台湾に行ったら必ず行って楽しむことになる夜市。
特に台北であれば、最大規模の夜市である士林夜市をはじめ、数多くの夜市があります。
古き台湾を感じさせる、寧夏夜市。
地元の人がほとんどの通な夜市、楽華夜市や通化夜市。
学生街にある夜市、 師大夜市や公館夜市。
などなど、観光客であふれる観光夜市をはじめ、地元の人しか知らないような穴場夜市まで、台北だけでもかなりたくさんの夜市があります。
その日によって、夜はどこの夜市に訪れるか考えるだけでも台北の夜を楽しめそうです。
そして、今回紹介するのは、観光夜市として台北を代表する巨大夜市の一つ、饒河街観光夜市(じょうががい)です。
士林夜市のように巨大なメインビルがあるような造りではなく、約600mある道に沿って数多くのお店や屋台が立ち並んでいる夜市です。
観光夜市なので観光客はもちろん、地元住民も多数訪れるこの饒河街観光夜市について見ていってみましょう。
というわけで、今回のわきみちは、
台北に関する記事です。




饒河街観光夜市
今日はどこの夜市に行こうか。
これは台湾旅行では毎日のように楽しく悩みどころになることですね。
台湾が初めてであれば、まずは最大規模の夜市である士林夜市に行きましょう。
メインビルとそこを取り囲むような無数の屋台街。
観光客向けに特化されていることもあるので、回り方も治安も、衛生面も安心して楽しめる夜市でしょう。
しかし、毎回毎回士林夜市ばかりでも飽きてきますよね。
もちろんここ以外にも台湾には夜市が大量にあります。
その中でも今回は、士林夜市と並んで台北二大夜市のひとつでもある饒河街観光夜市(じょうががいかんこうよいち)に行ってみませんか。
饒河街観光夜市は士林夜市に次いで大きな規模の夜市であり、MRT松山駅から徒歩1分足らずのアクセスの良さが魅力の夜市です。
ここの夜市は約600mある道に沿ってお店や屋台が立ち並んでおり、すべてのお店を見て回りやすくなっています。
食べ物であれば、名物である通りの東端にある福州世祖胡椒餅で大行列の胡椒餅。
他には牡蠣入りのあっさり麺である牡蠣麺線や、漢方スープで豚肉を煮込んだ薬燉拝骨など、魅惑の食べ物が盛りだくさんです。
さらには、洋服類や雑貨、ゲーム屋台などもたくさんあり、単純にショッピング目的としてだけでも大満足できます。
さらにMRT松山駅から饒河街観光夜市にむかうとすぐ目の前に18世紀に建立されていた松山慈祐宮があります。
ここは、航海の女神である媽祖が祀られており、ここでお祈りをしてから夜市散策に出かけてもよいかもしれませんね。
アクセス
MRT松山駅から北に徒歩ですぐです。
饒河街観光夜市へ行ってみた
それでは饒河街観光夜市へ行ってみましょう。

新年に訪れたこともあって、いろいろとにぎやかな様子になっていました。

この時計台が目印。
この対面に饒河街観光夜市はあります。

MRT松山駅からは、徒歩ですぐに到着します。

饒河街観光夜市の東端入り口のそばには、松山慈祐宮という航海の女神を祀った由緒ある寺院があります。

それでは饒河街観光夜市に入っていきましょう。
さっそく胡椒餅の看板が見えいますが、入ってすぐのところに福州世祖胡椒餅があります。


大行列ではあるものの、回転は非常に速いのであっという間に手に入ります。
独特の焼き釜で焼かれている胡椒餅はパリッとした皮の中に肉汁たっぷりの餡がつまっており、その人気も納得です。
甘利にも人気なので、店員さんたちは常に胡椒餅を包み、焼き、提供し、ということを繰り返しているため、店員の愛想はけっこう悪いです。

こちらは牡蠣とモツが入った台湾式にゅうめんである麺線です。
かつおだしベースなのでベースはなじみ深い味です。
そこに牡蠣やモツから出たしっかりとしたエキスが加わり、味わい深い一品になっています。

こちらも饒河街観光夜市では有名な一品、薬燉排骨です。
漢方のスープで骨付き豚肉を煮込んだ料理です。
漢方?と聞くとどう料理と結びついているの?と思うかもしれませんが、カレーで使われているスパイスも漢方です。
おそらくイメージしている漢方薬のお味ではありませんよw。
実際食べてみると、漢方の香りや味はそれほどなく、初めてでも食べやすいうえに、滋養に富んだ健康食なのです。

デザートには仙草ゼリーのかき氷をいただきました。

西の端まで歩いてきました。
こちらも新年のイルミネーションが盛りだくさん。
とにかく、一往復すると出店しているお店全てを見ることができる徘徊しやすい夜市なので、ベストスポットを見落とすことはないでしょう。
いかがだったでしょうか。
台湾フードにショッピングに遊戯にと、余すところなく楽しむことができる夜市として、時間があったり、台湾に訪れたのが何度目か、といったようなときには、ぜひとも訪れていただきたい夜市でした。