472【ミャンマー紀行】バガンの仏塔の上から、夜が明けるサンライズをゆっくりと見てみませんか

世界の世界遺産(World Heritage)
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数多くの寺院やパゴダ(仏塔)の立ち並ぶ、ミャンマーの世界文化遺産バガン
見渡す限り数えきれないほどの史跡のあるバガンでは、幻想的なサンライズ・サンセットツアーが大人気です。
自分がミャンマーを訪れた2015年には、バガンはまだ世界遺産ではなく、寺院やパゴダなどへの立ち入りはほぼ制限がありませんでした。
そのため、今回紹介しているパゴダ上からのサンセットの様子を撮影したりなどがかなり自由に行うことができていました。

しかし、自分が訪れれたちょうど1年後である2016年8月、バガンを含む地域をミャンマー中部を震源とするM6.8の大地震が襲います
この地震によって200基近いパゴダが損壊してしまいます。
また、2019年の世界遺産登録によって、バガンでは自由に寺院やパゴダへ入ったり登ったりすることができなくなりました。
そのため、現在はバガンタワーや気球からぐらいしか高所からバガンを眺める場所が無くなってしまったため、今回紹介している写真は非常に貴重なものとなるでしょう。

国内の軍事政権によるクーデターもあり訪れることが非常に難しくなってしまったバガン。
そんなバガンのサンライズを今回は紹介してみたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 今では見ることができないサンライズの風景。今現在どのようになっているのか。また訪れて見たくなるバガンのサンライズを見に行ってみよう。

ミャンマーのバガンに関する記事です。

447【ミャンマー紀行】バガンのエーヤワディ川の曲がり角にある有名な塔『ブーパヤー・パゴダ』
バガンの北東から南西にを流れるエーヤワディー川。この川を南に下ってくると、川岸に黄金の仏塔が見えてくることでしょう。まるで海にある灯台のような役割をもしているかのようなこの仏塔ですが、こちらはバガン遺跡の一つであるブーパヤー・パゴダといいます。
431【ミャンマー紀行】オールドバガン城壁内にて、他を見下ろすようにそびえ立つ巨大寺院『タビニュ寺院』
バガンには数多くの寺院や仏塔が残されています。余りにも数が多すぎて、どこからまわればいいのか、となってしまいますが、そうならないためにある程度の情報はあったほうがいいですよね。今回紹介しているタビニュ寺院は、そんな数多くあるバガンの建造物の中でも、多くの観光者たちが必ずといっていいほど訪れる有名な寺院です。
417【ミャンマー紀行】大地震で崩壊する前の荘厳な姿が偲ばれる。現在修復が進められているバガンを代表する寺院『スラマニ寺院』
バガン滞在中は本当にたくさんの寺院や仏塔を見てまわりました。その中でも本当に多くの人々が必ずと言っていいほど訪れる寺院があります。それが今回紹介しているスラマニ寺院なのですが、こちらはその規模といい、寺院自体のデザインといい、かなりの見応えのある寺院なのです。
365【ミャンマー紀行】オールドバガンエリアへはここから。数多くへの遺跡エリアへの入り口『タラバー門』
タラバー門は、バガン一帯の中でもその創建が最も古い遺跡であり、ただの門と侮ることなかれ、長い歴史の雰囲気を存分に醸し出しています。この門を通り抜けることで、『バガンにやってきた!』という気分が盛り上がること間違いなしです。
323【ミャンマー紀行】ここはインドか?バガンの中で異彩を放つ『マハーボディー・パヤー』
バガンではミャンマーらしい黄金の仏塔が立ち並ぶ中で、どこか別の国で見たことがあるスタイルの仏塔が目に入ってきます。それが、オールドバガンの城壁内に存在する仏塔マハーボディー・パヤーです。ここの仏塔の形は、何か他の物とは異なる印象を強烈に与えてきます。
274【ミャンマー紀行】バガンで最も美しいとされる4体の釈迦仏が納められた仏教寺院『アーナンダ寺院』
これまでもいくつかバガンにある寺院やストゥーパを紹介してきましたが、今回紹介するアーナンダ寺院は、バガンの数多くある建造物の中でも真っ先に名前があがるような寺院の一つです。その外観はとても均整の取れた寺院であり、バガンの中でも最も美しいとさえ言われている建造物です。
268【ミャンマー紀行】バガンを代表する黄金に輝く巨大なパゴダ『シュエズィーゴン・パゴダ』
シュエズィーゴン・パゴダ(仏塔)は寺院のようにその内部を自由に見ることはできないのですが、中心にある仏塔を含めた境内がかなり広く、バガンに向かう人々の目には、まず最初にこのシュエズィーゴン・パゴダの黄金に輝く仏塔がうつるのです。
208【ミャンマー紀行】バガンでは珍しい涅槃像だが、その安置場所は世界一珍しい『マヌーハ寺院』
バガンにはたくさんの寺院や仏塔があるので、たくさん見て回るとどれも同じように見えてくるのですが、今回紹介するマヌーハ寺院は、後で思い返してみても印象に残る寺院の一つです。ここには巨大な仏座像や涅槃像が部屋の空間いっぱいに置かれているのです。
139【ミャンマー紀行】バガンにある不気味な言い伝えの残る寺院『ダマヤンジー寺院』
バガンといえば無数のストゥーパ(パゴダ)と寺院が有名ですが、有名どころだけでもかなりたくさんあるので、見ごたえのある場所がたくさんです。そんなバガンの中で、その雰囲気で有名な『ダマヤンジー寺院』について書きたいと思います。

バガンの夜明け~ブレディ パゴダ(Bulethi Pagoda)より~ 

今回はバガンのパゴダ(仏塔)上から見たサンライズの様子を紹介していきます。
2015年段階では、このサンライズはバガンを訪れる人々にとっては欠かせないイベントの一つでした。

早朝からいろいろなパゴダ上で陣取り、暗闇の中からぽつりぽつりと姿を現す大平原のパゴダたち。
かなり幻想的な時間がそこにはあったのでした。
自分がサンライズを体験したのは、地元民がおすすめしたブレディ・パゴダという小さめのパゴダからのサンライズでした。

ブレディ・パゴダ(Bulethi Pagoda)

今回サンライズを鑑賞した場所はこのブレディ・パゴダです。
ニャウンウー村からオールドバガンに向かうほぼ大通り沿いにあるパゴダですが、ガイドブックなどには載っていない、地元の人だけが知るパゴダです。
自分も、馬車の運転手がベストなポイントがあるぞということで連れて行ってくれました。
そのため、上の写真の通り訪れる人はかなり少ない穴場中の穴場です。

しかし、現在の様子はというと・・・閉鎖されています。
Google MAPのストリートビューで見てみるとわかるのですが、どうも2016年の大地震によって被害を受けた様子であり(2015年時点でも、倒壊防止のためにかなり補強はされていたのですが。)、尖塔部分が崩落して無くなっています。
また、パゴダの周囲が鉄柵で囲われており、誰も入れなくなっています。
大地震によって200基近いパゴダが倒壊したため、順次修復が進められている様子ですが、こちらのパゴダが修繕されるのはおそらくかなり優先順位的に低いのではないかと思います。
残念ながら、このブレディ・パゴダからサンライズを見ることは今後できない可能性が高いでしょう。

バガンの夜明けを見に行ってみた

それでは、ブレディ・パゴダのサンライズへ行ってみましょう。
早朝5:00頃にホテルを出発し、30分ほどかけてブレディ・パゴダに陣取ります。

5:30

5:30頃のバガンです。
有名な寺院などはこのようにライトアップされています。
しかし、ローカルなパゴダは全くライトアップされていないので、ブレディ・パゴダも真っ暗でした。
その状態で、携帯のライトだけを頼りに手すりもない階段を上りパゴダ上に陣取ります。
今思い返すと、なかなか足元の危ないところでした。

では、分単位で徐々に変化していくバガンのサンライズをお楽しみください。

5:33

だんだんとあたりが明るくなってきました。
一部光が見えるのが有名なパゴダでしょう。

5:35

5:38

おそらくティーローミィンロー寺院だと思います。

5:39

明るくなってきて、周囲の状況が分かるようになってきました。
ブレディ・パゴダは、その対面に同規模の大きさのパゴダがもう一つ建っています。

5:40

5:41

5:45

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5:48

5:49

自分が乗ってきた馬車が下で待機してくれています。
こちらのパゴダが対面にあったパゴダです。
なお、こちらのパゴダは、大地震でも崩落は免れたようでした。

5:51

6:00

すっかり明るくなりました。

6:07

6:08

一面に広がっている平原に、無数のパゴダがあります。
世界でもここだけしか見ることができない光景ですね。
遠くに見えるのは ティーローミィンロー寺院ですね。
こちらも尖塔が崩落したので現在は修復中です。

6:11

6:19

6:20

対面にあるパゴダに移動してみました。

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ブッディ・パゴダには、ちらほらと人が集まってきています。
サンライズの時より人は増えていました。

6:24

約1時間ほどのサンライズでした。
あたりはすっかり明るくなっています。
帰りはまた馬車に揺られてのんびりとホテルに戻り、朝食タイムです。

いかがだったでしょうか。
これまでも色々な国、色々な場所でサンライズは見てきましたが、ここほど印象に残ったサンライズの場所はなかったのではないだろうかと思います。
まさか、このときは、この光景が二度と拝めなくなるなどとは思ってもいませんでしたが・・・。
訪問が非常に難しくなったミャンマーのバガンですが、以前のように訪れやすい日がやってくることを願っています。