574【インドネシア紀行】バリ産だけではない。インドネシア各地で様々な特徴をもつ、インドネシアカカオ分布図

食巡り(Food/Makanan)
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以前紹介したことがありましたが、インドネシアは世界でも最大クラスのカカオ生産国です。
ところが、世界にうまく流通していないために、同じくカカオ産出国のアフリカ大陸の国々と比較すると、まだまだその知名度は高くありません。

ところで、南北に非常に広大な領域を持つインドネシア。
島の数も12000を超えるほどある非常に大きな国です。
そして、もともとは様々な民族がそれぞれの島々に住み、そういった民族たちがともに手を取り合ってインドネシアという国を建国した経緯があります。
そのため、島ごとにそれぞれかなり特徴があるのがインドネシアなのです。

それぞれが持つ特徴は文化だけではありません。
それは農産物にもあるのです。
それぞれでそこでしか手に入らない特産物などもありますが、同じ作物を作っているにもかかわらず、出来上がった農産物の味に特徴が出てくるものもあります。
今回紹介している、インドネシアのカカオもそんな農産物の一つなのです。

西はスマトラ島のアチェ。
東はニューギニア島に至るまで、東西5000km以上もの中に、それぞれ特徴のあるカカオがつくられているのです。
これらの特徴を生かしたチョコレート。
味わってみたくないですか?

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 同じ国の中なのに、同じ農産物なのに、性格は十人十色。一つの国でこれだけ違う味を楽しめるのはインドネシアだけかもしれませんね。

インドネシアのカカオに関する記事です。

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インドネシアのカカオ産地

インドネシアは世界第三位のカカオ生産国です。
どうしてもアフリカの国々が頭によぎるカカオ生産国ですが、インドネシアでは年間80万トン近い生産量を誇っています。
少しずつこのインドネシアのカカオに注目する企業や人々も増えてきており、今後カカオの業界では大きな地位を占めるだろうことが予想されます。

ではインドネシアのどのあたりで生産されているのでしょうか?
実はかなり広範囲にわたってカカオの生産は行われているのです。
最も多い地域がスラウェシ島です。
主な生産地はスラウェシ島の中南部と西部で、インドネシア全体の半数以上の生産が行われています。
その農園面積も広大であり、東京ドーム40個以上の広さを誇っています。
日本のチョコレート企業であるダリKもここのカカオを使っていますね。

次に多いのがスマトラ島です。
そして、それ以外にもジャワ島やバリ島、ニューギニア島等でも栽培が行われているのです。

では、これだけ東西広範囲に広がるインドネシアのカカオ栽培ですが、それぞれの地域ごとに何らかの特徴があるのでしょうか。
それはもちろんあるのです。
やはりそれぞれの土地ごとの気候や土地風土によって、その風味や味などに特徴が表れてくるのです。
広いインドネシアではなおさら違いが表れてくるのです。

では、それぞれの地域のカカオにはどのような味の特徴があるのでしょうか。

地域ごとのカカオ

それでは、地域別のカカオについて紹介します。
インドネシアのカカオを使ったチョコレートは、それぞれの製品にどこ産のカカオを用いた商品化が書かれていることが多いです。
選ぶ際に参考にしていただければ幸いです。

スラウェシ島

最も生産量の多いスラウェシ島ですが、ここのカカオは酸味と苦みのある風味が特徴のカカオです。

スマトラ島 アチェ

カカオの風味が強く、カシューナッツのような風味を持つのが特徴のカカオです。

ジャワ島 イーストジャワ

酸味が強いのが特徴のカカオです。

バリ島

酸味や苦みは強くなく、クリーミー且つフルーティな味わいが特徴のカカオです。

フロレス島

スパイスの風味が漂う特徴のあるカカオです。
クローブのような風味があるようです。

ニューギニア島

ピーナッツの風味のするクリーミーな味わいのカカオです。
ナッツ感が強い味わいのようです。

いかがだったでしょうか。
インドネシアのカカオに大きな将来性があること伝わったでしょうか。
小規模農家が多く、世界的にまだまだ知られていない部分が多いインドネシアのカカオですが、その品質が向上していくことでだんだんと知られていくようになっていき、インドネシアカカオの地域ごとの特徴ある製品がこれから世に出てくることを考えると、ワクワクしてきませんか。
インドネシアに訪れてみると、同国内でもだんだんとインドネシア産のカカオを使い、農家と手を取り合いながら品質の良いチョコレート製品を生産し始めている企業が出てきています。
インドネシアのお土産としても非常に喜ばれそうなインドネシア産チョコレートです。
ぜひ、インドネシアに訪れた際には試してみてください。