608【旅ノウハウ】日本ではほぼあり得ない病気。旅先で最大限気を付けなければいけない狂犬病

旅のノウハウ(Travel)
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ドキドキワクワクがたくさんの海外旅。
知らない場所で様々な人に出会い、たくさんの発見や経験をする。
それは旅をした人でしか味わうことができない体験ですよね。
しかし、当ブログでは、そんな素晴らしい体験ができる旅だけれど、日本では考えられないような危険なこともあるということをいくつか紹介してきました。
たとえば、食事についてであったり、水事情であったり、安易に人を信用してはいけないことだったり。
どれも常に注意をし続けなければいけないことですよね。

そして、もちろん注意しなければいけないことは、病気の話題です。
海外で注意しなければならない病気はいくつもありますが、その中でも『狂犬病』について取り上げたいと思います。
狂犬病にかかった犬に嚙まれるとなるんでしょ?
というようなイメージかもしれませんが、実際そうであり、発症すると99.99%助からない恐ろしい病気なのです。

日本国内では、ワクチン接種や、ウィルスを保有している動物を徹底的に隔離・殺処分することにより撲滅することに成功した国であり、実は世界的にみると撲滅した国はそれほど多くはないのです。
ノルウェー、スウェーデン、アイスランドといった北欧の国。
それ以外のヨーロッパでは島国であるイギリス、アイルランド。
オセアニア地方のオーストラリア、ニュージーランド。
太平洋にあるグアム、ハワイ、フィジー諸島。
そして東アジアの台湾と日本だけなのです。

こう聞いてみると、まだまだその恐怖が世界中には残されていることが分かります。

となってくると、海外旅では注意しなければいけませんよね。
今回は、そんな狂犬病とはどのような病気なのかということと、狂犬病を要望したりリスクを減らすためにはどうしたらいいのかということを書いていきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • まだまだ恐ろしい病気である狂犬病。そのリスクを最大限抑えるためには、気をつけないければならないことがあるのです。

狂犬病

狂犬病とは

狂犬病とは、狂犬病ウィルスをもつ動物に噛まれたりひっかかれたりしたときにその傷口から侵入して感染する、感染症です。
日本では1957年に撲滅されてからは、意識して生活する必要がない病気なのですが、世界の大多数の国々ではまだまだ現役の病気であるために、海外旅に出るときにはとにかく気を付けなければいけない病気です。
実際、今もなお年間3万5000人~5万人が狂犬病によって命を失っているのです。

意外と知られていないのですが、狂犬病ウィルスを媒介するのは犬だけではないのです。
犬はもちろん、ネコやコウモリ、キツネなども狂犬病ウィルスを媒介するため、海外の犬だけに気を付けていればいいわけではないのです。
ただし、感染しているヒトからヒトへの感染は起こらないのだそうです。

そして、この狂犬病ウィルスに感染してしまうと、感染した部位からウィルスが脳に向かって移動をはじめ、1~2か月の潜伏期間ののちに発症し(長い場合は年単位の潜伏期間もある模様)、発症してしまうと99.99%の確率で死に至ります。
感染部位から脳が遠ければ遠いほど、発症までに時間はかかるのだそうです。
残念ながら発症後に狂犬病を治療する方法は確立されていません。

感染すると、頭痛や発熱、倦怠感といった一般的な病気になったときに現れるような症状が現れるようになります。
そしてだんだんとその症状は脳炎症状となっていき、幻覚や錯乱をおこし、水を曲後に恐れるような筋痙攣反応を占めるようになります。
最後には昏睡状態となり呼吸停止へと至らしめられます。
これだけでも非常に恐ろしい病気であることがわかるのではないでしょうか。
そのために、狂犬病に対する知識と共に、最大限予防する方法と、万が一疑われる事象に遭遇してしまった場合どのように行動すればよいのか、知っておくことが大切なのです。

狂犬病を予防するためには

では狂犬病を予防するためにはどうしたらよいのでしょうか?

ワクチン接種

狂犬病は発症してしまうと、その後の治療法は存在しないとてつもない恐ろしい病気です。
しかし、狂犬病のワクチンが存在するため、これを接種しておくことで予防することができるのです。
哺乳類すべてがこのワクチン接種によって予防することができるため、飼い犬などは毎年一回の摂取が義務付けられているのです。

ところがこの狂犬病ワクチンなのですが、1回受ければ万事解決というわけではないのです。
そして、そのこったまり知られていないことでもあるので、ぜひこの際に知っておいていただければと思います。

狂犬病ワクチンは一般的に5回の接種が必要とされています。
そして渡航前にはすべてを接種するわけではないので、動物から実際に噛まれたりひっかかれたりした際に迅速に行動する必要があるのです。

渡航前に接種する場合は、初日・7日後、3~4週間後の3回接種を行いうことで約3年間免疫効果が持続します。
そして、渡航先で噛まれたりひっかかれたりした場合に、渡航先の国で迅速に2回のワクチン接種(当日+3日後)の接種を行います。
疑わしい事象があった場合は、とにかく迅速に行動しなければいけません。
狂犬病対策は時間との戦いなのです。

渡航前に接種していない場合は、噛まれたりひっかかれた段階から5回のワクチン接種を行います(当日・3日目・1週間後・2週間後・4週間後)

このように、渡航前に接種しているから安心♪・・・というものではないのです。
そして、これらすべてにいえることがとにかく迅速に!ということです。

動物の類を触らない

狂犬病を撲滅していない国に行く場合は、絶対に動物の類を触らない、ということを徹底する必要があります。
かわいいからといって猫や犬に安易に触れる・・・、その安易な気持ちが命を危険に脅かしてしまうかもしれないのです。
哺乳類だけではなく爬虫類なども要注意。
日本以外では生き物に触れない!ということが大切なのです。

一瞬の気のゆるみが、自分も自分の身の回りの人も、大変な事態に追いやってしまうかもしれないのです。

いかがだったでしょうか。
なんとなく漠然と狂犬病というものを考えた方は、非常に恐ろしく感じたのではないでしょうか。
自分も実際は、駐車一本打っとけば大丈夫なんでしょ?ぐらいにしか思っていませんでしたが、予防接種していてもしていなくても、万が一の事態には一刻を争うものなのだということを知って、この病気に対してとても警戒心が高くなりました。
「ほとんどの人はそんな事態にならないでしょ?」
と思うかもしれませんが、近年でも日本人で発症して亡くなった人もいます。
決してまだまだ油断してはならない病気なのです。