586【インドネシア紀行】どこのモールでも大盛況。圧倒的に安く見ることができる映画は、みんなの娯楽

映画あれこれ(Movie)
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日本では一昔前になりますが、娯楽の王様といえばなんでしょうか?
テレビも普及し、一人一台スマホを持ち、ありとあらゆる手段で情報を得ることができるようになった今日、それでもなお根強く残っている人々の娯楽があります。
それは映画です。
これだけいつでもどこでも誰でもが、自分の好きな動画を見ることができるようになってもなお、あの巨大なスクリーンの前で大迫力の音響とともに味わう映画には映画なりのよさがあります。
そして、映画館はそんな時代の変化に追いつけ追い越せと、様々な工夫を施し続けてきています。

例えば、360度あらゆる方向から音響効果のある映画館。
映画に応じて振動が体感できる映画館。
最近では、視覚・聴覚だけではなく、触覚や嗅覚に働きかけるような映画館もあるようなことも聞いたことがあります。
このように今もなお人々とともにあり続ける映画ですが、日本以外の映画事情とはどうなのでしょうか。
今回は、他国の中でもインドネシアではどのような映画事情があるのかについて、知りうる限りのことを書いていきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 日本に比べると非常に安く、気軽に楽しめる人々の憩いのエンターテインメント、インドネシアの映画事情を見てみよう。

インドネシアの映画関係の記事です。

582【インドネシア紀行】インドネシア独立戦争を取り上げた、インドネシア発の本格アニメ映画『Battle of Surabaya~スラバヤの戦い~』
今回紹介している『バトル・オブ・スラバヤ~スラバヤの戦い~』は、インドネシアによって製作された、インドネシアでは初の本格的長編アニメです。インドネシア独立戦争の始まりとなった1945年11月のスラバヤの戦いを描いたものなのですが、実際の戦争を取り扱った時代の中に、魅力的な登場人物が必死に生き抜こうとする戦争アニメです。

インドネシアの映画事情

インドネシアの人々の娯楽の一つが映画です。
ほとんどの町には映画館が完備されており、ショッピングセンターや大きなショッピングモールなどには併設されていることが多いです。
映画のコンテンツも、世界的に大ヒットしているハリウッド映画の最新作から、過去に流行した大作、インドネシアローカルの映画はもちろん、中国・韓国の映画もあります。
そして何より、日本の映画も上映されています。
必ずしも最新作だけではなく、過去の名作が上映されているので、意外な作品に出合えることもあるのです。

そして、インドネシアの映画館は需要より供給量が上回っているため、大体の映画館ではガラガラの状態で見たりすることができます
かなりゆったりとした気分で、巨大なスクリーンを独り占めできます。

また、日本に比べると圧倒的に安いため、600~800円程度で映画を楽しむことができます
日本に比べると価格的な敷居は低いため、まとめて何本か、という楽しみ方もできますね。

しかし、気を付けなければならないことがあります。
あたりまえのことながらインドネシアの人向けの映画館であるため、字幕はすべてインドネシア語です。
そのため、日本人が楽しみたいのであれば、日本の映画をインドネシア字幕で見るか、英語の映画をインドネシア字幕で見るか、という選択肢しかありません。
英語に自信のない人は全社しかありませんね。
そういった意味では、日本映画の掘り出し物があると非常に安く楽しむことができるのです。

では、インドネシアの一般的な映画館チェーンについて以下の2つを紹介したいと思います。

21Cineplex

インドネシア最大の映画館チェーンが21Cineplexが展開する映画館です。
21Cineplexはインドネシア国内46都市で展開されています。
21Cineplexは、3つのブランドの映画館を保有しており、様々なターゲットに訴求できる映画館ネットワークを展開しています。

21Cineplexが展開する映画館には、映画視聴をより大迫力にするための最新システムが完備されています。
映画館のほとんどにはドルビーデジタルとTHXサウンドシステムを備え、一部ではありますが、ドルビーアトモス、IMAX、IMAXレーザーといったテクノロジーが完備されている映画館もあります。

また、WEBを使い予約できるモバイルチケットシステム(MTix)が利用できるようになっており、非常に便利に映画を楽しむことができるようになっています。

では、21Cineplexが展開する3つのブランドは以下です。

Cinema21

Cinema21は21Cineplexが展開する映画館の中でCinemaXXIが設立されるまでは、インドネシア内で最大のシェアを持っていた映画ブランドでした。
現在でもインドネシアローカルの映画と海外映画が上映されています。
現在は21Cineplexの主流はCinemaXXIに移っていますが、Cinema21の映画館にもドルビーデジタルサウンドシステムなどが完備されています。

CinemaXXI

CinemaXXIは2004年から設立されたブランドであり、ハリウッド映画や世界的に展開されている映画の数々が上映されています。
それだけではなく、インドネシアローカルの映画や、日本の映画も数多く上映されています。
また、最新のものだけではなく、過去の人気作などもやっていたりするので、どんな映画が現在上映されているか、作品紹介を見てみると意外なものがあったりします。
CinemaXXIはショッピングセンターや大型のショッピングモールなどに併設されていることが多くなっています。

2008年ころには3Dテクノロジーも完備された映画館も展開されています。

The Premiere

3つめのブランドがThe Premiereです。
その名の通り、豪華な設備が自慢の映画館です。
豪華なロビー、毛布などのアメニティ。
ビジネスクラスのような特別なソファ。
などなど、すべての映画愛好家を満足させるようなコンセプトで作られた映画館です。
もちろんその分値段は上がりますが、日本の映画を見ることを考えるとそれと同等の価格でぜいたくな空間を独り占めできます。

このThe Premiereですが、ジャカルタ、バンドン、スラバヤ、バリの四か所で営業されています。

CGV Cinemas Indonesia

インドネシア国内で映画館を展開するもう一つのチェーンがCGV Cinemas Indonesiaです。
CGVは韓国のCJグループが展開しているシネマコンプレックスです。
1996年に設立された同社は、4DX技術や、三面スクリーンを導入したScreenXなどの最新技術を導入した映画館を展開しています。
韓国国内では126店舗、韓国以外の国々では117店舗が展開されています。

インドネシアに展開されたのは2006年からであり、最初はバンドンに、その後ブカシに設立され、2021年現在では同国内60か所に手展開されています。

21Cineplexと同様に、大型のショッピングセンターやショッピングモールに併設されていることがほとんどです。

いかがだったでしょうか。
なかなか他の国に行ってまで映画に・・・、とはならないかもしれませんが、意外と調べてみると日本で見るよりもメリットがあったりすることもあるのです。
なによりも、大きな映画館の中でゆったりと見ることができるということは非常にメリットが大きいのではないかと思います。
インドネシアに訪れた際には、地元の人々に混じって映画を楽しむ、というのもよいかもしれませんね。