今回は、自分はまだ踏み入れたことはないのですが、いつか訪れてみたいと考えているある地域のことについて書きたいと思います。
そこは中東地域です。
さて、どういったイメージが湧いたでしょうか。
おそらく、『安全なの?』というのが真っ先に思いついたのではないでしょうか。
その通り、自分もそのイメージがどうしてもつきまといます。
実際、中東地域の中には本当に治安の悪い地域もあります。
しかし、実際に行った人々の話を聞くと、それを上回るほどの魅力的な面も多数あるわけで。
となると、行ってみたいなあという気持ちが非常に高まるわけです。
今回は、自分が一度この地域に行こうとしたけれど、断念せざるをえなかった話とともに、中東の国々を簡単に紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
行ってみたい中東
縁のない中東
ホトホト中東と縁がないのです・・・。
拡大中東にはいるのですが、一度チュニジアに行こうかと思ったことがあったのですが、『アラブの春』が直前に勃発して断念。
知り合いにいいところだと進められていこうかと思ったイエメンですが、内戦で治安が超悪化し、入国不可に。
昨年度はイランに行こうかと思ったこともあったのですが、直前にアメリカのイラン制裁で渡航便がなくなってしまい、行くことができず。
といった具合に、行こうかなと思おうと、物理的に行き方が閉ざされてしまっています。
というか、自分がタイミング悪いのもあるかもしれませんが、それだけ閉ざされてしまうようなタイミングが多いのが現実ということもあるかもしれませんね。
それでも、いつかは行ってみたいのが中東でもあるのですよね。
観光者に対して門戸を開放したサウジアラビアも行きたいですし、
中東の地にありながら治安の良さを保ち続けるオマーンも行きたいですし、カタールやバーレーンにはF1を見に行きたいですね。
イスラエルのエルサレムにある宗教の聖地も見に行きたいです。
もちろん、前回行けなかったチュニジアにはカルタゴ遺跡を見に。
イランやイエメンにはたくさんの世界遺産を見に。
考えるだけでやりたいことがたくさんあります。
では、そんな中東にはどんな国々があるのか、今回は簡単に紹介していきたいと思います。
中東の国々
バーレーン

アラビア界に浮かぶ島国であるバーレーンは、全33の島々によって構成されています。
国としては非常に小さく、アラビア半島の国々の中では最小の国となっていますが、F1のバーレーングランプリが開催されるなど、その名はトップクラスに知れ渡っている国でもあります。
アラビア半島の国々の中でも治安が良く、イスラム教の戒律も緩やかでとても穏やかな雰囲気を持つ国であるため、周辺各国から休暇を楽しむために多くの人々がやってくる国です。
しかし、その歴史は紀元前から確認できているほど古く、数多くの歴史的な遺跡などもあるという、小さいながらにして見どころの多い場所です。
エジプト

誰もがエジプトと聞くと、あの世界的な建造物を思い浮かべるでしょう。
ピラミッド、スフィンクス、王家の谷など、とにかく観光大国なエジプトです。
肥沃なナイル川流域に発展していった同国ですが、説明は不要ですね。
中東の中では比較的訪れやすいイメージがありますが、実際のところ治安面などでは少し気をつけない点は多い国のようです。
イラン

イランはなかなかに入国の難しい国です。
元々はペルシャと呼ばれていたこの国には、22もの世界遺産があります。
イラクやシリアなどと違って入国ができないなどではないので、機会があれば渡航はできるでしょうが、十分に注意が必要なのは言うまでもありません。
イラク

1990年台の湾岸戦争、2000年台のイラク戦争と、とにかくその治安には不安がつきまとう国ですが、2021年現在でもその治安は変わらず不安定な国です。
そのため訪れることはほぼ不可能な状況は変わらずでしょう。
イラクにも世界遺産が点在していますが、厳しい状況は続いています。
イスラエル

20世紀に、ユダヤ人の国としてこの地に建国された国がイスラエルです。
しかし、アラブ人の国が集まる中でユダヤ人の国がここに置かれたことによって、周辺とのいざこざが絶えない地域でもあります。
国としては先進国に入り、巨大な経済規模を持つ国です。
キリスト教をはじめとした主要宗教の聖地を訪れたりする際には訪れることになる国です。
治安面で不安がよぎることもあるかもしれませんが、比較的安全に観光は行うことができます。
ただし、イスラエルの国際空港は世界一チェックが厳しいらしく、パスするまでにかなりの時間を要するらしいため、しっかりと事前調査を行った方が良いでしょう。
ヨルダン

とにかくヨルダンといえば遺跡観光でしょう。
東西南北と様々な人々が行き交う十字路であったヨルダンには、数多くの歴史的遺産が残っています。
また、近年はそれだけではなく、リゾートを楽しむ人々、大自然を楽しむ人々、世界遺産をとにかく楽しみたい人々、歴史ある町でショッピングを楽しみたい人など、様々なニーズに対応できる、観光地としてのポテンシャルが非常に高い国なのです。
クウェート

20世紀末に、イラクに攻め入られ、湾岸戦争がおこる原因となった場所として印象に残っている方が多い国ではないでしょうか。
戦後すでに30年近く過ぎようとしているクウェートですが、その復興はめざましく、当時の名残はほとんど見られないほどになっているようです。
サウジアラビア同様い敬虔なイスラム教国家であり、戒律はかなり厳しいのだそうです。
歴史的な観光地などは多くはありませんが、石油産出国としてその財力をふんだんに注ぎ込んだ都市造りとなっています。
レバノン

レバノンは、場所によっては危険情報が発出されている国です。
また、首都ベイルートなどの大都市であったとしても、パレスチナ難民キャンプなどが点在していることもあったりするなど、事前に入念な下調べが必要です。
国の位置は、中東にあって、その中でも肥沃な国土や、温暖で過ごしやすい気候、中東で唯一砂漠がない国などの、古くから発展する要素の多い地域にあります。
しかし、周辺諸国に緊迫した状況を抱えた国々があることと、宗教間のいざこざから勃発した内戦など、一筋縄ではいかない事情はあります。
しかし、観光面を全面に押し出したことによって、これまでにローマやギリシャなどから影響を受けた歴史的な見どころが注目を集め始めています。
しかし、レバノン国内でも、周辺との国境付近や南部の地域などはまだまだ油断できない場所であることは肝に銘じておかなければなりません。
オマーン

アラビア半島の南端に位置し、海のシルクロードの拠点でもあった国です。
オマーンも豊富な石油資源によって急激に発展しており、周辺には治安が不安定な国々があるものの、そのような中で、抜群の治安の良さと清潔さを誇る国です。
また、世界遺産も4つも擁しており、文化財の保存についてもかなり力を入れています。
そのため、国内各地に歴史的な見どころが点在していることも特徴です。
オマーンですが、もちろん暑い国なのですが、夏は茹だるような暑さが長く続き、40超えも当たり前というような、とにかく砂漠地域の特徴を強く感じられる国です。
パレスチナ

パレスチナは、地中海頭部にあるイスラエルに近接する国家ですが、国際連合に未加盟であるものの、130を越える国々からは国家として承認をされています。
長らくイスラエルとの間でいざこざのある地域であり、それぞれの国々の政治的な思惑によってパレスチナをどのように捉えるか差異があったりします。
カタール

カタールは日本の秋田県と同等の面積しかない、中東の小国です。
首都はドーハであり、サッカー好きな人であればその名前は聞いたことがあるでしょう。
小国であるため国内は、アラビア半島でも有数の大都会になっています。
海に囲まれているため、アラビア界に面するビーチリゾートとしても有名であり、都心部の大型ショッピングセンターで楽しみつつ、ビーチライフも楽しめるという、まさしく砂漠の中のオアシス的大都市です。
ドバイの次に来るのはこのかたーるではないかというほど、急速な発展の見られる国です。
サウジアラビア

サウジアラビアはイスラム教の聖地を有する国であり、ムスリム信者たちにとっては、人生で一度は訪れたい場所です。
そのためイスラム教の戒律は非常に厳しく、服装から生活様式、飲食や男女でできることの区別など、中東の国々の中でもその信仰心は群を抜いている国です。
長く一般の観光者たちには門戸が閉ざされていた国なのですが、2019年9月に日本を含むいくつかの国々に対して観光ビザが解禁となったため、観光目的の渡航が可能となりました。
砂漠に残る歴史的な世界遺産、たくさんの自然やイスラム文化など見どころが多く、今後様々な旅に関する情報が出てくるであろう国です。
シリア

シリアは現在、入国が不可な国です。
政府軍と反政府勢力との戦闘が続き、その状況はどんどん悪化している状況です。
国内の人々も数多くが難民として国外に逃れたり、避難生活を強いられるなど、深刻な状況が続いています。
しかし、その国内には6件もの世界文化遺産が登録されています。
ですが、国内情勢もあることからこれらを訪れることができる日がくるのかどうかは非常に不透明です。
トルコ

トルコはなんといっても世界遺産でしょう。
首都であるイスタンブール自体が歴史地区として世界遺産登録されていることから始まり、全部で18件もの世界遺産登録がある歴史的な国です。
古くからアジアとヨーロッパの橋渡し的位置にあり、東西文明が行き交う場所。
そして、トルコの前身であるオスマントルコ時代には広大な領土を持っていた国であったことからなど、とにかく長い歴史と伝統を感じることができることが特徴です。
アラブ首長国連邦(UAE)


アブダビ首長国
ドバイ首長国
シャルジャ首長国
フジャイラ首長国
ウンム・アル・カイワイン首長国
ラアス・アル・ハイマ首長国
アジュマーン首長国
この7つの首長国による連邦国家がUAE(アラブ首長国連邦)です。
ドバイに代表されるように、豪華絢爛な建物、世界一を誇るタワーや、ショッピングのために訪れる膨大な人々、ビーチリゾートに人口の島などなど、贅を尽くしたリゾートライフを楽しめる国です。
そのため、世界中からセレブや様々な業界のスターたちが別荘を持っていたりします。
砂漠の中に煌びやかに輝くオアシスのような国ですが、こういった一面はドバイなどにみられる光景ですが、それ以外にも古き良き町並みを残したり、都会の喧騒を忘れてのんびりできたりなど、首長国ごとにそれぞれ個性的な首長国が集まっています。
イエメン

アラビア半島の最南端にある国イエメンですが、こちらも現在は入国はできません。
2015年から始まった国内の内戦の影響が原因となっています。
首都のサナアが世界遺産登録されているなど見どころの多い国ですが、また元の穏やかだったイエメンに戻ることが待ち望まれます。
拡大中東
中東、と一区切りでいいますが、次のような国々が含まれることもあります。
・アフガニスタン
・アルジェリア
・キプロス
・北キプロス
・スーダン
・チュニジア
・西サハラ
・ジブチ
・ソマリア
・パキスタン
・モロッコ
・モーリタニア
・リビア
いかがだったでしょうか。
実際自分もまだ行ったことがないので、情報としては薄い内容ではあったのですが、ここにあげた国々の名前を見るだけでも、いつの日か中東へ赴くことができる期待感が高まってきたように思います。