なんかこの料理見たことがあるぞ・・・??
世界にはそんな料理が意外とあったりします。
名前は全然違うのに、どこか懐かしさすら感じる世界の料理。
特に、大航海時代やシルクロード時代、東西南北世界をまたにかけて人々が往来した時代には、人々ともに食文化も往来したわけなのです。
今回紹介するのは、ネパールでちらほら見かける地元の人々のソウルフードです。
この地元の人々に愛され続けている食べ物なのですが、どうみても・・・
ギョーザ?
もしくは
肉まん?
そうなんです。
ネパールには、ギョーザや肉まんそっくりな料理があるのです。
その名をモモといいます。
このモモなのですが、見れば見るほどアレそっくり。
おそらく中国とかから来たのだろうなあ・・・と容易に想像できてしまいます。
そんなネパールの国民食であるモモを今回は紹介するとともに、首都カトマンズで見かけた、これはぜひ行ってもらわないと!!と激オシできるほどのモモのお店を紹介したいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
ネパールのカトマンズに関する記事です。





モモ
モモとは、ネパールをはじめ、チベットの文化圏で広く食べられる料理です。
その見た目はまさしく餃子?肉まん???小籠包???
とにかく中国の点心と呼ばれる食べ物そのままです。
じゃあ中は?
具材に多少の違いはあるものの、肉と野菜で作った餡がつめられており、何かしらのタレに絡めて食べるところはどこからどう見ても中国の蒸餃子や肉まんなのです。
かつて、古くから中華圏の人々と交易のあった国々では、これと同じような料理が伝統的にみられますが、ネパールのモモもまさしくそうです。
中国からチベットに伝わったこの料理は、そこからネパールにも伝えられたと考えられています。
一般の家庭でも作れないことはないですが、ネパールでは町のいたるところで購入できる軽食としてみなされています。
価格も非常に安く、おやつ感覚で食べているのかもしれませんね。
中国の餃子や肉まんとの違いは、使われている肉の種類でしょう。
一般的には豚が使われていますが、中国から西に行くにしたがって水牛の肉やマトン肉が用いられるようになりました。
また、タレもしょうゆベースのものだけではなく、スパイスたっぷりのカレー風味のソースが一般的であったり、少しずつネパール独自のアレンジは加えられています。
ネパールレストランを標榜しているところであれば、ほぼ間違いなくメニューには入っているだろうモモ。
お店ごとに少しずつアレンジが違うので、いろいろ食べ比べてみるのが楽ししれませんね。
そんなネパールのカトマンズを訪れたとき、この有名なモモをどこで食べようかと非常に悩んだのですが、完全にアンテナに引っかかったお店がタメルにあったのです。
その名を、『モモハット』といいますw
モモハット
『モモハット』・・・
もう名前からして完全にアレですよねw
ファストフード感漂うこの名前ですが、調べてみたところ特にチェーン店は無いようです。
お店に行ってメニューを見てみると、伝統的な蒸モモ以外にもいろいろな調理方法があるようで、注文時に選ぶことができます。
蒸モモ
焼モモ
揚モモ
水(スープ)モモ
などなど。
それ以外にも水牛の肉で作ったモモなのか、マトンで作ったモモなのか、それとも野菜がメインのモモなのか、中に入っている肉や野菜も選べます。
ベジタリアン、ノンベジ両方とも満足できるメニューになっていました。
一皿10個ほど入っているので、2~3人で訪れるのにほんとちょうどいい量なのです。
そして、タレも一緒に出てくるのですが、チリベースのタレと、カレーベースのタレがでてきます。
このカレーベースのタレとモモが非常にマッチして美味し!!
一皿二皿ぐらいではペロリと食べてしまいます。
そしてこのモモハットですが、モモだけではなく軽いネパール軽食も楽しめちゃいます。
完全にパクリな名前に反して、味は非常に高評価です。
どこでモモを食べるか迷ったときは、ここを訪れて間違いないでしょう。
店内はおそらく観光客メインに営業しているのかな?きれいで清潔な店内になっています。
滞在中は何度かモモハットにはお世話になってしまいました。
アクセス
タメル地区のちょうど中心部あたりにありますが、非常に案内しにくいので、地図を頼りに歩くしかないかと思います。
モモハットへ行ってみた
それではモモハットに行ってみたいと思います。
残念ながら外観写真が残っていなかったので、モモそのものを見ていただいた方がいいかなと思います。

これが一般的なポークのモモ。
完全に餃子でしょ!?
そしてこの付け合わせのソースがマッチして非常に美味いのです。
ギョーザにカレーソース。
これは日本でも試してみなければ!!

スープも一緒についてきますよ。

そのほかにもネパールの軽食がいろいろとあります。
まあでも、モモが非常においしいので、あの肉のモモ、あの調理法のモモ・・・といろいろ試しているうちにおなか一杯にはなりそうではありますが。
いかがっだったでしょうか。
世界各国にはいろいろなソウルフードがありますが、ネパールのモモほど日本人の口にもぴったりなものも他にはなかなかないのではないでしょうか。
いろいろローカルのモモ屋はたくさんありますが、最初に失敗したくないときはタメル地区のモモハットは自信をもってお勧めできるモモレストランです。