374【台湾紀行】歴史ある土地台南。そこにある台湾最古の『孔子廟』そして、最古の媽祖廟『大天后宮』

台湾(Taiwan)
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古くは台湾の中心地だった、台湾中西部にある古都台南
現在では台湾の中心地は北の台北に移っていますが、他国に統治されたり、中国や日本による影響が大きかったころには、この台南が台湾統治の中心知でありました。
そのため、台南の地には古くから遺る建造物が数多く残されているのです。

今回紹介している『大天后宮』『孔子廟』は、道教そして儒教の廟であり、どちらも17世紀に建造されたものです。
台南の地には、台南に入っていた他国の影響を受けた建物と共に、このように宗教的な建造物も数多く残されているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • まるで京都を巡るかのような台南の旅。台湾のことを大切に守り伝えるという気持ちと共に訪れてみよう。

台湾の台南に関する記事です。

378【台湾紀行】台湾の城堡の中でも最も古い歴史を持つ『安平古堡』
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249【台湾紀行】台南でも発見!?ガジュマルの絡みつくラ〇ュタの世界『安平樹屋』
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大天后宮と孔子廟

大天后宮(台南大媽祖廟)

大天后宮(ダーティエンホウゴン)は1664年創建の、台南で最古の媽祖(まそ)廟です。
媽祖とは、台湾で振興されている道教の女神のことです。
もとは実在の女性だったとされ、航海の安全を司る女神といわれています。

もともとは、寧靖王という王族の末裔が住んでいたころ建物でしたが、その後媽祖廟に建て直されています。
19世紀前半に火災にあってしまいましたが、現在に残っている建物は1830年い再建されたものとなっています。
中央にある正殿には、媽祖の像が置かれています。

孔子廟

台南の孔子廟(コンヅーミャオ)は、1665年創建の、台湾では最も古い孔子廟です。
そしてこの場所で、儒学の教育機関として人材育成が行われました。
台湾でもこの時代には科挙によって優秀な人材が選抜されていたのだそうです。

孔子廟とは各地にみられる廟なのですが、儒教の開祖である孔子を祀っている廟です。
そして、台湾では最古の歴史を誇るこの孔子廟は、台湾での儒学発祥の地とされています。

台南孔子廟の造りは、中心に本殿が置かれています。
この本殿には孔子の位牌が祀られ、歴代指導者の扁額(看板のような物)が飾られるなど由緒正しい場所となっています。

四方を朱色に塗られた壁で囲まれた、9000㎡もの広大な敷地の廟となっています。
そのため、新興の場や教育機関としての側面だけではなく、現在では地元の人々がめいめいに過ごす、憩いの場所となっています。

アクセス

大天后宮は、台南駅から西に1kmのところにあります。

孔子廟は、台南駅から南西に1kmのところにあります。

大天后宮と孔子廟へ行ってみた

それでは大天后宮と孔子廟へ行ってみましょう。

大天后宮(ダーティエンホウゴン)

大天后宮へやってきました。
建物自体は19世紀中ごろの建物となります。

内部に入ってきました。
中央に見えるのが拝殿です。

これが正殿にある媽祖の像です。
黄金に輝き、なかなか厳しい表情を浮かべています。
海に関する仕事をする人々にとって強い信仰を受けている女神なのです。

なお、この大天后宮は、拝殿から始まり正殿、そしてその先と、参拝の順序が決まっています

媽祖の横にある水仙尊王の像です。

正殿の裏にある後殿です。

更にその後ろにある元辰殿にある、斗姆星君です。

元辰殿から花園を抜け、ぐるっとまわったところにある観音殿の観音佛祖です。

最後の三寶殿です。

孔子廟(コンヅーミャオ)

次は孔子廟にやってきました。
緑の多いとても広い敷地です。

敷地内にある文昌閣です。
孔子廟の敷地内唯一のタワー式の建物です。

ここでは、科挙の最終試験への合格を祈願するところだったのだそうです。

孔子廟にやってきました。
こちらが本殿となり、講師を祀っている建物となります。

内部には数多くの扁額が見られます。
これらは、過去の有力な指導者たちによるものなのだそうです。

台南孔子廟の大成殿には、孔子廟に縁のあるものの展示が行われています。

周囲は朱色の壁によって囲まれています。

いかがだったでしょうか。
台北の使途が多く集まりエネルギッシュな場所もよいですが、台南の古都が醸し出す落ち着いた雰囲気を楽しむのも、台湾旅のもう一つの楽しみ方ではないでしょうか。