380【スリランカ紀行】アヌラーダプラエリアだけではなく、世界一の高さを誇る仏塔『ジェータワナ・ラーマヤ』

世界の世界遺産(World Heritage)
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2500年以上もの歴史があるスリランカ最古の都があったアヌラーダプラ
非常に高度な文明を持っていた王朝が栄えたこの地には、高度な建築技術がありました。
そんなアヌラーダプラには巨大な世界的にみても大きな仏塔が多く残されています。
今回紹介しているジェータワナ・ラーマヤもそんな仏塔の一つですが、実際に見に行ってみるとその大きさに圧倒されることでしょう。
そんなジェータワナ・ラーマヤですが、建造当時にはなんと現在の1.5倍以上もの高さがあったのだそうです。
そのため、世界的にみても3番目に高い建造物であった時代もあったほどでした。
現在ではそこまでの高さ人はなっていませんが、今もなおその大きさには圧倒されるはずです。
そして、アヌラーダプラのシンボルとしてもその立派な姿が旧市街からも見えてくるほどなのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • アヌラーダプラを代表する巨大なダーガバ(仏塔)を見に行ってみよう。

スリランカのアヌラーダプラに関する記事です。

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ジェータワナ・ラーマヤ

ジェータワナ・ラーマヤは、アパヤギリ大塔に似た非常に大きなダーガバ(仏塔)です。

ここは、3世紀にマハーセーナ王(273-301)によって建てられました。
現在でも約70mもの高さを誇りますが、元々は122mあったとされています。
そのため、建造された当時は世界で最も高い仏塔であり、世界でも3番目に高い建造物でした。
土台の直径も100m以上あり、約9330万個もの焼レンガが使用されています。
アヌラーダプラにあるアパヤギリ大塔やルワンウェリ・サーヤ大塔と並び、アヌラーダプラを代表する巨大なダーガバとしてこの地のシンボルとなっています。

ここでは、1982年にサンスクリット文字のマハーセーナ経典の金板が発見されています。
この金板に書かれたサンスクリット文字は9世紀ごろのものとされており、非常に貴重なものとされています。

1909年までジェータワナ・ラーマヤは、ジャングルで覆われていましたが、その後ユネスコによる修復を経て現在に至っています。

アクセス

旧市街の中心であるアヌラーダプラ駅から北西に1.5kmほどのところにあります。

ジェータワナ・ラーマヤへ行ってみた

それではジェータワナ・ラーマヤへ行ってみましょう。

ジェータワナ・ラーマヤは、上の写真のように赤茶色の焼レンガによって造られている仏塔です。
建設当時はこの周囲に漆喰が塗られ、ルワンウェリ・サーヤ大塔のような真っ白な様相であったそうです。

さらに近くに来ると、その大きさが際立ちます。

基台の周囲を回ってみると、細部にまで彫刻が施されています。

手すりなど、登るための設備は用意されていませんので、観光客は周囲から見るだけです。

四隅にはこのような彫刻と、仏像も置かれていました。

地面には半円型の石がありました。
ムーンストーンでしょうか?

ジェータワナ・ラーマヤの周囲もかなり広い敷地となっています。

頭頂部に行くための階段らしきものがありますが、ここは上ることはできません。
仏教の祭典の際に、頭頂部から旗や装飾を飾ったりするときに、ここから頭頂部に上って錺を施すのだそうです。

いかがだったでしょうか。
20世紀初頭には、かなり崩れたような雰囲気だったらしいですが、ユネスコの夜修復によって現在のようにその巨大な姿を私たちに見せ続けてくれています。
アヌラーダブラを代表する3大仏塔の一つであるジェータワナ・ラーマヤは、外せないスポットですね。