456【カンボジア紀行】お土産らしいお土産がなかったカンボジアで、日本人が始めた『アンコールクッキー』

カンボジア(Cambodia)
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旅に出るとお土産が欲しいなあ・・・と、色々なお店を見て回るのも旅の楽しみの一つです。
し菓子、海外に出てみてわかることなのですが、日本ほど痒い所に手が届くほど充実したお土産事情は海外では見られません。
それもそのはず、日本のように旅先でお土産を買って、帰ったらそれを配って・・・といった文化そのものがないところがほとんどだったりします。
そのため、お土産が単調なものになったり、みんなでつまんだりするのに適していなかったり、小分け包装になっていなかったり・・・ということがほとんどだったりします。

じゃあ、そんな自分たちが欲しいお土産を満たすものはないのか・・・。
と、あきらめるのではなく、ないなら自分たちでお土産を作ろうじゃないかと動いた人たちがいるのです。

今回の舞台はカンボジア
このカンボジアも約20年ほど前、例に漏れずお土産らしいお土産を見つけることは難しかったのです。
そんなカンボジアに乗り込み、現地の材料を使い、現地の人々と共に、カンボジアならではのお土産を作ろうとした会社があったのです。
その会社が、現在では多くの日本人などに愛されているアンコールクッキーなのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • ないなら自分たちで何とかしよう。逆転の発想と、チャレンジ精神が、カンボジアの代表的なお土産を作り出したのです。

アンコールクッキー

アンコールクッキーは、日本人創業者マダムサチコによって2004年にはじめられた、カンボジアのお土産を製造販売する企業です。
現在であればだんだんとお土産の種類も増えてきたカンボジアですが、当時と言えば観光に行ったとしてもお土産らしいお土産がなかったのだそうです。
そこで、日本人の創業者がカンボジアでも手に入るお土産をということで始めました。

アンコール・ワット型のクッキーが主力商品であり、カンボジア地産の材料にこだわったクッキーとなっています。
カンボジア産のカシューナッツをたっぷりと練りこんだアンコールクッキーが定番であり、カンボジア土産として高い認知度を誇るようになってきました。

年々、カンボジア全域から探してきたという地産の作物を利用した新製品が続々と発売されるようになってきています。

持続可能な支援の形

アンコールクッキーは、カンボジア定番のお土産を作るということだけを目的としていません。
2004年の創業でありながら、その時からすでに持続可能な経営を考えていたのです。

カンボジアクッキーのスタッフはカンボジア人です。
何かを与えるという援助ではなく、カンボジアの人たちが自立していくための雇用を創生するということをその理念として挙げています。

また、地産の素材を使ういうことは、カンボジア国内だけで調達ができ、カンボジアの生産者たちにも生産拡大の機会を与えます。
また、より体に優しい自然派の商品を作ることもできるということです。

こだわりのカンボジア産の原材料

カンボジアには、様々な素晴らしい農産物などがあります。
アンコールクッキーは、こういったカンボジア各地にある隠れた名産品をくまなく探し、一つ一つにフォーカスして、アンコールクッキーに使われています。

カシューナッツ

カンボジアの中南部にあるコンポンチャム州を主な名産とするカシューナッツは、日本に輸入されているものはインド産のものが多かったりしますが、カンボジアでも多く生産されているのです。

パームシュガー

パームシュガーとは、シェムリアップや、カンボジア南部でもよく栽培されている、ヤシ砂糖です。
ミネラル成分が豊富であったり、白糖に比べると血糖値の上昇が緩やかであるなど、味はもちろんその成分もメリットがたくさんある砂糖なのです。

コショウ

実は非常に高品質なコショウがカンボジアでは栽培されているのです。
カンボジアのコショウ栽培は、ポルポト政権時代にそのノウハウのかなりが失われてしまったらしいのですが、近年少しずつその栽培が広がっていき、カンボジアの名産の一つとなっています。

ハチミツ

カンボジアのハチミツは、カンボジアの東で主に採集された野生のハチが集めたハチミツです。
いくつもの種類の蜜が合わさったハチミツは、それぞれの花が主張する野性的な味であり、ハチミツの持つ体に良い成分も盛りだくさんなのです。

バナナ

東南アジアと言えばバナナ
デザートしてだけではなく、バナナを用いた料理も韓母児では多く見られます。
また、アンコールクッキーではバナナを乾燥させたバナナチップスも主力な商品です。

レモングラス

レモングラスは、ハーブだけどレモンのような香りを放つカンボジア料理にはなくてはならない香辛料です。
シェムリアップなどでよく栽培されているようです。

このような、カンボジアならではの原材料を用いて、魅力的なアンコールクッキーの商品となっているのです。

アクセス

アンコール・ワットからチャールズ・デ・ゴール通りを南に3kmのところにあります。

アンコールクッキーショップへ行ってみた

それではアンコールクッキーショップへ行ってみました。

アンコールクッキーショップは、シェムリアップの市街地からアンコール・ワットへ向かう道の途中にあります。
観光後に訪れるのがいいかもですね。

こちらがアンコールクッキーショップです。
カフェも併設されており、次々と観光客やツアーバスが訪れています。

そしてこちらがアンコールクッキーの主力商品です。
フレーバーは三つありますが、まずはオリジナル味であるカシューナッツがよいでしょう。
お土産にはピッタリにな感じですね。
その他の味には、バナナ・シナモンやパイナップルもあります。

こちらは小さめのサイズですね。
10枚入り、20枚入り、30枚入りとあり、いずれも賞味期限は6か月もあるので用途に応じて選ぶことができますね。

クッキー以外にも、バナナチップスやロシェなどもラインナップされています。

いかがだったでしょうか。
お土産文化は日本では根強い文化だったりしますよね。
こういった文化を日本以外にも広げていくということで、旅の楽しみの一つを他の国にも広めていくというのは、ただ単にお土産空白地帯の解消だけではなく、旅を楽しむ文化を広げるということでも、面白いチャレンジであるのかもしれませんね。