523【ペルー紀行】世界遺産人気でも第一位のマチュピチュ。そこまで行くためには鉄道での長ーい旅が必要なわけで

世界の世界遺産(World Heritage)
この記事は約6分で読めます。

数ある世界遺産の中でも、ダントツの1位を維持し続けている場所といえばどこでしょうか。
おそらく誰もがその名前を聞いたことがあると思いますが、南米のペルーにあるマチュピチュです。
日本にある竹田城などが、天空のマチュピチュなどと言われるように、本家のマチュピチュはその名に恥じないスケールと大迫力なのです。

いよいよそんなマチュピチュを紹介する記事を書いていこうと思うのですが、世界遺産人気No.1の名観光地。
なかなか、一回だけでは書ききれません。
なにせ、日本から最寄りの街のクスコまで行くこともなかなか大変。
そして、クスコの街での滞在もなかなかに大変なのです。
クスコの街といえば標高3400mほどもある、富士山ほどの高地にある恐ろしい街。
ホテルで生活するだけでも息切れがするような、身体的にかなりきつい環境です。
この高地生活に慣れるためには、それだけでも何日か体を慣れさせる必要があります。
実際、それでも体の調子がキツすぎて、マチュピチュまで行き着くことができない人がいます。
自分がマチュピチュに訪れた時も、同じツアーメンバーだった数名は、当日十分に動くことができずにマチュピチュ訪問を断念し、クスコで足止めという人もいたほどでした。

しかし、このようなハードルを超えてもなお、行く価値がある場所であることは確かです。
では今回は、クスコからマチュピチュへ向かう鉄道旅について書いていきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 日本からクスコ、そして高地での生活に慣れた人々にさらなる試練。マチュピチュまでには長ーい鉄道旅が待ち構えているのです。

ペルーのクスコに関する記事です。

532【ペルー紀行】日本でもCMで一躍有名になったこともあるアルパカ。ペルーではそこらじゅうで見かけます
南米に行くと、日本では見慣れない動物がたくさんいます。今回は南米の国ペルーで家畜として長い間飼われ続けている動物アルパカについてです。日本でも一時期CMなどにでたことがあったため、知っている方も多いかとは思うのですが、あまり詳しくはその生態について知っている人も少ないことでしょう。
364【ペルー紀行】これぞインカ帝国の技術力。その技術によって造られた建造物は今もなお健在『12角の石(Twelve Angled Stone)』
ペルーのクスコの町には、インカ帝国の技術力の高さをまざまざと見せつけてくる、12角の石(Twelve Angled Stone)があります。インカ帝国時代の石積みの基台の中にあるこの石は、角の数を数えると12角あり、そのすべての角と辺が隙間なく周辺の石と組み合わされているのです。
325【ペルー紀行】インカ時代の沐浴場。「聖なる泉」として知られる遺跡『タンボマチャイ』
今回はそんなインカ帝国の建造物の中で、皇帝の沐浴場であったタンボマチャイを紹介していきます。この遺跡の素晴らしいところは、インカ帝国の技術力で作られた建造物だけではなく、今もなお絶えることなく水を流し続けていることからもうかがえます。
318【ペルー紀行】インカの建造物の強固さを際立たせる『アルマス広場とカテドラル』
インカ帝国の建物は非常に堅牢であり、何度も大きな地震に見舞われても、建物や基礎は大きな被害を被ることなく今日まで残り続けてきたのだそうです。そんなインカ帝国の名残があるアルマス広場、そしてスペインによって建造されたカテドラル(インカ大聖堂)を今回は見に行ってみたいと思います。
279【ペルー紀行】インカ文明の巨石建築の最高傑作ともいわれる『サクサイワマン遺跡』
インカ時代の建造物は、その堅牢さが際立っており、スペイン人の侵攻によって破壊されたもの以外では、自然災害などではびくともしないような堅牢さを誇ります。そんなクスコの北西にあるサクサイワマン遺跡は、現在もなおその素晴らしい姿を残し続けている遺跡なのです。

クスコからマチュピチュまでの鉄道

日本からペルー リマへ

日本から地球の反対側ペルーまでもがまず非常に遠いですよね。
アメリカなどの乗り継ぎを考えると丸々一日かかります。
がんばりましょう。

そして、ペルーに到着すると入国地は首都であるリマ
しかしマチュピチュはまだまだ遠いです。
リマの街は太平洋岸にあるため、標高は問題ではありません。
しかし、これから先の主要な観光スポットのほとんどが、驚くほどの高地にあるため、ペルーの旅はほとんどが体力勝負です。

リマからクスコへ

リマで一息ついた後は、マチュピチュへの最寄りの街であるクスコに移動します。
しかし、クスコの街は、リマから南東に600kmも先にあります。
バスでも行けるそうなのですが、その場合、それだけでさらに丸一日かかってしまいます。
ここは思い切って飛行機国内便で1時間半ほどかけていきましょう。

到着したクスコの街は、標高3400mもある富士山ほどの高さもある街です。
とりあえずここに到着すると、いきなり息苦しさやおさまらない頭痛に襲われます。
階段など3段くらい上がっただけで息が上がります。
さらに気をつけなければいけないのがアルコール類。
元々ペルーのアルコール飲料の度数が高いというのはあるのですが、高地であるということも相まってなのか、恐ろしいほどまわります。
こういったトラップを乗り越えた者たちだけがマチュピチュへの挑戦権を獲得できるのです。

いざクスコからマチュピチュへ

いよいよマチュピチュへ挑戦することになるのですが、マチュピチュまではいくつか行く方法があります。
バスもありますが、ここは観光列車も就航している鉄道、ペルーレイルで向かいましょう。
ちなみに、一時期ペルーレイルのマチュピチュまでの途中が、土砂崩れによって寸断されてしまったことがあったのだそうですが、現在は鉄道行くことができるようです。
また、クスコから徒歩という手段もあります。
その距離は、100kmほどありますが・・・。

クスコのサンペドロ駅から、青の印象的な鉄道に乗りマチュピチュへ向かいます。
クスコを出るとまもなく、この鉄道は日本でもなかなかお目にかかれない、スイッチバックで民家スレスレのところを、さらに標高の高いところに向かって登っていきます。
スイッチバックとは、限られた土地で険しい斜面を登坂・降坂するため、ある方向から反対方向へと進行方向を転換しながらジグザグに登っていく鉄道の線路です。
これが体験できるということも貴重な経験の一つになると思います。

街を抜けるとのどかな風景、険しい山々に囲まれた風景が続いていきます。
鉄道に揺られること約4時間、マチュピチュ遺跡のふもとにあるマチュピチュ駅(アグアス・カリエンテス駅)に到着します。
鉄道は登り降りしながらこのマチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)へやってきます。
早朝からマチュピチュを訪れたい人は、このマチュピチュ村が拠点となります。
実はクスコに比べると、マチュピチュ村は標高1800mほどなのでかなり楽です。
マチュピチュ遺跡自体も2500mなので、クスコからマチュピチュへ移動すると、体がかなり楽になるのを実感できます。

さあいよいよマチュピチュか!?
と思いきや、この次は、マチュピチュ遺跡手前にある」マチュピチュ村へと向かうことになります。
夢のマチュピチュまではまだまだですね。(続く)

マチュピチュまで鉄道で行ってみた

それではマチュピチュまで鉄道で向かってみましょう。

クスコにあるペルーレイルのサンペドロ駅へやってきました。

そして、マチュピチュへ向かう観光列車です。
クスコの風景ともマッチした、いい感じの青色の列車です。

ホームと線路の段差はこのような感じなので、比較的自由に動き回れます。
出発までの時間、好き放題撮影を行なっていました。

いよいよ出発です。
ここはサンペドロ駅併設の車庫です。

出発すると、民家の中を列車が登っていきます。

かなりの急カーブなので先頭車両を撮影することができました。

しばらく行くとこのような民家の間をスイッチバックで登っていきます。
線路には柵などないのですが、周辺に住んでいる人々にとっては慣れたものです。
ちなみに、クスコの街から上に行けば行くほど、家屋のグレードが下がっていきます。
どうも、貧しい人々はより高いところに住まわさせられているようでした。

スイッチバック区間が終わると、のどかな風景が続きます。

山間部ですので、こういった風景も。

クスコとマチュピチュのちょうど中間ほどにあるエル・アルベルゲ駅です。

降りれませんでしたが、少しの間停車していました。
小さな村でした。

さらに山間部をマチュピチュに向けて出発です。
標高自体は少しずつ下がっていっているようでした。

車窓からの風景をご覧ください。

約4時間の鉄道の旅も、いよいよ目的地のマチュピチュ村に近づいてきました。
窓から見える旅行者たちは、おそらくバス組でしょう。
バスの場合、最後はマチュピチュ村まで徒歩で行く区間があるようです。

マチュピチュ駅に到着です。

さすが超有名観光地。
小さい駅ですが、きれいにまとまった駅でした。

さあでは次回はいよいよマチュピチュ村からマチュピチュへ向かいましょう。

いかがだったでしょうか。
いかにマチュピチュを訪れるまでが大変かが少しでも伝わったでしょうか。
しかし、このように焦らされて焦らされて、ようやく到着するマチュピチュの光景は言葉では言い表すことができません。
それでは、次回の更新をご期待ください。