556【台湾紀行】あれ?ここは日本か??と見間違えるのも納得の台湾新幹線『台湾高速鐵路』

台湾(Taiwan)
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日本が誇る技術の集大成、新幹線
国の大動脈として、日本の大都市間を結ぶ交通手段として、移動だけではなく隅々まで経済的な発展を進め、国を潤してきた日本の誇る技術ですね。
そんな新幹線技術ですが、国策として他国へ輸出を進めていることはご存じでしょうか。
開業から一度も車内の乗客が死亡する列車事故は起きていないという驚異の安全性を誇る新幹線ですが、その車両技術はもちろん、線路の敷設ノウハウ、駅から乗務員に至るまでの運営方法など、世界から注目されることも納得ですね。
こういった車両・線路敷設・運営までをセットで世界に売り出しています。
価格競争になると勝ち目のない日本の新幹線ですが、結局は安全面や持続可能性を見ると日本の新幹線を選ぶ方が結果的にはお得なのではないか?ということで、採用する国も出てきています。

そんな世界に挑戦している日本の新幹線が最も早く採用されたのが、日本のすぐ南にある島の台湾です。
台湾新幹線である台湾高速鐵路に乗ったことがありますか?
おそらく乗ったことがある方は、駅に着いた時から何か既視感を感じると思います。
車両だけではなく、運営ノウハウまで一緒に取り入れた台湾高速鐵路。
びっくりするほど日本の新幹線なんです。
では、そんな台湾の旅を圧倒的に便利にした台湾高速鐵路について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 台湾を北から南へ。主要な大都市を結んだ台湾高速鐵路を使って、快適な台湾旅を実現しよう。

台湾高速鐵路

台湾高速鐵路は台湾の北にある台北と南にある高雄とを結ぶ高速鉄道、すなわち新幹線です。
台北から高雄まで総距離345kmの区間を最高時速300kmで、約1時間半で結びます。
在来線で同区間を走る場合と比べる1/2以下の時間しかかかりません。

その開業は2007年であり、日本が初めて海外に新幹線技術を輸出した事例です。
実際には採用に当たっては、もともとはフランスとドイツの勢力が優勢であったのだそうです。
しかし、その風向きが変わったのが1999年の台湾大地震でした。
自身に対する対策を十分に考えていた日本方式が巻き返しを図り、最終的に車両などを日本の物を採用することになりました。
そういった経緯から車両などの主な技術は日本の物ですが、それ以外の部分に関しては欧州製の技術も採用されており、すべてが日本の新幹線と同じ技術でつくられているわけではありません。
こういった日欧混在のシステムになってしまっているため、開業までに様々な問題が起こったのだそうです。
しかし、開業の運営ノウハウなどは日本の物を参考として行われているため、実際に乗ってみると日本の新幹線に乗っているのと同じように利用できることがわかるでしょう。

当初は、台北市のすぐ西隣にある新北市にある板橋駅と、高雄市の左営駅をと結ぶ路線として開業しました。
その後、板橋駅から台北市の台北駅、最終的に2016年には同じく台北市の南港駅まで延伸されました。

台湾高速鐵路に乗ってみた

それでは台湾高速鐵路に乗ってみましょう。

今回の行程では、高雄氏にある左営から台南まで、台南から台北までという行程で台湾高速鐵路を利用しました。
今回紹介している写真は台南で利用した際の写真になります。

こちらは台南駅です。
ただし、台湾高速鐵路の台南駅ではなく、在来線台湾鉄道の台南駅です。
台湾高速鐵路の台南駅は、沙崙(さろん)駅にあるため、そこまで移動する必要があります。

台南駅から沙崙線に乗り、沙崙駅に向かいます。

在来線の車両ですが、液晶案内板も完備されており、非常に快適な車両です。

というわけで沙崙駅に到着です。
台南駅からここまで大体15kmほどありました。

奥にきれいな高架が見えますが、あちらが台湾高速鐵路のホームになります。

沙崙駅から台湾高速鐵路の台南駅までは、連絡通路があり、そちらを使って移動します。

台湾高速鐵路の台南駅にやってきました。
駅構内のつくりは一気に華やかになりました。

こちらがチケットカウンターです。
どこか日本的な感じもしませんか?

本数のけっこう充実しています。
いつ到着しても、すぐに利用できますね。

少し駅の外にも出てみました。
台湾高速鐵路のための駅であり、台南の中心地はあくまでも在来線の台南駅のため、沙崙駅含めて駅周辺は閑散としています。
日本の新幹線駅でもこういった光景はよくありますね。

湾高速鐵路の台南駅側から見た沙崙駅です。
これだけすぐそばにあるのです。

そうこうしているうちに、台湾新幹線がやってきました。
オレンジ色の鮮やかな車両で、日本の新幹線がベースになっているのが非常によくわかるフォルムですね。

では、いよいよ乗ってみましょう。

こちらが車内です。
シートの配置から座席間隔、案内板のつくりなどなど、どこもかしこも乗りなれた日本の新幹線ですね。

トイレ周辺もいつもの使い慣れたものです。

車内では駅弁ですね。
駅にはいろいろな弁当屋がそろっているので、新幹線旅のお供にぴったりです。

そうこうしているうちに1時間弱で台北駅に到着しました。

このような台湾高速鐵路ですが、台北市から東へ、高雄市から東へというようにそれぞれ延伸計画はあるようです。
どこまで実現するかはありますが、島を環状に走る新幹線が実現されれば、台湾の東岸ももっと注目されていきそうな予感はしますね。

いかがだったでしょうか。
台湾の旅を圧倒的に便利にした台湾高速鐵路。
びっくりするほど、台湾の南北縦断が簡単にできるようになりました。
ほとんどの場合台北に行く人が多い台湾ですが、台中・台南・高雄と、それぞれに台湾の違った姿を見せてくれる素敵な街がまだまだあります。
湾高速鐵路を使って快適な旅を体験してみてください。