あー暑い。
あーのどが渇いた。
じゃあ蛇口をひねって・・・ぷはぁーっ
というのが日本の夏の光景でしょうか。
『なにをあたりまえのことを・・・』
と思うかもしれませんが、これが当たり前ではないのです。世界では。
日本にいると水の大切さ、そこまで感じなくなってしまいますよね。
今でこそコンビニやスーパーで大量に売られているミネラルウォーターでさえ、販売当初は
『なぜ水にお金を払うのか!!?』
という声も聴かれたほどだったのだそうです。
水と空気はタダがあたりまえ。
実は世界規模で見るとそんなことはないのです。
昨今、日本の公共の水道事業に民間の外資企業が参入しようかという怪しい動きがあります。
そんなことになったら、このあたりまえすら手に入らなくなる事態も考えられます。
世界の水事情について知るとともに、今一度、この水について考えてみませんか?

というわけで、今回のわきみちは、

え!?水道の水って飲めるんじゃないの??

残念ながら、世界的に見て水道から出てくる水を飲める国はごくわずかです。
私たちの日本では当たり前のように飲むことができる水ですが、世界ではそうではないのです。
なぜ飲めないのか?
色々と理由はあるようなのですが、まずはそもそもの水の処理です。
とにかく塩素消毒がキツすぎでダメな場合が多いようです。
しかし、それ以上に問題なのは、水を配送するための水道管のメンテナンスの面も大きいようです。
また、各家庭や集合住宅などでの貯水槽が衛生面的に良くないため、という理由もあるようです。
とにかく、人々が安心して飲める水をくまなく提供するというのは、それだけハードルの高いことなのです。
水道の水を飲める国・地域

では、水道の水を飲める国や地域はどこがあるのでしょうか?
アジア
・日本
・プノンペン(カンボジア)
中東
・アラブ首長国連邦
オセアニア
・オーストラリア
・ニュージーランド
南北アメリカ
・カナダ
アフリカ
・南アフリカ共和国
・レソト
・モザンピーク
ヨーロッパ
・ドイツ
・オーストリア
・スウェーデン
・フィンランド
・アイルランド
・クロアチア
・アイスランド
・スロベニア
以上、です。
これだけなんです。
特にアジアはほとんどないですね。
カンボジア プノンペンの水道は、プノンペンの奇跡とも呼ばれているのですが、日本の北九州市の支援によって2004年から飲用可能となっているのだそうです。
それ以外の国となると、飲める水は購入するのが当たり前なのです。
私たちからすると考えられないですよね。
海外の水利用で気をつけること

ミネラルウォーター以外の生水は飲まない

日本以外のほとんどの国では、水道水は飲むことはできません。
口にするものは必ずボトルに入ったミネラルウォーターを飲みましょう。
また、ミネラルウォーターもミネラル分の多い硬水と、少ない軟水があります。
日本で飲み慣れた水はほとんどが軟水であるため、いきなり硬水ばかり飲むとお腹を壊す場合があります。
生野菜を食べない

これはなぜなの?となるかもしれません。
野菜そのものは問題ない場合がほとんどです。
しかし、その野菜を洗った水はどうでしょうか?
それが水道水だった場合、水を飲んでいるのと同じ状態になります。
自分は生野菜は避けるようにしています。
この習慣だけでも、お腹を壊す可能性は限りなく0になりますよ。
屋台・路上販売を利用する場合はしっかり水事情を見る

海外に行くと魅力的な屋台や路上販売などついつい手を伸ばしたくなってしまいますね。
そういった利用をするなとは言いませんが、利用する前に必ず水回り事情を確認してください。
水道があるところで営業していれば大丈夫ですが、つけ置きの水や、そもそも洗っていないなどが見られるところで、何か口に入れるものを購入するのは控えましょう。
フルーツの路上販売で丸まま購入は大丈夫ですが、カットフルーツを売っているところは同様の注意が必要です。
洗顔・うがい・歯磨きの水はミネラルウォーター

また、飲料だけではなく、うがいや歯磨きなど、口に入るであろう水に関しては全てをミネラルウォーターにするぐらいのことはやっておいてもやりすぎではないと思います。
これは結構見落としがちなのですが、十分注意が必要です。
油断しがちなところではありますが、ホテルのサービスでミネラルウォーターが提供されているのは、洗顔・うがい・歯磨き用でもあるわけです。
氷には気を付ける

店舗型のレストランなどでは大丈夫なことが多いのですが、基本的に氷には気を付けたほうがよいでしょう。
前述したようにその氷のもとになっている水が、どこから来たものかが分からないからです。
屋台などでは、店側も注意しているでしょうが、客側の私たちが十分に気を付けなければいけないことでしょう。

いかがだったでしょうか。
水事情ひとつ取ってみても、かなり違いがあることがわかったでしょうか。
また、今回は触れませんでしたが、国や地域にとっては水資源そのものを入手することが難しい場所もあります。
そういったことも理解し、それぞれの地域事情に考慮しながら、水は資源をいう意識を持って大切に扱うということが大切なのでしょう。