日本でもずいぶんたくさんの種類のチーズを食べることができるようになってきました。
ひと昔前であれば、スーパーで売っているようなプロセスチーズが日本ではそのほとんどでした。
最近ではナチュラルチーズが非常に幅広く増えてきたこともあり、日本国内であっても数多くの種類のチーズを食べることができるようになってきました。
それに伴って、チーズを食べる様々な方法も一般の人々に浸透してきた感がありますね。
そんな食卓事情ではありますが、世界的にみるとまだまだチーズ後進国の日本。
しかし、ここ数十年で日本人は、ずいぶんいろいろなチーズに出合い、いろいろなチーズの食べ方が浸透してきたのではないでしょうか。
世界から入ってきたチーズも素晴らしいのですが、日本国内でもそれらに引けを取らないチーズが増えてきたように思います。
そういった日本産のチーズは、非常に日本人の口に合いやすく、認知度も広まってきています。
選択肢が多くなるのはよいことですよね。

そんな世界に数多あるチーズの数々ですが、世界最高のチーズといえば何なのでしょうか?
そのようなことを考えたことがあったでしょうか?
クセの強いチーズでしょうか?
フレッシュな味わいのチーズでしょうか?
いったいどんなチーズなのでしょうか。
今回はそんな世界最高のチーズについて書かれたニュース記事を紹介していきたいと思います。
毎年このような品評会がひらかれているのはさすが歴史のある食べ物チーズならではです。
そんな世界一のチーズに選ばれたのは、どれほどのものなのでしょうか。
非常に興味がわきますね。
というわけで、今回のわきみちは、
世界最高のチーズ2021

2021年の世界最高のチーズが明らかになったようです。
チーズといえば牛乳から作られるもの。
と、思っていませんか?
実は、それ以外にもいろいろな乳からチーズは作ることができるのです。
例えば何が思いつきますか?
水牛?山羊??羊???
その結果は意外なものなのでした。

前回実施された2019年のコンペではアメリカ西海岸に位置するオレゴン州のローグリバーブルーというブルーチーズでした。
ブルーチーズというと、そのクセの強さはかなりの物ですよね。
単体で食べるチーズというよりかは、様々な料理に使われるチーズというイメージですが、世界から選ばれた最高のブルーチーズというものも非常に気になります。
そして、今回の世界最高のチーズ賞1位を獲得したのは、スペイン産の山羊のチーズでした。
今回このコンペに参加したのは、5大陸40か国以上から4079種ものエントリーがあった中での1位なのだそうです。
このコンペでは、チーズの売り手だけではなく、一流のシェフやソムリエ、食品科学者といった約250人で構成される審査員によって審査されます。
協議中は会場内でチーズを味わうとともに、審査員同士の交流も行われながら進められていきます。
審査のポイントは、味だけではなく、
・見た目
・感触
・香り
なども見て、総合的に判断されます。

準決勝では、会場内に88のテーブルにそれぞれの参加者が配置されています。
その中から16人の決勝進出者が選ばれます。
最終ラウンドに残った16人の決勝進出者は、同じく16人の審判員によってそれぞれの審判員がもつポイントが割り振られます。
各自1~10ポイントずつを割り振った後、優勝者が決められます。
この1位を獲得したチーズはOlavidiaと呼ばれるチーズです。
獲得票数は103票での優勝でした。
2位のFromagerieBerthautのソフトチーズは98票を獲得し、最後の最後まで接戦でした。

1位の山羊のチーズは、豊かでクリーミーな触感を持ち、暖かな風味をもったチーズだということです。
それほどの様々な要素が集まったチーズは、牛の乳からできたチーズでもなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。
今回のこのチーズは、スペイン南部のハエンにある従業員6名の小さなチーズメーカーによって世に出てきたチーズです。
まぎれもなく今年度最高であるこのチーズ。
果たして実際に食べてみるとどのようなお味なのでしょうか?

いかがだったでしょうか。
大きなメーカーから地方の小さなメーカーまで、同じ土俵に乗ってシンプルにその素晴らしさを決めるこのコンペ。
そこで優勝に選ばれたチーズとはどのような味がするのでしょうか。
以前一度だけ山羊のチーズは味わったことがあったのですが、非常にクセが強くて、少し口に合わなかった思い出があるのですが、審査員たちが絶賛するこの山羊のチーズはリベンジするための味として、いつか味わってみたいものです。

