市民権をインドネシアでも手に入れられる日はそう遠くないかもしれませんね。

YOSHINOYAに行ってみた

それでは、インドネシアの吉野家に行ってみたいと思います。

牛丼

メニューの中心は日本と同じ牛丼がメインです。
しかし、日本と同じオリジナル牛丼は、インドネシアの人にとっては味が薄いと感じられるようであるため、濃い味付けの牛丼も標準で用意されています。

牛丼のタイプは3つあります
・オリジナル
・ヤキニク
・ブラックペッパー

とあります。
オリジナルは日本の牛丼そのままの味で安心して食べられる味です。
ヤキニクというのがインドネシアの吉野家らしい商品ですが、オリジナルと同じショートプレートの肉を甘めの焼き肉のたれを絡めた味です。
しかし、ベースにはオリジナルの味があるので、濃い味付けながらもインドネシアらしい味が楽しめます。

もう一つブラックペッパーというのもありますが、ヤキニク味にブラックペッパー、赤唐辛子を追加したけっこう辛い牛丼でした。

インドネシアでは、基本何を頼んでもサンバルソースという辛いソースがついてきます。
現地の人はこれをたっぷりとかけて食べるようなのですが、さらにこれだけでも物足りない人向けにいろいろとトッピングがあります。
辛さを求める人にはほっとチリソース。
こってりしたい人はマヨ卵などなど。
とにかくしっかりとした濃い味付けにしたいのが現地の人々の好みのようですね。

メインの牛丼以外にも唐揚げ丼メニューも用意されています。

キッズプレートです。付け合わせはほうれん草の天ぷらです。

サイドメニュー

サイドメニューも少し日本とは異なっており、揚げ物が中心になっています。
からあげやエビフライ、揚げシュウマイやカニクリームコロッケなど、朝のメニューから揚げ物たっぷりのインドネシアらしいサイドメニューとなっています。
しかし、どれを試してもらっても、ジャパンクオリティーはしっかりと保たれています。
これは海外での外食では非常に安心ですね。

いかがだったでしょうか。
日本でおなじみのレストランチェーンの紹介でしたが、長期で海外に滞在するときなど、日本の味が気軽に楽しめる店があるというのは、心も体も安心を与えてくれますね。