452【語学学習】インドネシア語ができるようになると3億人とコミュニケーションができる!!?その秘密はマレー語

語学(Language/Bahasa)
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日本ではまだまだマイナーな言語であるインドネシア語ですが、自分はこれほど将来に向けて可能性のある言語は他にはないのではないかと思います。

世界の中心は20世紀までは、アメリカ・ヨーロッパの時代でした。
しかし世紀末から21世紀にかけてアジアの時代がやってきています。
その中で中心になるであろう国が、経済でリードする国シンガポール、多民族が活躍できる国マレーシア、そして最大の人口を誇るインドネシアではないかと思います。
そんな東南アジアの国々では様々な言語が話されているわけなのですが、どこにいってもまずは英語であることは間違いないでしょう。
しかし、英語が万能かというと、そういうわけでもありません。

東南アジアのある言語をマスターすると、約3億人とのコミュニケーションが可能になるのを御存じでしょうか。
その言語とは、インドネシア語です。

なぜインドネシア語?と思われるかもしれませんが、実はインドネシア語とマレー語には非常に共通点が多いのです。
そのため、インドネシア語ができるようになると、

インドネシアの2億5千万人
マレーシアの3千万人
ブルネイの40万人
シンガポールの500万人

の人々とはコミュニケーションができるようになるのです。
この経済圏、巨大だと思いませんか?

今回はそんなインドネシア語がなぜマレー語と共通の部分が多いのか、そのあたりの言語の歴史について書いていきたいと思います。

【今回のわきみち】
  • 東南アジアの万能言語、インドネシア語。今は目立たなくても、今後必ず輝く時がやってきそう。

過去のインドネシア語学習についての記事は以下をご覧ください。

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インドネシア語とマレー語

インドネシア語ができるとなぜマレー語圏でも使うことができるのか。
それは、インドネシア語の興りがわかると理解できます。

インドネシア語の歴史

インドネシア語は誕生してからまだ100年ほどの新しい言語です。
しかし、突然現れた言語ではありません。もとにあった言語があるのです。
それこそがある一地方で使われていたマレー語のひとつだったのです。

長年オランダによる支配が続いていたインドネシアは、独立に向けた機運がだんだんと高まってきます。
しかし現在のインドネシアという国は、多くの異なった民族が集まって造られた国です。
そのため、言語も異なるものがそれぞれの地域で使われていたのです。
中心にあるジャワ島だけでも、ジャワ語、スンダ語、マドゥラ語などです。
しかし、インドネシアは一つの独立国家となるために、どの民族が支配する立場にならず、他民族が共存共栄するということで、多民族が協力し合って一つの国となることが目ざされました
そのため言語でも、インドネシアという一つの国の言葉として、インドネシア語を統一言語として使用することを決めたのでした。

インドネシア語のルーツ

その際に、どの言語圏の民族でも容易に習得することができる言語として白羽の矢が建てられたのがマレー語です。
マレー語は、世界的にみても最もカンタンな言語と言われています。
それは、たくさんの部族がありそれぞれの部族ごとに異なる言葉を使っていたマレーシアでしたが、それぞれの部族が部族間で交易をするために考えられた言葉がマレー語なのです。
そのため、時制の変化がなかったり、特殊な発音をするようなものも極力ないように設計されています。

このマレー語を基にして、インドネシア語を作り、インドネシア共通の言葉としての地位を確立していったのでした。
但し厳密に言うと、マレー語と共通の部分が多いインドネシア語ですが、インドネシア語にはもともとのジャワ語からきた言葉や、オランダ語や英語から派生してきた言葉などがあるため、完全にマレー語と一致しているというわけではありません。
しかし、インドネシア語ができると、マレー語の多くの部分はカバーできていることも確かなのです。

現在のインドネシア国内でのインドネシア語事情

現在のインドネシアでは、インドネシア語は国の統一言語として、それぞれの地域の母語の次に第二言語として覚えることになっています。
そのため、インドネシアの人々は、自分たちの母語とインドネシア語とを日常生活の中の公私で使い分けている人がほとんどであったりします。

しかし、世代が新しくなっていくごとに、インドネシア語そのものを母語としている人が増えてきていることも確かなのです。
いずれは、それぞれの母語というものが薄れていって、インドネシア語だけが唯一の国語という時代が訪れるかもしれません。

いかがだったでしょうか。
インドネシア語とマレー語の共通点について今回は書いてきましたが、実は日本語とも共通点があったりするのです。
沖縄の言葉でチャンプルー=混ぜる、という言葉があるのですが、インドネシア語でまさしくこれと同じ意味で同じ言葉があるのです。
そういった事実を知ると、過去のどこかでそのルーツを探っていくと、言葉もどこかでつながりがあるのだろうなという発見があったりします。
3億人とコミュニケーションができるツールであるインドネシア語。
興味がわいてきませんか?