2年以上にも及んでいるコロナ禍。
その中で壊滅的な被害を受けた業界のひとつが航空業界であることは間違いないでしょう。
数多くの航空会社は存続ができなくなってしまったところも少なくはありません。
そのよう中でも、様々な企業努力や工夫によって、なんとか存続していこうとしていることは想像に難くありません。
そのような苦境にある航空業界。
しかし、いくら企業運営が難しいからといって、安全のために資金や企業努力を怠るわけにはいきません。
2022年現在、これまでの実績をもとにした、世界で最も安全な航空会社が紹介されていました。
安全であること。これがなによりも重要視される航空業界で、世界から認められている航空会社はどこなのでしょうか?
今回は、2022年現在で世界で最も安全な航空会社について紹介されていた記事がありましたので紹介していきたいと思います。
実際に利用する航空機を選ぶときには、他のどんな乗り物よりも安全が気になりますよね。
毎年のように発表されるこの安全な航空会社ランキング。
頻繁に航空機を利用する人にとっても、ここぞというときに航空機を利用する人にとっても、何よりも参考になる情報ですよね。
また今回は、格安航空会社の中でも安全な航空会社がピックアップされていましたので併せてご参照ください。
というわけで、今回のわきみちは、
2022年の世界で最も安全な航空会社

AirlineRatings.comによって、2022年段階で最も安全な航空会社が公表されました。
1.ニュージーランド航空
2.エティハド航空(アブダビ)
3.カタール航空
4.シンガポール航空
5.TAPポルトガル航空
6.スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー共同運航)
7.カンタス航空(オーストラリア)
8.アラスカ航空
9.エバー航空(台湾)
10.ヴァージンオーストラリア/ヴァージンアトランティック航空
11.キャセイパシフィック航空(香港)
12.ハワイアン航空
13.アメリカン航空
14.ルフトハンザ航空(ドイツ)
15.フィンエアー航空(フィンランド)
16.KLMオランダ航空
17.ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
18.デルタ航空(アメリカ)
19.ユナイテッド航空(アメリカ)
20.エミレーツ航空(ドバイ)
特徴的なのは、アラブ首長国連邦の構成国が多いこと、アジア系が多いことでしょうか。
アメリカは航空会社自体が多いので

コロナ禍によって、航空業界の不振が続いています。
このパンデミックによって、空の旅を選ぶ人は激減してしまい、数多くの航空会社が立ち行かなくなっています。
そして、まだまだ先行きの見えない世界情勢ではあるものの、今年も世界で最も安全な航空会社ランキングが出ました。
今回は、今までの通り世界の385社の航空会社を、重大事故、墜落事故、航空機体の使用年月、コックピットの革新性、パイロットたちのトレーニングなどに加えてCovidに絡んだ要因などから年間の安全性を算出し、上記のようなランキングが発表されています。
今回1位になったのニュージーランド航空となりました。
ニュージーランド航空は、パイロットのトレーニングの分野では主導権を握っています。
また、40年以上も運用上の安全性で世界をリードしているのです。
それに続いて、エティハド航空、カタール航空、シンガポール航空と、中東・アジア勢が上位を占めています。
この中でランキングを下げているのは、これまでは首位を独占していた7位に入っているカンタス航空です。
原因としては航空機体の使用年月と、インシデントが増加してしまったためなのだそうです。

なお、AirlineRatings.comは、世界で最も安全な格安航空会社のリストも作成しています。
これらの航空会社は、トップ10に入る企業がアルファベット順にリストアップされています。
アレジアント航空(アメリカ)
イージージェット・スイス
Frontier Airlines
フロンティア航空(アメリカ)
ジェットブルー航空(アメリカ)
ライアンエアー(アイルランド)
Vietjet Air(ベトナム)
ボラリス(メキシコ)
ウエストジェット航空(カナダ)
ウィズエアー(ハンガリー)

いかがだったでしょうか。
なかなか航空機に乗る機会も減ってしまっている昨今、各社ともに企業努力を凝らしながらそれぞれが安全運航を実現しようとしています。
そのような中で、『安全』と太鼓判を押してもらったこれらの企業。
航空業界低迷のこの時期を何とか乗り越え、再び世界中を飛び回る活況な時代がやってくることを願っています。
