375【タイ紀行】世界遺産スコータイの地を代表するシンボル『ワット・シーチュム』

世界の世界遺産(World Heritage)
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タイの世界遺産ではどこに行きたいですか?

このように聞かれると、多くの人はまずはアユタヤを挙げるのではないでしょうか。
実際、タイの首都のバンコクからのアクセスが非常によく、タイに気軽に旅に出かけた人々はここをセットで訪れることが多いのではないかと思います。

しかし、タイにはまだまだ他の世界遺産があります。
アユタヤに比べるとアクセスはどこも少し大変にはなりますが、過去このタイの地を治めてきた有力な国々の遺構を見ることができるとあっては、ぜひ足をのばしてみたいところがあるわけなのです。

今回はそのようなタイの世界遺産の中で、スコータイ遺跡の中にあるワット・シーチュムを紹介したいと思います。
スコータイ遺跡を反映させていたスコータイ王朝は、アユタヤに王朝があった時代よりも古い時代のものとなります。
タイで初めての王朝といわれており、当時絶大な力を誇っていたアンコール王朝から自主独立を勝ち得て、独自の王朝文化が始まったとされる、歴史的にも手も貴重な王朝の遺跡なのです。
なかなかアクセスが難しく、自分の場合もチェンマイから、一日がかりのツアーで訪れたほどであるため、ある程度の旅の期間がなければ中な訪れにくいところではありますが、必見の価値ある遺跡となっています。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • タイ王朝、その始まりの歴史を感じられる、大規模な移籍地域スコータイ。巨大な座仏像など見どころたくさんの世界遺産を見に行こう。

タイ北部に関する過去の記事です。

094【タイ紀行】チェンマイの街中に突如現れる崩落寺院『ワット・チェディルアン』
体の北部にある町チェンマイ。この街の中には数々の寺院や遺跡の跡が残されています。そのなかでも、ひときわ目立つ大きさであるワット・チェディルアンという寺院があります。チェンマイのシンボル的なこの寺院を今回は訪れてみたいと思います。

ワット・シーチュム

スコータイにあるワット・シーチュム (Wat Si Chum)は、タイの北部にある、スコータイにある仏教寺院の遺跡です。
現在、スコータイの一帯はスコータイ歴史公園として整備されており、世界遺産にも登録されている地域となります。
この場所を語る時に真っ先にと言っていいほど話題に上がったり、写真として掲載される、まさしくスコータイの象徴でもあるのが、ここワット・シーチュムです。

その創建は14世紀末であると考えられており、13世紀から15世紀頃までタイの地を統治していたスコータイ王朝の7代目国王であるマハータンマラーチャー2世によって建立されました。

なんといってもこのワット・シーチュムでシンボリックな建造物が、中央の仏道の中に見える座仏像です。
この座仏像は、プラ・アチャナと呼ばれ、高さが15m以上、幅も11m以上もある巨大なものとなっています。
その座仏像を身動きができないような仏堂の壁で囲んでおり、その配置そのものに、動かないもの変わらないものという意味が込められているのだそうです。
正面の壁からはその座仏像の姿を拝むことができます。
中からは出てこられない隙間から、堂々と鎮座した座仏像の姿が見え、とても印象的なものとなっています。
現在の座仏像は、20世紀中旬に修復されました。

そして、この座仏像だけではなく、それを囲う仏堂にも特徴があります。
実は、この壁の中は人が通れるような二重構造になっており、その中にある狭い階段を登っていくと、座仏像の上部にも移動ができるようになっているのだそうです。
さらに壁の内部からは仏教絵画の彫られた石板なども発見されています。

仏堂の周囲にも他の仏像が祀られたりいくつかの礼拝堂の遺構も残されています。

アクセス

バンコクからは北に500km、チェンマイからは南に200kmほどの場所にあります。
 

ワット・シーチュムへ行ってみた

それではワット・シーチュムへ行ってみましょう。

ワット・シーチュムへやってきました。
上の写真の奥にあるのが、中央の仏堂です。

ここはスコータイ観光の中でも中心となるほどの場所であり、周辺には多くのツアー団体で賑わっています。

こちらがワット・シーチュムにある座仏像 プラ・アチャナです。
こちらではその内部構造や、周囲の仏道の内部に関しての説明が書かれていました。

さらに近づいていくと、周囲を堀で囲んでありました。

ここまでやってくると、壁の隙間からプラ・アチャナがのぞいている様子がはっきりと見えてきます。

見えてきましたね。
ところでこの仏堂、元々は屋根もあったそうなのですが、現在は残されていません。
なんらかの原因で崩落してからは修復が行われずこのような形となっているのだそうです。
そのおかげもあってか、内部に入るとプラ・アチャナの様子がとてもわかりやすくなっています。

仏堂の左右にも礼拝堂が見られます。
中には仏像が置かれているようです。

それでは内部に入ってみたいと思います。

約3mほどある壁を通り内部に入ると•••

プラ・アチャナのこの大迫力感。
しかし、とても窮屈そうな内部ですね。
なお、プラ・アチャナの左側に見える窓らしきところは、壁の内部を通っていくと到達することができるのだそうですが、現在はこの壁の内部に入ることは禁止されています

動かざるもの。
しかし、その穏やかな眼光は人々を見守っている、といったところでしょうか。

横に立っている人と比べてみると、その大きさがわかりますね。

とにかく参拝者が多いです。
線香は絶やされることがないのでしょう。

いかがだったでしょうか。
アユタヤの木に取り込まれた仏像や、涅槃像なども大迫力で見応えありですが、スコータイもかなり歴史を感じる素晴らしい遺跡だと思います。
丸一日かけるだけの価値があるスコータイ、そしてワット・シーチュムをぜひ実際に体験してみてはいかがでしょうか。