世界3大料理といえば何を思い浮かべますか?
まず思い浮かぶのがフランス料理。
ヨーロッパを代表、世界を代表するような料理の代名詞ですよね。
次に思い浮かぶのが中華料理かな。
中国4000年の歴史!?
地域によっても様々な味やスタイルがある日本でも非常に一般的な料理ですね。
では、3つめは??
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日本料理??・・・違います。
韓国料理??・・・違います。
インド料理??・・・違います。
スペイン料理??・・・違います。
それは、トルコ料理なのです。
トルコ料理??
今、頭の中に何が思い浮かびましたか??
なにも浮かばないか、浮かんだとしてもケバブ?トルコアイス??
このように我々にとっては、トルコ料理は残念ながらなじみがないのが実際です。
しかし、世界3大料理というだけあって、さぞかし素晴らしいお味なのでしょう。
今回はそんなトルコ料理について調べてみることにしました。
というわけで、今回のわきみちは、
トルコ料理とは
トルコ料理は、トルコの郷土料理です。
フランス料理・中華料理と並び、世界3大料理の一つとして数えられる料理なのです。
私たちにはあまりなじみがないのですが、トルコというとヨーロッパそしてアジア双方の玄関口。
過去にも、西から東から多くの人々がこの地域を行きかう場所であったことから、ヨーロッパの食文化やアジアの食文化、アフリカの食文化などなど、様々な食文化がここを行き交ったことが想像できるのではないでしょうか。
そのため、一概にスパイスが多用されているといったこともなく、新鮮な野菜や果物、畜産物などがふんだんに使われた日本人も非常に食べやすい料理なのです。
もともとトルコの人々は、現在よりも北東である中央アジアに住む人々でした。
この中央アジア時代から伝統的に受け継がれてきた料理があったうえで、トルコがアナトリア半島へ移動したことで、地中海周辺の料理の影響を受け、またその後は東西南北から様々な食文化が行き交ったことにより、トルコ料理は、素材から調理法、味付けまで、様々な食文化が融合した多彩なものが展開される料理となったのです。
トルコ料理の特徴
トルコ料理の特徴は次のようなものがあげられます。
ヨーグルト

トルコ料理ではヨーグルトが欠かせません。
それも、ヨーグルト単体として食べるのではなく、ほとんど毎日料理に使われている食材なのです。
トルコとでは特に水切りをしたギリシャヨーグルトのような硬さで、酸味の強いヨーグルトが用いられます。
そのため、トルコとではヨーグルトはキロ売りされているのが当たり前です。
ヨーグルトの使い方も、調理の段階で食材として一緒に調理したり、出来上がった料理にかけたり、ソースにしたり、ドリンクにしたりと、多岐にわたります。
ケバブによく使われるソースにこのヨーグルトソースがあります。
また、日本のヨーグルトであれば牛乳から作られますが、トルコでは羊や山羊、水牛などの乳からも作られます。
ナッツ類を使う

トルコ料理ではナッツ類を多用します。
特に、ピスタチオやヘーゼルナッツに関しては世界トップクラスの生産量を誇り、トルコ料理からトルコのスイーツまで様々な場面で用いられています。
また、アーモンドやクルミ、松の実なども使われています。
実は日本でも有名なケバブにもナッツ類は用いられているのです。
羊肉

トルコではイスラム教国家であるため豚肉は禁忌とされています。
また、牛肉もそれほど飼育に適していないためメジャーではなく、そのかわりに羊肉や鶏肉がメインの食材として使われます。
こういった肉を使った料理がケバブといわれるのです。
日本だと、肉塊を回転させてじっくり焼き、そぎ切りにして食べるドネルケバブが有名ですが、串焼きのシシケバブ、ヨーグルト絡めて食べるイスケンデル・ケバブなど、一言にケバブといってもいろいろな種類があるのです。

肉もそのまま焼いて用いられるものもあれば、ひき肉を使った料理もたくさんあります。
魚介類

トルコといえばすぐそばには地中海。そのため、魚や魚介類料理もたくさんあるのです。
特にサバやムール貝が食されており、サバをパンで挟んだサバサンド「バルック・エクメーイ」などは定番の人気料理です。
日本ではなかなか見かけませんよね。
いろいろなルーツの食

たくさんの交易の人々が行き交うトルコ。
そのため、様々な料理がルーツなんだろうな、という料理もたくさんあります。
その中でも特徴的なのは、マントゥではないでしょうか。
見た目は完全に餃子。
名前もおそらく、饅頭がきたのではないかと容易に想像ができることからも、中国から伝わったものだろうなというのがすぐにわかります。
小麦粉で作った生地に、ひき肉や香辛料を混ぜて作り、仕上げにはヨーグルト!
餃子に慣れ親しんだ私たちからすると、どんな味なのでしょうか。

いかがだったでしょうか。
思っていた以上に様々な種類の食材を扱っていることから、どんな味なのか興味がわいてきませんか?
まだまだ日本国内ではなじみが薄いですが、これほど歴史のある料理、今後日本に入ってこないとは考えにくいです。
様々なバリエーションのトルコ料理がお手軽に食べられる日がやってくるといいですね。