563【カンボジア紀行】ぱっとイメージはできないが、なじみやすい味がうれしい『カンボジア料理』

カンボジア(Cambodia)
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東南アジアの料理といえば!
どうしても”辛い“というイメージが先行するでしょう。
それもこれもタイ料理の存在感が大きすぎるためこのようなイメージになることは否めません。
しかし、実際に東南アジアの国々に訪れてみて、恐る恐る現地の料理を食べてみると、「あれ?辛くない。」となることがほとんどではないかと思います。
以前紹介したベトナム料理も、とくにそんな辛いだけの料理ではありません。
そう考えてみると、実は日本人の味覚にもあう料理がけっこうあったりします。

今回はそんな東南アジアの中でもカンボジア料理を紹介したいと思います。

カンボジア料理??

何をイメージしますか??

おそらく、何もイメージできないのではないでしょうか。
実際自分も、代表的なカンボジア料理は?と聞かれても答えられる自信はありません。
ところが今は東南アジアでも目立たないような感じもするカンボジアですが、実は東南アジアで最初に国を興した末裔であるのです。
そのため、カンボジア料理の文化が、周辺諸国に影響を与えていったという経緯があったりします。
では、そんなカンボジア料理とは、そもそもどのような料理なのでしょうか。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • カンボジア料理とはどのようなものなのだろうか?なかなか馴染みのない古参の東南アジア料理をし食べてみよう。

カンボジア料理とは

東南アジアにある小国カンボジアには、古くから伝わってきた独自の食文化、カンボジア料理があります。
歴史的に東南アジアで初めての国家として成立したカンボジアの料理は、東南アジアの国々に影響を与えつつ、周囲のほとんどを陸路で他国に囲まれたカンボジアらしく、様々な国々からの影響もうけながら、独特の食文化が混じりあって、現代のカンボジア料理として成立しました。

では、カンボジア料理とはどのような料理なのでしょうか?
カンボジア料理には次のような特徴があります。

・辛くない
・主食は米
・おかずは魚が中心

あれ?日本食に近い??と思いませんか。
実際、世界的に知られる華やかな料理ではないですが、いろいろな豊富な食材とが組み合わさって、奥の深い味わいを実現している料理なのです。

そこまで海に面しているわけではないのですが、おかずは魚が基本です。
どこで取られるかというと、国内の巨大なトンレサップ湖などでとられる淡水魚がメインなのです。
湖でとられた魚をそのまま調理することはもちろん、干したり燻製にしたりと、魚料理も多岐にわたります。
また、調味料でよく使われる魚醤もこうやって手に入れられた魚を加工して作られた調味料なのです。

しかし、やはりカンボジア料理ならではの、日本料理とは異なる点があるわけなのです。
カンボジア料理ならではの特徴は次のような特徴があります。

・甘味と酸味
・ココナッツを多用する
・香草やスパイス類も、ベトナム料理ほどではないがよく使う

このあたりがカンボジア料理ならではの部分になるでしょう。
甘味と酸味はいろいろな食材やスパイスなどを使って味付けされます。
レモングラスやタマリンドなどが代表的なものでしょう。
タイ料理のトムヤンクンでも同様の味付けがなされていますね。
この酸味の強い味付けは、暑い国ならではの味付けなのでしょうね。
そこにヤシ砂糖が多用されて、独特の甘味や酸味の効いた味付けの料理が出来上がるわけなのです。

そして、忘れてはいけない香辛料がコショウです。
ポル・ポト政権時代にほとんどその栽培が消し去られてしまい、ノウハウも失われかけていたカンボジア名物のコショウなのでが、近年では再びその栽培が盛んになってきており、世界一の味ともいわれています。
このコショウがカンボジア料理ではたくさん使われているのです。

ここからは例外なのですが、カンボジア料理の裏名物には、昆虫料理があります。
コオロギやタガメなど、昆虫食ではメジャーなものから、クモなど日本では味わえない味もあります。
また、コウモリやヘビ、トカゲや亀など・・・意外と何でもあったりします。

代表的なカンボジア料理

サワースープ

その名の通り、カンボジア料理ならではの酸味の効いたスープです。
酸味のもとはレモングラス。
それにショウガなどをきかせて、魚や肉類を入れた独特の風味を持つスープです。

サラダ

次はサラダです。
サラダにもいろいろな料理が使われますが、よく使われる食材が干し魚です。
そして、サラダもカンボジア料理ならではの酸味がついているのですが、青マンゴーや柑橘系の果実を使って酸味を加えたサラダが多いようです。

卵焼き

食材を卵に絡めて魚醤で味付けをした卵焼きも名物です。
野菜や、塩漬けにした魚などを卵でとじて食べるのですが、塩気の強い味付けになっているので、基本的にはご飯にあうおかずとなっています。

カンボジアカレー

もちろん、カンボジアにもカレーがあります。
しかし、味付けのメインはココナッツミルクであるため、どちらかというタイのカレーの辛さがマイルドになったカレーのようなイメージでしょうか。
主に鶏肉が使われることが多いようです。

魚介料理

カンボジアの湖でとられた魚料理はカンボジア料理の代表格です。
魚をココナッツミルクで蒸したり、ヤシ砂糖で煮物にしたり、フライにしたり。
そしてカンボジア名物のコショウで風味をつけた魚介料理は、カンボジアを代表する料理なのです。

いかがだったでしょうか。
あまり写真がないので伝え切れてはいませんが、何か日本と通じるような素朴な感じを受けませんか?
実際、いろいろなカンボジア料理を見てみると、家庭で食べられるような素朴なお惣菜のような料理がたくさんあるのです。
華麗ではないので世界的に目立つような料理ではないかもしれませんが、素材の味をしっかりと引き出した奥の深い料理なのがカンボジア料理なのです。
まだまだマイナーなカンボジア料理。
今こそ、そんな隠された料理の中に、新たな発見を見つけに行ってみませんか。