世の中には数多ある資格ですが、就職や転職の際に目を惹く資格があれば話が弾むこと間違いなしです。
実は調べてみると、世界にはいろいろな資格があったりします。
もちろんその国独自でやられているものがほとんどなので、日本国内では通用しないものかもしれませんが、やってみてそんはないでしょうね。
ヨーロッパではバリスタやチーズ熟成士。
北欧では政府公認ヨーロッパ。
雪と氷の世界では犬ぞり使い。
そして、今回紹介しているゾウ使いなどですね。
どうでしょう。
面接でやってきた受験者の履歴書の欄に『ゾウ使い初級』と書いてあったとしたら。
聞きたくて仕方ありませんよね。
実はこのゾウ使い免許ですが、1日あればとってしまうことができます。
簡単ですよね。
では、どこで取れるのか。
それは、当アジアのタイ北部からラオスで取ることができるのです。
今回はそんなゾウ使い資格取得プログラムを提供している、タイのチェンマイ北部にあるラオスとの国境近くにあるメーサエレファントキャンプでのゾウ使い取得までの様子を紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
チェンマイに関する記事です。

メーサエレファントキャンプ
タイの北部、チェンマイの北にある山間部にはいくつかのエレファントキャンプがあります。
たくさんのゾウを飼育しており、たくさんのゾウ使いが日夜仕事に励んでいるわけです。
その中でも非常に有名なエレファントキャンプが今回紹介するメーサエレファントキャンプではないでしょうか。
ここでは、ゾウを見たりゾウと戯れたりと、観光者がとても楽しめるスポットなのですが、要予約プログラムとして、ゾウ使いの資格取得プログラムがあるのです。
こちらで用意されているプログラムは現在こちらのようでした。
(※実際に行くときにはホームページで敢行されているプログラムをよく確認してからメールにて予約をしてください。)
終日コースは1人3,500バーツ(子どもは2,500バーツ)
半日コースは1人2,000バーツ(子どもは1,000バーツ)※半日コースはライセンス取得ができなかったように思います
おそらくこのプログラムに参加される方々は、チェンマイに宿をとっている場合がほとんどだと思います。
チェンマイまではメーサエレファントキャンプから送迎のバスがホテルまでやってきてくれるので、行き帰りは安心ですね。
8:00頃にホテルでピックアップされ、40分~1時間ほどでエレファントキャンプに到着します。
到着後は、ゾウ使いの服と帽子が用意されており、更衣室で着替えます。
着替えた後は、その日一日自分と共に活動するゾウと、ゾウ使いとの対面があります。
その際に、ゾウと活動する際の注意点や、ゾウの乗り方、ゾウに関する歴史やゾウの体の知識などを学びます。
また、命令で使う簡単なゾウ語もこの時に教えてもらいます。
そこから1時間ほどかけて、実際に乗ってみることと、山道をゆったりと移動していきます。
ゾウ乗り体験では背中に装具が設置され、椅子に座ってゾウに乗ることになりますが、資格取得プログラムでは背中に乗るための装具などはなく、直に乗るため、最初はふらふらとして危ないですが、数分も乗ればすぐになれてしまいます。
その後は、ゾウ乗り体験、小川でのゾウの水浴び、ゾウの餌づくりと餌やりと、盛りだくさんのプログラムです。
終日コースの場合は、途中で昼食も提供されます、
半日コースの場合は、これらのプログラムが短縮されて提供されます。
しかし、せっかくなので、終日コースを選択して6時間近くゾウと触れ合うのもよい経験になると思います。
特に子どもさんには忘れられない体験になることでしょう。
アクセス
チェンマイの中心地から40km北西にありますが、プログラムに予約をしているとチェンマイの街中までピックアップバスで迎えに来てもらえます。
メーサエレファントキャンプへ行ってみた
それではメーサエレファントキャンプへ行ってみましょう。
今回は、エレファントキャンプの終日コースを受けてきましたのでその流れで紹介していきたいと思います。
THE CHANG FULL-DAY PROGRAM
園に到着すると、ゾウ使いの衣装と植物で編まれた帽子が用意されています。
これらは最後に一式もらうことができます。
それぞれのグループごとに用意された更衣室で着替えた後はいよいよゾウとの対面です。
ゾウとの出会い

ここでその日自分がともに活動するゾウとゾウ使いさんと対面します。

ここで、ゾウと活動する際の行動の仕方についての安全講習を受けます。
ゾウに対する簡単な命令の言葉などもここで学びます。
また、施設内の教育棟を訪れ、ゾウの体に関して学びます。
ゾウと山道を散歩

ゾウと一緒に山道を通って移動します。
ゾウ乗り体験でよくあるような装具はついていませんので、体一つでゾウに乗らなければなりません。
小さな子どもの場合は、ゾウ使いさんが一緒に乗ってくれるので安心です。

ゾウはそのあたりに履いている草木を食べたり、道を外れたりと、けっこう好き勝手に動き回ります。




一グループが5~6名ぐらいで敢行されるようです。
このようにゾウが連なって山道を30分ほど歩いていきます。


ときには大幅に道を外れることも・・・
いたずら好きのゾウに当たった場合は大変です。(自分がそうでした・・・)

参加者にはこの後、園内のレストランで昼食が用意されています。
ゾウの水浴び

堂ちゅうの小川でゾウの水浴びをお手伝いします。
気持ちよさそうにしていますが、油断していると鼻でみずをぶっかけられますので注意。
(※なお、このプログラムは強制ではないので、やらなくてもだいじょうぶだそうです。)


ゾウ使いさんが水をかけてきます。
油断禁物。

ゾウは非常に水浴びが好きなので、じーっとしています。
気持ちよさそうですね。
ゾウの餌づくりと餌やり

野菜や果物、ハーブなどを細かく砕いて、餌団子(タマリンドボール)を作ります。
餌を作った後は、自分のゾウに餌やりをします。
一日活動してきているので、ものすごい勢いで食べあさります。


ゾウ使いライセンス授与

この一日プログラムを修了すると、ゾウ使い初級ライセンスを取得できます。
まだ書いたことはありませんが、履歴書に書いたら注目されること間違いなしです。
いかがだったでしょうか。
東南アジアでは、ゾウ乗り体験はちらほらとみかけることができるのですが、6時間ほど、ゾウとべったりと活動ができるのはあまりないのではないかと思います。
チェンマイをはじめ、少し北に行ったラオスなどではこのようなゾウ使いライセンス取得コースが行われているので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。おもしろそうでしょ?