664【ベトナム紀行】何の変哲もないホテルだけど。自分にとっては思い出深い『ビクトリーホテル』

ベトナム(Vietnum)
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今回はとあるホテルの紹介しをしています。
ところがこのホテル、何の変哲もないホテルです。
唯一特徴として考えられるのは、老舗だということぐらいか。
ラグジュアリーなホテルでも、何か特別なサービスも、人々との温かい交流があるわけでもありません。

ではなぜこのホテルを取り上げるのか?
それは、自分が初の海外旅の初日に宿泊したホテルだからです。

そう、個人的な理由ですw
今では覚えられないほど数多くの宿泊をしてきたわけですが、このホテルのことだけは忘れられません。
ホテルを見つけるまでに、ホテルに入ってから、いろいろと苦労をした思い出が今もなお鮮明によみがえってきます。
あまりにも思い出深いわけなので、15年後もう一度訪れてしまいましたw
まあ、宿泊はしませんでしたが。

そんな思い出深いホテルは、ベトナムはホーチミンシティにあるビクトリーホテルというホテルです。
今回はそんな個人的に思い出深いビクトリーホテルについて紹介したいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 実は三ツ星ホテル!?きれいにリノベーションもされた統一会堂すぐそばにある老舗のホテルへ行ってみよう。

ベトナムに関する記事です。

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ビクトリーホテル

ビクトリーホテルは、ベトナムのホーチミンシティ中心部にある老舗ホテルです。
ホテルのランクでは三ツ星ホテルとなっていますが、その設備と品質は四つ星に相当するのだそうです。(自称)
ナムキーコインギア通りとヴォヴァンタン通りを見下ろす角にあります。
価格もリーズナブルであり、$30中盤から$70中盤ぐらいの価格帯で宿泊できます。
統一会堂のすぐそばにあるビクトリーホテルは、ホーチミンシティの主要な見どころが徒歩圏内にある非常に利便性の高いホテルです。

統一会堂
戦争証跡博物館
サイゴン大教会
中央郵便局
ベンタン市場
ダイヤモンドプラザ

といった、ホーチミンに訪れたらだれもが一度は立ち寄るスポットがすべて徒歩圏内なのです。

老舗のホテルであるので、非常に大きな建物になっているのが特徴です。
館内には200を超える設備の整ったモダン且つ豪華で、ゆったりとした広さをもっていいます。
VIPルーム、ロイヤルルームも完備されており、VIPルームには24金がちりばめられています。
ホテル内だけでも50種類以上の伝統的なベトナム料理を提供できるレストラン、高級マッサージルーム、プール、ジムなどホーチミンステイを快適に過ごすことができる設備が整っています。
また、会議室も備えているため、ビジネス目的や、結婚式などのパーティーなども開催することができます。

こちらのホテル、非常に歴史があるのですが、なんと統一会堂と同時に建てられたホテル(1873年??再建は1966年)と同時期に建てられたホテルなのだそうです。(自称)
そんな歴史があるホテルであるため、ホーチミン市観光局からは、ホーチミン市のトップ3ホテルの一つ、として選ばれているのだそうです。

アクセス

統一会堂の正門から、北西に200mのところにあります。

ビクトリーホテルへ行ってみた

それではビクトリーホテルへ行ってみましょう。

こちらがビクトリーホテルです。
なお、2002年当時のホテルの様子です。
この時は初の海外旅ということもあったにもかかわらず、ホテルの予約も取らずにホーチミンシティにやってきていました。
海外をなめてやってきた自分たち。
さんざん歩き回ってようやく見つけたのがこのビクトリーホテルでした。
当時2名で泊ったのですが、海外ホテルは1ルーム価格が一般的なことを知ったのもこのホテルでした。

当時の内部は、老舗感がかなり出ていたため、少し薄暗い印象だったことを覚えています。
何よりもここに到着してすぐにおきたトラブル、それは、
オートロック締め出され事件です。
・・・
まあ、初めてならやらかすこともありますよねw

そんなビクトリーホテルですが、2017年の様子がこちらです。
外観はきれいに改修されていました。
また内部の設備も非常に快適なものにリノベーションされているそうです。
当時は初めての海外で泊ることだけで精いっぱいなこともあったので、ホテル内の設備を十分に活用することはなかったのですが、今であれば再び訪れたときにそういった設備も活用していきたいですね。
15年経った今もまだしっかりと健在な様子を見ると、最初に選んだホテルがここでよかったなあと思います。

いかがだったでしょうか。
誰しも初めて旅した時に泊まったホテルというのは覚えていることでしょう。
そのホテルが今もなお健在であることを知るとなんだかうれしくなってしまいますね。
自分の過去をたどる旅、というのもまた旅のスタイルとしても面白いかもしれませんね。