357【愛知紀行】徳川家康が城内で生誕した場所として有名な『岡崎城』

百名城/続・百名城(Castle)
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旧三河国といえば現在の愛知県東部であり、松平家がおさめていた領地として有名ですね。
現在でも愛知県からお隣の静岡県にかけて、徳川家康に縁のある城が多く残っています。

今回紹介している愛知県東部にある岡崎城もそのような城の1つであり、徳川家康が生誕した城として知られています。
そのため、江戸時代には徳川家の聖地になっていた相当な規模のあった城なのですが、残念ながら明治の廃城令によって多くが取り壊されたり払下げとなってしまったため、現在ではその建物関係の遺構はほぼ残されていません。
しかし、堀や石垣、本丸や曲輪といった遺構は残っており跡地には復興天守が建てられているため、丘崎公園として人々に親しまれています。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 徳川家康生誕の地としてフィーチャーされている岡崎城。江戸時代には聖地とされた場所を見に行ってみよう。

愛知県に関する記事です。

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岡崎城

岡崎城は、愛知県、旧三河国岡崎藩にあった城です。

元々は15世紀中ごろに、西郷稠頼・頼嗣親子によって、龍頭山という丘陵に造られた平山城でした。
徳川家康の祖父にあたる松平清康が城を奪取し、戦国時代から安土桃山時代にかけて松平氏が治めていた城です。
徳川家康が誕生した城でもあり、このことから江戸時代に聖地となった城です。
家康は子どものころに今川氏の人質になったため岡崎城を一時離れます。
しかし、桶狭間の戦いで今川氏が織田信長に敗れた後は、再び岡崎城に戻り、ここを拠点として三河を統一します。
家康が浜松城に移った後は、子の松平信康が城主となりました。
築城当初は、土などを掘り起こして作られた土塁などだけで造られた城だったのだそうですが、豊臣秀吉の命令で家康が関東に移ると、秀吉の家臣の田中吉政が入り、濠や石垣を造ります。

関ヶ原の戦い後は家康が生まれた城として大切にされ、江戸時代を通して本多家・水野家といった譜代大名が城主をつとめた。にが城主となり、元和3年(1617)には本丸に複合連結式望楼型三重三階地下一階の付櫓と井戸櫓がついた天守となりました。
日本国内でも相当な規模の城であったことがわかっています。

明治時代に入り、廃城令によって廃城となります。
城内にあった一切の建物は失われ、現在では一部のを残すのみですが、昭和34年に(1959)鉄筋コンクリート3層5階の天守が復興されました。
平成18年(2006)に、日本百名城に登録されています。

アクセス

名鉄の東岡崎駅下車、徒歩約15分。
名鉄の岡崎公園前駅下車、徒歩約10分。
愛知環状鉄道の中岡崎駅下車、徒歩約10分。
いくつかのアクセス方法があります。

岡崎城へ行ってみた

それでは岡崎城へ行ってみましょう。

大手門

城の北側にある大手門です。
こちらも復興されたものですが、実際に大手門があった位置とは異なる場所に現在は建てられているそうです。
門としてもかなりの規模です。

三河武士のやかた 家康館

大手門を入ってすぐには『三河武士のやかた 家康館』という博物館もあります。

遠目には岡崎城の天守が見えます。

城内の遺構

堀や石垣の遺構が確認できます。

城内には石垣の遺構がかなり残されています。

岡崎城周辺では、敷地内だけでなく、マンションなどの宅地開発の際に石垣の遺構などが見つかっており、全国的にも上位にくる規模の城であったことが分かっています。

龍城神社

本丸の天守横には龍城神社があります。
徳川家康を祭神とし、本多忠勝を祀っています。

天守

龍城神社のすぐ横には岡崎城の復興天守があります。

内部は博物館となっています。

最上階からの岡崎の街の風景です。

いかがだったでしょうか。
岡崎城は周辺にも竹千代通り(家康の幼名)や、家康生誕の地を前面に押し出したまちづくりが特徴となっています。
また、岡崎城で使われていた門や太鼓楼などは、近隣の寺社に移築され現存しているものもあるのだそうです。
時間があればそういった岡崎城に絡む場所を巡ってみるのもよいでしょう。

東海道沿いには今回の岡崎城をはじめ、歴史的に重要な拠点だった城が数多く残されています。
そういった城々を順番に巡っていき、歴史的な経緯を知っていくのも面白いでしょうね。