604【栃木紀行】徳川家康を主祭神として祀る日本全国にある東照宮の総本社『日光東照宮』

関東地方(Kanto)
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関東圏の小学校での修学旅行先といえばどこがあるでしょうか?
鎌倉?TDL?それとも最近では東京スカイツリーなど??
と、いろいろと名前は上がると思うのですが、関東の修学旅行先として必ず名前の挙がる不動の地位にあるのが、日光東照宮ではないでしょうか。
東京から程よい距離にありつつ、由緒ある観光名所としてこれ以上はないぐらいの名所です。

ほとんどの方々はご存じだとは思いますが、日光東照宮は江戸時代の初期に建築技術の粋を集めて作られた、江戸幕府の開祖である徳川家康を祀る霊廟です。
日光の社寺』とし、日光東照宮、日光二荒山神社、日光山林王寺の二社一寺が世界遺産として1999年に登録されています。
この一帯が日光山内と呼ばれており、このあたりの信仰の歴史は江戸時代よりはるか奈良時代にまでさかのぼるほどの歴史があるのだそうです。

今回はそんな栃木県、関東圏を代表する名所である、日光東照宮を紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 東京からも比較的気軽にいくことができる世界遺産。広大な敷地に見どころが広がる日光山内の日光東照宮を見に行ってみよう。

日光東照宮

日光東照宮は栃木県の日光にある、江戸幕府の開祖である徳川家康を祀る霊廟です。
徳川家康没翌年の元和3年(1617)、徳川家康を神格化し東照大権現として祀ったことから始まります。

2代将軍秀忠が創建した当時のまだ東照社であった時代には、とても簡素な建物であったのだそうですが、3代将軍徳川家光の時代の寛永の大造替によって1年5か月という短期間であったにもかかわらず、莫大な費用と費やしたことで、1636年に現在のような豪華絢爛な姿になりました、
この地域は日光山内と呼ばれており、日光東照宮をはじめとした103にも及ぶ建築物や史跡が世界遺産『日光の社寺』として登録されているほどの、世界的な観光名所です。

日本全国にある東照宮の総本社的存在であるため、特別な場所ということで日光東照宮と呼ばれています。

アクセス

JR日光駅もしくは東武日光駅下車後、バスかタクシーを利用します。
徒歩でも行けなくはないですが、40~50分ほどかかってしまうそうです。

日光東照宮に行ってみた

それでは、日光東照宮に行ってみましょう。

石鳥居を抜けると表門が見えてきます。

表門

こちらが表門です。
この表門の向かって左側には、五重塔があります。

五重塔

見どころの一つ、五重塔です。
慶安3年(1650)に寄進されたものであり、後に焼失してしまいますが、文政元年(1818)に再建され現在に至ります。
一階部分が一般にも公開されています。

神厩舎の三猿

神厩舎の三猿は、日光の中でもトップクラスに有名な場所ではないでしょうか。
かの有名な『見ざる、言わざる、聞かざる』の彫刻があるのはここです。

この建物は、日光東照宮に仕える神馬の馬屋であり、猿の彫刻は、その昔猿が馬を守ると考えられていたことから、本物の猿の代わりに彫刻が掘られたのではないかと考え荒れています。

このたてものは重要文化財になっています。

陽明門

さらに先に進むと陽明門が見えてきました。
陽明門は、江戸時代初期の匠の最先端の技巧を集めた豪華絢爛な門です。
508体の彫刻が施されており、門の一番上には鬼瓦が置かれています。


陽明門の向かって右側には、鐘楼があります。

門の下から上を見上げると、いくつもの彫刻が見られます。

中ほどに見える人の彫刻が、中国の故事や仙人を表した彫刻で、22体あります。

その上には唐獅子が彫られています。
全部で66体あるのだそうです。

さらにその上には唐子遊びという中国の子どもが遊んでいる様子の彫刻が全部で20ありますあります。

唐門

陽明門の先には本社へとつながる唐門があります。
江戸時代には将軍や大名しか通ることができなかったといわれている門です。
陽明門に比べるとコンパクトですが、彫刻の数は唐門の方が多いのだそうです。

神輿舎

唐門に向かって左側には神輿舎があります。

本社の周囲は回廊が設けられています。

二荒山神社

日光東照宮を後にし、同じく世界遺産である二荒山神社にも行きました。

東照宮のすぐそばにありますが、東照宮よりも歴史があります。
その創建は奈良時代に勝道上人によって創建されたことから始まるのだそうです。
実際、東照宮ができるまでは日光での信仰の中心は、この二荒山神社だったのだそうです。

日光山輪王寺大猷院

さらに西に向かうと、日光山輪王寺大猷院があります。
ここは江戸幕府3代将軍徳川家光の廟であり、東照宮をしのぐ規模の墓所にしてはいけないという家光の遺言により、控えめに作られています。

上の写真は最初の門である仁王門です。
仁王門から始まり、5つの門が順番に迎えてくれます。

豪華な輪王寺大猷院二天門を抜けていきます。
大きさでは日光山内最大の門です。

その先にはさらに豪華絢爛な輪王寺大猷院夜叉門があります。
東西南北を4体の夜叉が立ち並び、守りを固めています。

この先にもさらに2つの門が残されています。

いかだがったでしょうか。
漠然とどういう場所か知っていたとしても、その経緯を知るとより興味がわいてくるのではないでしょうか。
東照宮だけではない、その周辺にあるより歴史のある建造物群など、長く人々から強い信仰の場所として親しまれ続けてきたことがよくわかる場所でした。