579【タイ紀行】世界遺産スコータイで発掘された文化財が保存され公開されている『ラームカムヘーン国立博物館』

世界の世界遺産(World Heritage)
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タイの世界遺産の一つスコータイ
13世紀ごろに絶頂を迎えていたこの王朝は、140年ほどの短い期間ではあったものの、後のタイという国に多大な影響を与えた王朝でした。
最後は、アユタヤ王朝によってその歴史を閉じることになりますが、この地で築かれた輝かしい記録は、発掘された後、今もなお広大なエリアに残されているのです。
もちろんそこからは、数多くの遺物が発見されており、どれもがこの王朝がどのようなものだったのかを現代に伝えてくれています。
そんなスコータイのエリアで見つかった数々の物は、同じくスコータイ歴史公園内に築かれている博物館に展示されています。
その博物館は、ラームカムヘーン国立博物館といいます。
この博物館では、スコータイやその周辺で見つかった歴史的な美術品や骨とう品が数多く集められて展示されています。
スコータイを訪れた際には、この博物館を訪れることで、世界遺産スコータイのことがより理解できるようになるのです。
そんなラームカムヘーン博物館を今回は紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • スコータイ歴史公園内にある50年以上もの歴史ある博物館で、スコータイに関する基本的な情報を入手しよう。

タイのスコータイに関する記事です。

480【タイ紀行】世界遺産スコータイで最も古いといわれている寺院『ワット・プラ・パーイ・ルアン』
今回紹介しているワット・プラ・パーイ・ルアンは、スコータイ城壁エリアの北側にあるかなり広域な遺跡になります。ほとんどの建物は残っていないエリアではありますが、短いながらもここには一つの歴史的な国家があったんだなということがわかる遺跡なのではないでしょうか。
375【タイ紀行】世界遺産スコータイの地を代表するシンボル『ワット・シーチュム』
今回はタイの世界遺産の中で、タイの中北部に位置するスコータイ遺跡の中にあるワット・シーチュムを紹介したいと思います。スコータイ遺跡を反映させていたスコータイ王朝は、アユタヤに王朝があった時代よりも古い時代のものとなっており、タイの王朝の歴史を感じるにはうってつけの遺跡なのです。

ラームカムヘーン国立博物館

スコータイ歴史地区、その内部にある城壁地区の内部には、このスコータイの地域で見つかった歴史的な遺物が数多く展示されている博物館があります。
その博物館はラームカムヘーン国立博物館といい、1964年に開館された50年以上の歴史のある博物館です。
ここでは、スコータイとその周辺で発掘された美術品や骨とう品といったものが展示されています。
世界遺産や歴史的な遺跡などで見つかった遺物は、常々盗掘や風化などの危険にさらされます。
そのため、発見された場所に置いておくことができません。
こういった遺跡内で見つかった遺物を保存管理するための施設として博物館のような施設は大切になってくるのです。

館内には、かつてのクメール王朝時代のヒンドゥー教関連の品からはじまり、スコータイ王朝時代の工芸品、仏像の数々が展示されています。
仏像の数は非常に多く、スコータイ独自の仏像の様式として知られている、歩いているような仏像である遊行仏像も展示されています。
また、ヒンドゥー関連の遺跡ではよくみられる、男性を表すリンガと女性を表しているヨーニも展示があります。

さらに、ここにはタイ文字の興りの跡も残されています。
スコータイ王朝の三代王であったラームカムヘーンに時代に、クメール文字を参考にして考えられたタイ文字。
そのタイ文字が刻まれた石碑と、クメール文字からタイ文字への変遷について紹介された資料などがここには展示されているのです。

また、14世紀後半に放棄されたスコータイの街が、その後発見されるまで長らくジャングルに放置されていた頃の様子がわかる写真などの展示もあります。

アクセス

スコータイ歴史地区中心部にある城壁エリア内の料金所すぐそばにあります。
 

ラームカムヘーン国立博物館へ行ってみた

それではラームカムヘーン国立博物館へ行ってみましょう。

こちらが入り口です。
料金所からはすぐ近くにあります。
かなり歴史がある博物館なのですが、けっこうこぎれいな外観です。

スコータイ地域のミニチュアです。
城壁エリア内の地域と、その周辺に広がるスコータイの様子を表していました。

こちらの写真は、スコータイ遺跡が発見された当時のジャングルの熱帯雨林に埋もれていた遺跡の様子でした。

では博物館を見ていってみましょう。
さっそく中央のホールには黄金の仏像が展示されています。

左側が男性を表しているリンガ、右側が女性を表しているヨーニです。
リンガは、ヒンドゥー教に絡むアンコール地域や、バリ島などでもよく見かけますね。

首のない仏像です。
タイではこの首のない仏像がよく見られます。
敵対勢力によって侵略を受けた際には、寺院などは破壊され、そこにある仏像の首は切り落とされるのだそうです。

こちらも首のない仏像と、五体がバラバラになっている仏像です。

タイ各地で見つかった美術品や骨とう品などの地図です。

これらは屋根飾りかな。

数々の仏像がありますが、どれも首がありません。
仏像の体の状態はかなり保存状態が良いですね。

こちらがクメール文字化かタイ文字がつくられ、その変遷が書かれているようです。
さっぱりわかりませんでした。

そしてこちらがタイ文字の掘られた石碑です。
この時代に現代につながるタイ文字の原型がつくられたそうです。
ところが、この時代のタイ文字は、現代では用いられていないものがあるそうで、タイの方でもわからない文字があるそうです。

こちらは非常に保存状態の良い仏像ですね。

顔だけの仏像です。

壁に掘られた遊行仏像です。
スコータイではよく見られる珍しい仏像です。

スコータイのシンボル的な寺院でもある、ワット・シー・チュムの資料ですね。
博物館と合わせて必ず訪れましょう。

遊行仏像です。」
立像や座像とは違って、躍動感を感じる仏像ですね。

仏足の石板です。
なかなかの大きさです。

その奥には、ナーガの題材に座る仏像があります。

こちらも同じく、小さい仏像ではありますが、ナーガに座る仏像です。

向かい合って展示されています。

仏像だけではなく、見つかった骨董品の展示もあります。

こちらは立像ですね。
ケースなどには入れられておらず、けっこうワイルドな展示がされています。

仏像の頭についている部分についての紹介が書かれています。
中央の形は、完全にアレに見えるのですが・・・。

こちらには様々なタイプの仏像が展示されていました。

周囲の壁にはスコータイで見つかったいろいろなタイプの仏像が展示されており、それぞれの解説し量が書かれていました。

いかがだったでしょうか。
いろいろな歴史地区を回っていると、大体その周辺で見つかった品々は博物館に展示されています。
実際の発掘された現場を見て回るのももちろんですが、そこでみつかった数々の品々を見ることによって、より詳しくその場所のことを知ることができるのです。
スコータイにあるラームカムヘーン博物館も同じく、スコータイ歴史地区を巡る前に、見ておくとスコータイ観光がより深まることは間違いないでしょう。