354【兵庫紀行】日本初の世界遺産であり、真っ白な姿が美しい魅せる城『姫路城』

日本の世界遺産(Japan Heritage)
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数ある日本の城の中でも、世界から最も知られた城はここではないでしょうか。
現存天守の一つであり、国宝でもある。
そして、日本で一番初めて世界遺産に登録された場所でもある姫路城です。

2015年まで6年間にも及ぶ平成の大改修が行われたことで、今現在の姫路城は屋根も含めてそのすべてが美しいほどの白さを誇る城です。
江戸時代初期に建てられた天守やそれを囲う櫓などの多くの建築物が現存しており、これまでにも数多くの映画や時代劇でも撮影の舞台として使われているほど、素晴らしい保存状態の城です。

江戸時代初期の、まだ西国の大名たちが油断できない時期に建てられたこともあり、城の造りとしては戦いのための城になっていることも特徴です。
そのため、実際に姫路城に訪れて見ると、天守は見えているのになかなかたどり着けない。。。
入り組んだ工夫が盛りだくさんの構造となっているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • この場所であの暴れん坊が。。。!?どこかで見た光景が目の前に広がる、日本を代表する城に行ってみよう。

兵庫県の城に関する記事です。

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姫路城

姫路城は兵庫県姫路市にある平山、城であり、世界遺産にも登録されています。
1993年に日本で初めてユネスコ世界文化遺産に登録されました。

築城は、関ヶ原の戦いの翌年であった1601年に徳川家康の娘婿であった池田輝政によって行われました。
この地に姫路城が造られた理由としては、徳川家康にとっては大坂に陣取る豊臣家が、徳川に対抗する勢力とならないように常に監視しておく必要がありました。
そういった理由で造られた姫路城は、太平の城ではなく、戦いのことを想定して作られた城です。
天守に行きつくまでの城内の造りが複雑な迷路のようになっていたり、敵を行き止まりに追い込んで攻撃したり、あえて敵が分散しなければならないようになっていたりと、戦いのための仕掛けが盛りだくさんな城になっています。

池田市の後に姫路城に入った本田忠正によって西の丸が増築され、そこにある化粧櫓は、徳川秀忠の娘であり、本多忠刻の妻であった千姫が過ごした場所でした。

広大な敷地の中に、三重の堀が渦をまくように曲輪を囲む造りになっている渦郭式の造りになっています。
本丸には天守を中心に、四隅を東小天守・西小天守・乾小天守があり、それぞれが渡櫓でつながれた造りになっています。
これらの建物群は、全て国宝に指定されているのです。
姫路城の天守といえば、平成の大改修後、まぶしいほどの真っ白な外観が思い浮かびます。
五重六階建て+地下一階の造りの巨大な天守の壁、屋根瓦と瓦の間にも漆喰が塗られ、屋根まで含めた真っ白な城になっているのです。
そのため、別名で白鷺城(しらさぎじょうとも呼ばれています。

アクセス

JR姫路駅から北に1kmほどのところにあります。
姫路駅から姫路城に向かう大通りからは常に姫路城の天守が見えており、この町の中心に姫路城があることがよくわかります。

姫路城へ行ってみた

それでは姫路城へ行ってみましょう。

駅前から1kmほど北上し、姫路城敷地内にやってきまいした。

それでは入っていきましょう。
こちらは桜門橋で、その先にある門は大手門です。
大手門をくぐると、三の丸に入ります。

三の丸(現在は三の丸広場)です。
先ほどの桜門橋からもそうなのですが、どこからも壮大な天守の姿を眺めることができます。

三の丸から、西の丸・二の丸へとつながる菱の門です。
ここの直前で入場チケットを購入します。
門をくぐって左に曲がると、西の丸に出ます。
まずは、真っすぐに進んでいきたいと思います。

菱の門から三国堀を右手に見ながら進んでいくと、いの門があります。
この先が二の丸になります。

井の門をくぐってすぐ右手に井戸があります。

井戸の奥には二の丸がありますが、天守が上の写真のように非常によく見える場所であり、映画などではここから天守をバックに撮影されるシーンがよくあります。

二の丸の一段上に位置する備前丸につながる階段であり、奥にあるのははの門です。
この階段も非常によく撮影に使われている有名な場所であり、かの暴れん坊な将軍はこの階段を降りながら家老たちと話をするシーンがたくさんありました。

備前丸にやってきました。
この奥を左に曲がり、その先にあるにの門をくぐるといよいよ本丸です。

こちらは天守間近にあるほの門です。
ようやく天守に入れる!?と思いきや、まだまだ天守の入り口ではないのです。

ほの門をくぐると、渡櫓の下に出てきました。

こちらの上に見えるのは乾小天守です。

ここにある石垣をよく見ると、姥ヶ石(うがばいし)と呼ばれる石臼が石の間に積まれています。
これは、姫路城を築くときに石垣造りには欠かせない石才厚めにっ苦労していた時に、一般の人々から石臼のようなたくさんの石が寄付され、それによって築城工事が進み、立派な石垣が完成したと伝えられているそうです。

乾小天守と、その外側にあるのの櫓との間に設けられた水二門です。
天守の周りをぐるぐると回る構造になっており、まだまだ天守入り口には到着しません。

水二門の先にある水三門です。

水三門を抜け、先に進みます。
そろそろ入り口かな??

ようやく天守入り口です。

内部はさすがの現存天守です。

こちらは武者隠しとなっており、人一人くらいが入ることができるスペースがありました。

最上階である6階にやってきました。
普通、最上階には城下を眺めるためか、屋外に回廊がありますが、姫路城はそういったものはなく、室内から眺めるタイプとなります。

また、最上階には刑部神社(おさかべじんじゃ)という、姫路城の守護神を祀った神社があります。

備前丸に降りてきました。
この角度から見る姫路城の迫力は相当のものです。

本丸から見下ろすと、左の端にお菊井戸が見えます。

こちらは備前門です。
この門を抜けると井郭櫓があります。

姫路城の石垣には、古墳から出土した石棺も転用石として用いられています。
上の写真の中央の石や、下の写真の縦長の石がもともとは石棺だったものです。

先ほど上の曲輪から眺めたお菊井戸です。

こちらも石棺です。
石垣として使われていた模様ですが、現在はこのように展示されています。

こちらはぬの門です。

いかがだったでしょうか。
敵の侵入を防ぎ、最大限攻撃の機会を作る戦いのための城はいかがだったでしょうか。
天守は見えているのになかなかたどり着けない。。。
このもどかしさが、天守にたどり着くまでのワクワク感をさらに高めてくれること間違いなしです。