577【北海道紀行】初代駅は、かつては炭鉱住宅のための駅。現在は、信号場となって残っている『楓駅』

北海道(Hokkaido)
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今回はかなり久しぶりの駅シリーズです。
前回は、1年半以上前に、大阪にある旧生駒トンネルと孔舎衛坂駅跡について紹介して以来となります。
日本には、このように今では役割を終えて廃駅となった駅が数多くあります。
特に昨今では、地方部の過疎化などもあり、不採算路線はどんどん削減されていて、廃駅も増えてきているのではないでしょうか。
そんな廃駅ですが、そこでしか味わえない独特の雰囲気があるので、鉄道好きにはたまらない場所なのです。

今回紹介している楓駅は、かつて北海道の夕張市にあった国鉄(現JR)夕張線登川支線の駅でした。
現在あるのは、三代目の楓駅跡になります。
ところが、駅として開業された三代目楓駅ですが、利用者がほぼゼロという状態になってしまったため、2004年からは信号場に格下げされてしまい今に至っています。
それでは、現在は楓信号場となってしまった元楓駅とは、どのような歴史を経てきた駅だったのでしょうか。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • あれ?こんなんだったっけ??日本三大がっかり名所でもある札幌市時計台は、なぜがっかり名所なのか!!?

北海道絡みの記事です。

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楓駅(楓信号場)

楓駅は、現在は場所を変え楓信号場として残っている、かつては国鉄の駅の一つだった北海道夕張市にあった駅です。
もともとは、国鉄夕張線の登川支店にあった駅であり、明治40年(1907)に開業しました。
開業時は貨物取扱所としてつくられたのですが、後に旅客の取り扱いを開始したことで、楓駅となりました。
この駅は、主に三井鉱山の炭鉱駅として明治から昭和にかけてにぎわった駅でした。

ところが、炭鉱駅としての役目を終えた昭和42年(1967)に初代楓駅は廃止となり、同年に2代目駅舎が場所を変え設けられます。
ところがそんな楓駅も登り貸船が廃線になったことで昭和56年(1981)に廃止となります。

その後同年に造られたのが、石勝線に造られた現在の3代目楓駅です。
旅客駅として開業した楓駅でしたが、開業から約20年後の2000年代に入ると、利用者の大幅な減少に伴い、運航する鉄道も1往復になるなど、どんどん下火になっていきました。
そして、利用客が1日1人というレベルになったことから、利用客が見込めないといいうこととなり、2004年に駅から信号場へと格下げになりました。
信号場とは、旅客や貨物の取り扱いを行わない停車場であり、それに伴って楓駅に設けられていた駅舎も取り壊されました。

アクセス

JR石勝線の、新夕張駅と占冠駅との間にある駅です。

楓駅(楓信号場)に行ってみた

それでは、楓駅(楓信号場)へ行ってみましょう。
訪れた際は、2004年より前であり、まだ楓駅だったころの様子です。

当時ですでに一日に1本しか止まらない駅だったため、待てども待てども電車は来ませんw

楓駅は新夕張と占冠間にあった駅です。
現在は信号上になっていますが、楓信号場以外にも新夕張と占冠間には信号場がいくつかあります。

楓駅は、上りも下りもトンネルに囲まれた駅でした。

まあこれだけの利用者がいない駅なのでもちろんながら無人駅です。

このころはまだ駅舎が残っていました。
現在は取り壊されているようです。

駅舎を上から見下ろしてみました。
この写真にある駅舎が2004年に撤去されたため、現在は残されていません。

反対側の遠くにもトンネルが見えます。


楓駅は対面式のホームであるため、高架を超えて反対側のホームへ移動します。

しっかりとした階段が備え付けられています。
それでも利用者は少ないんですよね。

冬は雪に埋もれる地域なので、雪対策はしっかりとなされています。

お次は、駅舎の方に向かっていきましょう。

それでは駅舎の中にも入ってみましょう。

こちらが時刻表です。
一日1本である上に、日曜日は運休です。
後々に、信号場に格下げになってしまったのも納得です。

無人駅ですので、何かあった際には最寄りの新夕張駅まで連絡する必要があります。

楓駅では駅内で線路がY字に分かれています。
こちらは待機場に使われているのでしょうか。

楓ノート
誰が置いたのでしょう。
これを目当てに訪れる人もたくさんいるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。
北海道に行くと、このようにのーんびりとした雰囲気を持つ駅がたくさんあります。
こういった駅の雰囲気を楽しめるのも北海道ならではではないでしょうか。
ほとんどの移動は車になる北海道ですが、鉄道にも目を向けてみて見どころを探してみてはいかがでしょうか。