497【タイ紀行】アユタヤにも同名の寺院が。大いなる寺院『ワット・マハータット』

世界の世界遺産(World Heritage)
この記事は約5分で読めます。

今回はタイの世界遺産、スコータイ歴史地区にある、スコータイの中で最も重要な王室寺院であったワット・マハータートを紹介していきたいと思います。

ところでこのワット・マハータートという名前ですが、聞いたことがありませんか?
実は当ブログでも以前アユタヤの記事で、木の根元に埋まった仏像の顔で有名なワット・マハータートという同名の寺院がありましたが、そのほかにもバンコクや、タイ国内の北東部にあるやそートーンにも同名の寺院があります。
それもそのはず、このワット・マハータートという名前は“大いなる仏塔の寺院”という意味があります。だからこそ各地にワット・マハータートがあるのですね。
そんな数あるワット・マハータートの中でもスコータイのそれは、歴史公園の中心にあることからも地域の中でも最も重要とされていることがわかるほどの場所なのです。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 現在はかなり荒廃しているものの、数多くの遺構が境内に残るワット・マハータートを見に行ってみよう。

タイ北部およびスコータイに関する過去の記事です。

375【タイ紀行】世界遺産スコータイの地を代表するシンボル『ワット・シーチュム』
今回はタイの世界遺産の中で、タイの中北部に位置するスコータイ遺跡の中にあるワット・シーチュムを紹介したいと思います。スコータイ遺跡を反映させていたスコータイ王朝は、アユタヤに王朝があった時代よりも古い時代のものとなっており、タイの王朝の歴史を感じるにはうってつけの遺跡なのです。
094【タイ紀行】チェンマイの街中に突如現れる崩落寺院『ワット・チェディルアン』
体の北部にある町チェンマイ。この街の中には数々の寺院や遺跡の跡が残されています。そのなかでも、ひときわ目立つ大きさであるワット・チェディルアンという寺院があります。チェンマイのシンボル的なこの寺院を今回は訪れてみたいと思います。

ワット・マハータット

スコータイは数百年の間放置されたことにより、うっそうとしたジャングルの中にひっそりと眠っていました。
発掘が始まった後は、この城壁で囲まれた歴史公園70㎢の中に、36か所、城壁外にも90か所以上、小さな遺構などを含めるとトータルで300か所以上もの遺跡が残されています。
その中でも、今回紹介しているワット・マハータートは、世界遺産の遺跡群が残る城壁で囲まれたスコータイ歴史公園(ムアン・カオ)の中心部にある、スコータイで最も重要とされていた王室寺院です。

ワット・マハータートはかつてこの地域をおさめたスコータイ王朝の初代王であったシーインタラーティットによって、王朝設立と同じに同国の中心寺院として13世紀に創設されました。
この寺院は14世紀中頃に改修された後、数世紀にわたって増築と修復が繰り返されたため、敷地内は非常に複雑な構成になっています。

敷地は、三方を堀に囲まれた中に、8つのお堂、10の礼拝堂、209基の仏塔が立ち並び、池なども点在しています。
敷地の中心には、スコータイ独自の建築様式でつくられた巨大な仏塔(チェーディー)があります。
そ個を取り囲むように仏塔が立ち並んでいます。
また仏陀の座像や礼拝する仏陀の弟子たちの像なども見られます。

そして、そんな敷地内でも最も目立つ建物が、敷地内中心にある仏塔の両側に立つ8mの高さのある仏陀の立像ではないでしょうか。
この像は、創建初期の頃ではなく、後のアユタヤ王朝時代に増築された部分なのですが、現在は2本並んだ柱の間に仏陀が立っていますが、もともとはここには屋根があったのだそうですが、今はなくなってしまっています。

そして、この寺院の向いであるすぐ東側のあたりにスコータイの王宮跡が残されていますが、木造建築であったため現在は基礎に使われていたレンガ部分しか残されていません。

アクセス

スコータイ歴史地区の中心部にあります

ワット・マハータットへ行ってみた

それではワット・マハータットへ行ってみましょう。

スコータイの主要な見どころは、城壁に囲まれたスコータイ歴史地区、通称ムアン・カオと呼ばれるところにあります。
敷地内はかなり広大なので、すべてを見て回ろうとすると、1日くらいは余裕を持っておいた方がよさそうです。

内部は歴史公園となっていますので非常にきちんと整備されています。
入口のあたりにレンタサイクルや電気カーなどの店が立ち並んでいるため、ここでアシをレンタルしていざ歴史公園内に入っていきます。

それでは内部に入っていきましょう。

このときは60周年記念式典などが行われており、かなり賑わっていました。

電気カーで内部に入り、進んでいくとすぐに中心部にあるワット・マハータートが見えてきます。

この堀に囲まれた向こうがワット・マハータートです。

ワット・マハータートへは、東側の入り口から内部に入ります。

すでに多数の仏塔や、建物の柱が見えてきましたね。

ワット・マハータートの敷地内に入りました。
さっそくレンガ造の仏塔があります。

そして、まずはワット・マハータートの中心にある仏塔(チェーディー)へ行きたいと思います。

仏塔の前にはこのように高い柱が立ち並んでいるのですが、おそらくここにはかつて屋根があり、お堂であったのだと思われます。

仏陀の座像がありますね。

かつて立像があったであろうところですね。
うっすらと跡が残っていますね。

これは座仏像の台座跡でしょう。
台座だけが残っていました。

そしてここが仏塔(チェーディー)です。
個々の周囲は数々の仏像が祀られています。

台座の部分で歩いているのは仏陀の弟子たちのレリーフだそうです。

ここも座仏像の台座でしょうか。

敷地内東側です。
遠くに巨大な仏陀の立像が見えますね。

敷地内東側にある仏陀の立像です。
日本の柱に囲まれていすが、かつでは屋根がついていたお堂になっていたようです。

こちらは仏塔ですね。
結構状態は悪いものでした。

敷地内西側にある仏陀の立像です。
こちらも東側にある像と同じように日本の柱に囲まれたいます。
右手の形が違っていますね。

体の仏像ではよく見られるのですが首から上の部分が切り落とされた仏像です。
緬甸などとの過去の戦乱の際に切り落とされたと考えられています。

敷地内には仏塔がまだまだたくさんあります。

崩壊の激しいところは、ところどころコンクリートで補強されていました。

いかがだったでしょうか。
スコータイ歴史地区で最も重要な王室付きの寺院だったこともあって、スコータイの中では最も見どころのある場所ではないかと思います。
仏塔以外については当時が木造建築が主流だったこともあるため、建物のほとんどは残されていません。
しかし、今回紹介したように大規模な基壇や仏塔などは今もなお健在です。
歴史上140年ほどしか存在していなかったスコータイ王朝ですが、その後の王朝とはまた異なる以降の数々をぜひ見に訪れてみてください。