616【マレーシア紀行】海洋交易の要所にあったマラッカならではの博物館『マラッカ海洋博物館』

世界の世界遺産(World Heritage)
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マラッカには個性的な博物館が数多くあります。
前回紹介したマラッカスルタンパレスは、マラッカ王国時代の文献から当時の建造物ぞ再現して造られた博物館でしたね。
それ以外にもたくさんの博物館を有するマラッカの中でも、最もその見た目に特徴があるのが今回紹介しるマラッカ海洋博物館です。

博物館と聞いてどんな建物を思い浮かべますか?
おそらく普通の建物をイメージするとは思うのですが、このマラッカ海洋博物館はその見た目から大きく異なります。

なんです。
船そのものが博物館になっているのです。
これは、他の博物館ではまねのできないポイントでしょう。
丘の上に置かれた船の内部が博物館となっており、とにかくマラッカの中でも異彩を放っています。
観光の際にも非常に訪れやすい場所にあり、年間20万人以上が訪れるこの博物館を、今回は紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • とにかくマラッカの中でも目立つ、”船”の形をした博物館。ほかの博物館では味わえない体験もしてみませんか。

マラッカについての記事です。

775【マレーシア紀行】マレーシアの独立までの経緯を、タダで楽しめる博物館『独立宣言記念館』
サンチャゴ砦がある場所のすぐ隣には、この砦とは全く時代感の異なる建物が残されているのです。この建物は、現在は独立宣言記念館という博物館として利用されている建物なのです。その外観は、美しい洋風建築になっているのですが、もちろんのことながら最初から博物館として設立されたものではありませんでした。
754【マレーシア紀行】マラッカの週末夜のお楽しみ『ジョンカーストリート・マーケット』
マラッカのナイトマーケットが行われるのは金曜から日曜までの週末のみ。この週末の夜になると、オランダ広場からマラッカ川を越えたチャイナタウン。そのチャイナタウンを東西に延びるジョンカーストリートはたくさんの店が立ち並び、歩くのも大変なほどの人で溢れかえるのです。
711【マレーシア紀行】ポルトガルによって築かれ、かつてはセントポールの丘を取り囲むほどの広大な城壁だった『サンチャゴ砦』
マラッカの中でもちょうど中心あたりにあるこの建物は、こじんまりとしていますが、その風格からは長い歴史を感じさせられる、とても印象に残る建物です。そう感じるのも納得であり、なんと500年以上もの歴史をもつ建物なのです。この建物の名を、サンチャゴ砦といいます。
679【マレーシア紀行】東南アジアで最も古い教会であり、宣教師ザビエルの遺体が埋葬されていたことでも有名な『セント・ポール教会』
マラッカの街の中央にはセント・ポールの丘という小高い丘があります。その丘の上には、街中のどこから見ても見える小さな教会跡が残っています。ここはセント・ポール教会といいます。かつてポルトガルがマラッカを支配していたころ、マラッカはキリスト教宣教師たちの活動拠点の街でもありました。その頃に宣教師たちによって使われていた教会跡なのです。
628【マレーシア紀行】あの、歴史で学んだ宣教師ザビエルとやじろうに縁のあるのがマラッカなのです『セント・フランシスコ・ザビエル教会 (Church of St.Francis Xavier) 』
キリスト教を伝来したフランシスコ・ザビエルですが、その人物の存在があったからこそ、ザビエルは日本にやってくることとなり、歴史は大きく動いていったのです。そして、そんなマラッカには、両人にがこの地に大きなかかわりがあったことを今に伝える建物があります。その建物は、セント・サンフランシス・ザビエル教会といいます。
595【マレーシア紀行】マラッカの王宮を模した巨大な建物の中にある博物館『マラッカスルタンパレス』
マラッカの街には、同じく数多くの博物館もあり、これらを見て回ることでマラッカの歴史がよくわかるわけです。今回はマラッカスルタンパレスを紹介していきたいと思います。木造の巨大な王宮を模したこの博物館は、その建物自体がマラッカの歴史を現代の世に伝える役割を担ったものなのでした。
173【マレーシア紀行】マラッカの街の新旧エリアを一望『マラッカタワー』
今回紹介する、世界遺産の町マラッカにある『マラッカタワー』からは、マラッカの町を上から眺めることができます。このタワー、タワーの展望室が回転して、360度全ての方角の町並みを見ることができる、遊園地のアトラクションのような作りになっているのです。
143【マレーシア紀行】マラッカの一日の締めくくりは『マラッカリバークルーズ』
マレーシアの世界遺産都市『マラッカ』。2008年に『マラッカ海峡の都市群』として世界遺産登録された、歴史ある古都です。そんな、マラッカの街中のマラッカリバーからオシャレな街並みを眺めてみることができる『マラッカリバークルーズ』があります。
046 【マレーシア紀行】2013年に遭遇した、マラッカの火災
マレーシアの南にある、世界遺産都市マラッカ。数々の歴史的な史跡を堪能しようと訪れたこの街で、予想外の事態に遭遇したのでした。

マラッカ海洋博物館

マラッカ海洋博物館は、マレーシアのマラッカにある博物館です。
マラッカの中心にあるオランダ広場からも遠目に見える巨大な木造船が特徴的な博物館になっています。
ここでは、海洋国家であったマラッカの海運や貿易について展示されています。
特に、この博物館では、マラッカがこれまで経てきたマラッカ王国時代からポルトガル、オランダ、イギリスの植民地時代。
そして日本統治の時代などの各時代の貿易の様子についてなどを知ることができます。
こういったマラッカの歴史的な流れを、様々な国々の歴史的な船の模型や、海洋交易のやり取りを再現した模型や絵画、当時の古地図、工芸品展示で表しており、海に生きたマラッカの人々の歴史を学ぶには非常に良い博物館です。

オランダ広場からも10分ほどで歩いて訪れることができる場所にあるので、マラッカ観光の行程に容易に組み込むことができます。
アクセスが非常に良い場所にあるので、年間20万超の来客があるのだそうです。
1994年から公式に当時の首相によって公開された博物館です。

何よりもこのマラッカ海洋博物館のシンボルである船なのですが、高さ34m、全長36m、幅が8mもあるポルトガルの船フロール・デ・ラマール号です。
高さが34mもあるため、甲板に実際に上がった時の高さは相当なものです。
ポルトガルがマラッカを侵攻する際に使われたものなのだそうですが、残念ながらこちらの船は本物ではなく、レプリカなのですが、原寸大の物となっています。
外装は完全なレプリカではなく、マレーの装飾が施されたりしているため、若干の際はあるのだそうです。

アクセス

オランダ広場から南西に800mほどのところにあります。

マラッカ海洋博物館に行ってみた

それではマラッカ海洋博物館に行ってみましょう。

川沿いにひときわ目立つ大きな船が見えてきました。
ここがマラッカ海洋博物館です。
写真の右下のところにチケットカウンターがあるので入ってみましょう。
大人一人10リンギットです。

レプリカではありますが、原寸大サイズのため、非常に迫力がありますね。

とりあえずまずぐるーっと見て回ってみました。

イカリもしっかりと再現されています。

では中に入っていきましょう。
チケットカウンターを入るとすぐに船の甲板にむかって登っていきます。
この博物館は、甲板から内部に入り、最深部にまで回っていく構造になっています。

甲板に上がってきました!
マストの支柱はもちろん登れません。

甲板の様子です。
かなり高さのある船なので、まわりの様子からその高さがわかるでしょうか。

内部が博物館になっていますので入っていきましょう。

まずは船長室です。

マラッカでの交易の様子が再現されています。

マラッカの海岸線の様子ですね。

武器弾薬の展示です。
ポルトガル船がマラッカ侵攻をしたときに用いられたのでしょう。

当時は貨幣も重要な取引品でした。

これも貨幣?

こちらには世界各国の紙幣の展示がありました。

内部はびっくりするぐらい深く降りていくことができます。

ポルトガルがマラッカを侵攻したときの様子を描いた絵画です。

併設の建物も博物館になっており、一緒に観覧することができます。

いかがだったでしょうか。
マラッカの数ある博物館の中でも非常に特徴ある博物館であるマラッカ海洋博物館。
実際のサイズの船を楽しめるということで、普通の博物館では味わうことができない体験をしてみませんか。