624【北海道紀行】かつて1934年まで実際に使われ、函館の歴史とともにあった『函館市旧イギリス領事館』

北海道(Hokkaido)
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北海道函館は、日本が開国したときに海外との窓口として開かれた港の一つです。
早くから開港されていたため、海外から様々な人や物、技術などが入ってきていました。
そのためこの街には、当時を感じさせるようなノスタルジックな建物や街並みがたくさん残されているのです。

今回紹介している建物も、100年以上の歴史がある建物なのですが、その内部が一般公開されている貴重なものなのです。
その建物は、函館市旧イギリス領事館といい、函館の中でも3番目に古く設立された領事館なのです。
実際に使われていた領事館なのですが、現在は開港記念館として使われているのです。
今回はそんな歴史的な建物を使った記念館を見に行ってみたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 江戸末期にいち早く開港していた函館。そして、多くの外国人がやってきていたからこその歴史的な建造物を見に行ってみよう。

北海道函館関係の記事です。

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函館市旧イギリス領事館

函館市旧イギリス領事館は、函館市にある建造物です。
いち早く開港となった函館には、海外から数多くの外国人がやってくるようになります。
そのため、函館後には各国の領事館が置かれます。

このイギリス領事館が函館に置かれたのは安政6年(1859)のことであり、函館にアメリカとロシアに続いて造られた3番目の領事館であした。
最初に造られた場所は現在のところではなく、称名寺に開設されていました。
その後、文久3年(1863)に現在のハリストス正教会西側に移設されますが、その後すぐに火災により焼失します。
その後は仮領事館として、現在の場所付近に移設されますが、再び火災により焼失してしまいます。
さらに1885年には現在と同じ場所に領事館を再建しますが、またまた火災で焼失します。
このようにたびたびの火災により何度も焼失してしまっていたイギリス領事館ですが、大正2年(1913)に再建した領事館が、今日残っている函館市旧イギリス領事館の建物です。
この建物自体は大正2年(1913)から昭和9年(1934)まで実際にイギリス領事館として使用されていました。
領事館として閉鎖後、戦争を挟んで40年ほどは市立函館病院の施設として利用されていたこともありますが、昭和54年(1979)に函館市の有形文化財として指定されます。
現在のように一般公開されたのが平成4年(1992)であり、リニューアルオープンも経て現在も営業され続けています。

現在はその内部が一般公開されています。
旧イギリス領事館の建物そのものが見られることと、開港記念館としての展示が公開されています。
内部には、当時の領事執務室や(再現)、開港当時の歴史についての多数の資料展示などがあります。
また、英国の雰囲気を味わいながらアフタヌーンティーが楽しめるカフェや、売店なども併設して営業されています。

アクセス

函館市電の電停末広町から徒歩5分で到着します。

函館市旧イギリス領事館に行ってみた

それでは、函館市旧イギリス領事館へ行ってみましょう。

函館市旧イギリス領事館のあるエリアは、
函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区として、開港当時に中心的な役割を果たしてきた異国情緒豊かな街並みが形成され、大切に保護保存され続けています。

そんな中に今回紹介している函館市旧イギリス領事館はあります。
ここは別名開港記念館としても営業されています。

こちらが旧イギリス領事館です。
ヨーロッパ的な雰囲気と、日本の伝統的な作りとが融合された和洋折衷の建物です。

それでは館内に入ってみましょう。
実はここに移設されるまでも何度か火災で焼失してしまったため、ここの建物自体は地区100年ほどの建物です。

イギリス領事館時代に使われていた門章です。

当時函館に入ってきた舶来の物の数々が展示されています。

かつての領事についての説明です。

内部は自由に見学することができます。
領事館として使用されてきた時代のものを再現しています。

当時の新聞記事なども展示されています。

館内にあるペリーの等身大人形です。

開港当時の鳥観図が床に描かれているこの部屋は、開港記念ホールです。



いかがだったでしょうか。
函館のこの旧イギリス領事館のあるエリアは、ここ以外にも本当にたくさんの歴史的な建物が立ち並ぶ有名観光地です。
たくさんのレトロ建築巡りがしたいのであれば、函館観光で欠かせない場所でしょう。
市電に揺られながら函館の街を移動し、有名な坂のある街を散策して、レトロな建物を訪れる。
これだけでも非常に思い出深い旅になることでしょう。