他国に行くときに必ず手にするのがその国の通貨です。
日本と似たような貨幣価値だったり、ドルのように1ドル大体100円くらいかなー、ぐらいであればまだまあわかりやすいですが、計算が大変な通貨ペアの場合、とっさの時に金額が出てこなくって困りますよね。
外貨で困るケースが、桁数が多い国です。
ジンバブエのような極端な例もありますが、日常的に流通している貨幣がインフレを起こしていて、結構なゼロの数になっている国があるのです。
インドネシアもそんな国の一つなのです。
例えば、お菓子を一つ買おうとお店に行くと、
『はい!一つ10000ルピアね。』
となるわけです。
10000ルピアで大体70円台後半。
まあコンビニで売っている軽いお菓子程度の値段です。
そんなお菓子程度のものが10000ルピア、日常的に慣れていないと非常に困るわけです。
いいかげんデノミ(通貨切り下げ)を行ったらいいのになあとも思うのですが、議論はされているものの実現には至っていないのが現実なのだそうです。
では、そんなゼロがたくさんのインドネシアルピアですが、とっさのときにどのように計算すればいいのでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
インドネシアの宗教に関する記事です。

インドネシアルピア

ルピアはインドネシアで使われている通貨です。
2021年11月現在では、だいたい
1ドル=14000ルピア
1円=125ルピア
となっています。
世界の通貨事情の中で、ルピア安が進行しているため、ルピアはかなりインフレ状態になっており、桁数がかなり多くなっています。
紙幣と硬貨がありますが、最安紙幣が1000ルピア、最も大きな額の紙幣が100000ルピアとなっていますが、100000ルピアであっても日本円では800円台ほどです。
最高額紙幣がこの100000ルピアであるため、高額取引で大量の100000ルピアが必要となるというデメリットが存在しています。
また、とにかくゼロが多いため、値札を見てもなかなかぱっと値段が把握できません。
このようなインフレ状態のため、通貨切り下げのデノミを行おうとする動きはあるものの、入れ替えのコストや、あらゆるシステム改修が必要となってくることもあるので、まだまだ実現には至っていません。
おそらく昨今のインドネシア事情を見ていると、デノミは行われず、主要な金銭取引が電子マネー上で行われるようになるのではないかと思います。
そうなれば、桁数が多い少ないはそこまで問題にはなってきませんよね。
そうはいってもまだまだ現金取引の多いインドネシア。
この桁数の多い通貨に対して私たちはどのように対処すればいいのでしょうか。
超ざっくり計算
まずはこの超ざっくり計算がよいかと思います。
1円がだいたい125ルピアであるため、もうざっくりと1円は100円だ!と割り切ってしまうことです。
実際そう考えると、出てきた金額よりも日本でのは若干安くなるのですがそんなことはお構いなし。
ゼロを二つ分消すだけ。シンプルで使い勝手がよさそうですよね。
ざっくり計算
いやいや・・・あまりにもざっくりすぎるだろう・・・。
という場合は、次のざっくり計算はどうでしょう。
1円を大体100円と考えるところまでは同じですが、そこからだいたい25%分減る、と考える方法です。
これならざっくり計算でありながら、かなり日本円の価格に近い値が出てきますよね。
ゼロを二つ消して、そこから若干安い、と覚えておくと、この方法が使いこなせるでしょう。
数を表す記号を使う

これはインドネシアのお店などの値札表記でよく見かける方法です。
例えば、100000ルピアだとすると、100kと表記するのです。
k=1000ですので言いたいことはわかりますよね。
kはインドネシアでは、”リブ”です。
そのためインドネシアで100000は、100を表す”スラトス”か、kをつけて”スラトスリブ”といいます。
おそらくインドネシアでデノミが実施されるとするならば、このkの部分を除いた金額になるのではないでしょうか。
色と枚数で言っちゃう

これはインドネシア滞在期間が短い人が結構使う方法です。
赤=100000ルピア
青=50000ルピア
緑=20000ルピア
紫=10000ルピア
これに枚数をつけてしまえばそれで表せてしまいますね。
一見単純なように見えますが、紙幣の色分けがはっきりとなされているルピアならではの呼び方ではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
海外に行くと必ずと言っていいほどぶち当たる通貨問題。
まあ何よりも自分なりにイメージしやすい方法で考えられるのが一番なのですけどね。
自分にぴったりの方法で、お金に無駄な時間を使わなくていいようにできるといいですね。