454【ウズベキスタン紀行】4本の尖塔が4人の美しい娘を意味して造られたとされるメドレセ『チョルミナル』

世界の世界遺産(World Heritage)
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今回は初めてウズベキスタンのブハラにある遺跡を紹介していきたいと思います。
ブハラは、その旧市街がユネスコの世界文化遺産にも登録されている、ウズベキスタンを代表する古代からの栄えていたオアシス都市です。
9世紀ごろの全盛期を迎えたブハラには、オアシス都市とオアシス都市とを結ぶ交易の十字路としても栄えた町であり、町並みからライフラインまで整然と整備された都市であり、商業や教育なども栄えていました。

しかし、13世紀に入り、モンゴル帝国率いるチンギス・ハーンの襲来によって壊滅させられてしまいます。
その後は16世紀になり、シャイバニ朝の時代になってブハラはよみがえり、イスラム教の都市として宗教的に充実した都市として数々の建造物が建てられます。
現在ブハラに残る多くのモスクや神学校であったメドレセなどはこの頃建造されたものです。

今回紹介しているチョルミナルもこの頃以降に建造されたものであり、かつてはメドレセの門番小屋として使われていたものらしく、メインだったメドレセが無くなってしまった今でもなお、チョル・ミナルだけは美しくブハラの町に残されているのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • ブハラのシンボル的なこじんまりとした美しい建物チョルミナル。少しメイン通りからは外れているが、4本のミナレットを目ざして訪れて見よう。

ウズベキスタンの世界遺産に関する記事です。

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チョルミナル

今回紹介しているチョルミナルは、ブハラの旧市街の一番東の端、他の建造物などからは一つだけポツンと離れた場所にある建造物です。
実際に訪れて見ると、そこまで大きくはないこの建物は、イスラム教の神学校であるメドレセの門番小屋として、1807年にトルクメニスタン人の富豪によって建てられました。
周辺には現在はメドレセらしき建物は残っておらず、チョルミナルのみが残っています。

チョルミナルという名前が、4本のミナレットという意味があるように、遠目からも見える4本の美しいミナレットが特徴的です。
その上部のドームはウズベキスタンの建物によくみられる青タイルで装飾されています。
この4本のミナレットは、4人の美しい娘を意味しているともいわれています。

今回の写真は2011年の物ですが、その昔ミナレットの頂部にコウノトリの大きな巣があったらしく、それを再現したレプリカが現在はミナレットに置かれるようになったのだそうです。

アクセス

ブハラ旧市街の東の端にあります。
周囲にはチョル・ミナル以外の歴史的な建造物が残っていない地域です。
ブハラのきゅし外の中心である池のラビハウズからは東に500mほどのところにあります。

チョルミナルへ行ってみた

それでは、チョルミナルへ行ってみましょう。

ブハラを訪れたときは、チョルミナルから訪問してみました。
ここだけ唯一他の場所から離れているため、最初に訪れるか、最初に訪れるかのどちらかだと思います。

チョルミナルに上っている人と比べると、非常にこじんまりとした建物であることが分かるでしょう。

チョルミナルの前には池があります。
ベンチもあったり、憩いの場のような雰囲気でした。
なお、ブハラ遺跡地区の端にあるため、自分以外他に誰も観光者はいませんでした。

正面からです。
入り口から入ると、中では物売りの人が店を広げていました。

中に入ります。
そして、早速上っていきたいと思います。
狭く、レンガが積まれている様子が良くわかりますね。

内部の小窓より。
チョルミナル周辺は一般の民家ばかりです。

レンガだけかと思いきや、木材も用いて建てられているようです。
少し意外でした。

ウズベキスタンの建物ではよく見られますが、残念ながら落書きのようなものがよく見られます。

ここはミナレットの裏側です。

装飾された石板です。
元々はどこにあったものなのでしょうか。

先ほど外側からも見ることができた2階テラス部分です。
最上部まで上がりましょう。

テラス部分から下を見下ろします。
先ほどの池が見えますね。
高さはそれほどありません。

一番上まで上がってきました。

チョルミナルの周辺はかなりきれいに整備されています。

ミナレット直下からの撮影です。
ミナレットの美しい装飾の様子がよくわかります。

いかがだったでしょうか。
ブハラの観光ガイドなどではこのチョルミナルが表紙写真などで使われていることがよくあります。
保存状態もかなり良く、ゆっくり見ることのできる場所でもあるため、ブハラ観光では外せない場所でしょう。