584【ウズベキスタン紀行】乾燥地帯にある伝統的な料理とはどのようなものか!!?『ウズベキスタン料理』

食巡り(Food/Makanan)
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日本料理といえば、出汁や塩味を利かした料理。
中華料理といえば、油をたっぷりと使い効果力で調理した、場所によっては刺激的な料理。
フランス料理といえば、ソースの味が決め手の料理。
東南アジア料理といえば、すべてではないにしても辛いというイメージ。

大体の場合、料理の名前を聞けば、どういう味なのかなとなんとなくのイメージはつくのではないかと思います。
では、中央アジアの料理、とえばどうでしょうか?
砂漠、乾燥地帯、シルクロード。
キーワードは出てきますが、味の決め手になるキーワードはなかなか出てきません。
今回はそんな中央アジア料理の中でも、ウズベキスタン料理とはどのようなものかというのを調べていきたいと思います。

ウズベキスタンと聞いて料理が思いつきますか?
詳しい方であれば、ウズベキスタンの名物丸い形の強烈に硬いナンを思い浮かべるかもしれません。
ところが、それ以外となると????、となるのではないでしょうか。

そんな謎のベールに包まれたウズベキスタン料理。
ワクワクしてきませんか?

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 日本人からすると謎に包まれたウズベキスタン料理。しかし、そこには、ウズベキスタンの歴史を物語るものがあったのでした。

ウズベキスタン料理についての記事です。

877【ウズベキスタン紀行】みんな大好きなナン・・・なのか?何かが違う『ウズベキスタンのナン』
今回紹介しているのは中央アジアのウズベキスタンのナンです。しかし、ウズベキスタンのナン。"ナン"か違うのです。私たちのイメージのナン。比較的薄生地で作られており、手で簡単にほぐれる、瓢箪のような独特の形をしたナン。しかし、ウズベキスタンのナンは、イメージしている形と全く違うのです。

ウズベキスタン料理

今回調べてみたのは中央アジアの国、ウズベキスタンの料理です。
中央アジアと聞いてどんなイメージが思いつきますか?

広大な草原地帯と遊牧民?
広大な砂漠と乾燥地帯?
古くはシルクロードの舞台とオアシス都市?

となってくると、家畜と共に生き、莫大なエネルギーのいる移動生活を行っていた民族たちということで、たんぱく質たっぷりの肉料理がメインでは!!!?
となるかもしれません。

主食

実際肉料理も多く消費されるのですが、実のところ、中央アジアの料理の主食は穀物や小麦から作られた料理が多いのです。
プロフというウズベキスタンのチャーハンや、ラグマンというウズベキスタンのうどん。
そして何よりも忘れてはいけないのが、中央アジアの主食の一つでもあるナンです。
インドのなんとは形も触感も異なり、形は大きな穴の埋まったドーナツ形です。
そして、触感は、インドのなんとは比較にならないほどの、歯が欠けてしまいそうになるほどの硬さを持っています。

麺料理では小麦を練りこんだだけではなく、そこに香草も一緒に練りこんだシュヴィト・オシュという料理もあったりします。

肉料理

そんなウズベキスタン料理ですが、おかず類には肉類はよく出てきます。
肉料理の代表格が、街中を歩いていたり、バザールに行くとかならず見つかるシャシリクです。
シャリリクとは肉の串焼きです。
主に使われるのは羊や牛肉などであり、日本のつくねのようなミンチを焼いたものもあります。
串焼きの肉は万国共通ですね。

スープなど

ウズベキスタンでは、煮込み料理も多く、いろいろなスープが食されています。
トマト味が強いものがよく見かけられ、マスタヴァというったトマトのスープ料理が一般的です。
また、ロシア料理のボルシチもよく見られます。
具材としては、じゃがいもやまめ類などがふんだんに使われ、優しい味なのが特徴です。
東南アジアなどの熱い地域では辛いものが好まれるのとは反対に、寒い地域では優しい味の方が好まれるのでしょうか。

アルコール類

最後はウズベキスタンの飲み物です。
中央アジアはムスリムの国が多いのですが、意外とアルコールはあります
それにも歴史があって、もともとはイスラム圏だったのでアルコール類はご法度だったのですが、ソビエト連邦を筆頭とした社会主義国では宗教が否定されます。
そのため、中央アジアの国々も非宗教化がすすめられたことで、アルコールも解禁状態になってしまっています。
そのため、意外とアルコール類が手に入ってしまうのです。
それでも、ソビエト連邦からの独立後は、徐々に気軽に手に入れられる状況は姿を消しつつあるそうです。

ウズベキスタンでは、それぞれの地域ごとに地ビールがありそれらの違いも楽しむことができます。

そして、ウズベキスタンをはじめ、中央アジアの料理の特徴的な点は、ロシア料理の要素が見られるところです。
それもそのはず、中央アジアの国々は、1990年ころまではソビエト連邦の構成国だった国々なのです。
そのため、はるか北で食べられていたロシア料理もこの地域にまで南下することとなり、ソビエト連邦が崩壊してそれぞれが独立国家となった今現在でも、その味はそれぞれの国に見られるのです。

ここまでの料理とは毛色の異なる、ピーマンの肉詰めやロールキャベツなどのロシア料理がベースになった煮込みガルブツィという料理もあります。
ロシア料理に近づくほろ優しい味に、中央アジアに南下するほどにトマトベースの味が増えてきます。

いかがだったでしょうか。
世界にはまだまだ知らない味が隠されています。
そんなまだ見ぬ味を求めて旅を!っていうのも楽しくなってきませんか?
食は人生を豊かにするための一つのスパイスなのです。