686【雑記】世界で最も危険だともいわれている国。その実態はどのようなものなのでしょうか!?『ホンジュラス』

世界のわきみち(World)
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ホンジュラスという国名を聞いて何をイメージしますか?
大きく2つに分かれるのではないかと思います。

1つ目は、「どこ?それ。」
中米にある国というとなかなかごちゃっとしていて、全てを言えるかというと自信はありません。特に島国。
そんな中米にあって、その中では比較的大きな国なんですよ。
ニカラグア、エルサルバドル、グアテマラ、ベリーズ。
こういった国々に囲まれていますが、聞いたことはあっても正確な位置まではピンときませんよね。

そしてもう一つは、世界一危険な国・・・ではないでしょうか。
非常に治安の悪い国ということで有名なホンジュラス。
実際中米の国々の中でも最も治安が悪く、強盗やスリは当たり前。
殺人で亡くなる人の数も紛争国並みに悪いという国です。

ではこのホンジュラス
実際はどのような国であり、どうしてこのように悪名高い話が世界に広がることになってしまったのか、今回は調べていきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 世界で最も危険だといわれている国。しかし、何の理由もなく国がこのようになっていくkとはないのです。

ホンジュラス

ホンジュラスは、中米の中でもさらにその中心部あたりにある国です。

残念ながら世界で最も危険な国ということで逆に有名になってしまっているこの国ですが、どのようないきさつで誕生した国なのでしょうか。
現在のホンジュラスは、スペイン語を公用語とし、人口の約9割が白人とインディオの混血であるメスティーソが占めています。

宗教は、キリスト教カトリック派が圧倒的に多く、スペインによる統治時代の影響が大きい国といえます。

ホンジュラスの歴史

ホンジュラスのある地は、ヨーロッパ諸国による開拓が行われるよりもはるか昔。
紀元前1万年ごろから人類の居住跡が見つかるほど、古くから生活の痕跡が見られる場所でした。
鉱物資源や農産物などが豊かなこの地域は、古くから時の有力者によって重宝されていた土地だったのです。
そのため、巨大なピラミッドや、堀や城壁のようなものもあったことが確認されています。
1500年ほど前には、現在のホンジュラスの西端、コパンに巨大な王朝が誕生します。

しかし、コロンブスが南北アメリ大陸を発見したことによってスペインによる入植がはじまります。
メキシコにあったかつてのアステカ帝国を滅ぼしたスペインは、ホンジュラスの地域も植民地化され、金や銀などの豊富な鉱物資源がヨーロッパに持ち去られます。

そこから約300年間スペインによる植民地時代となりますが、徐々に独立の機運が他余っていき、1821年に独立して、メキシコ帝国と合併します。
さらには中央アメリカ連邦共和国にも加盟しますが、同国が瓦解した後の1838年にホンジュラス共和国として独立します。
その後、周辺諸国とのいざこざなどはあったものの、バナナ栽培を国の主要産業として1990年ごろまでは比較的治安のよい国でした。

ホンジュラスと治安

しかし、そんなホンジュラスの状況を変えてしまったのは1998年に同国を襲ったハリケーンでの巨大な被害と、2009年に勃発した軍事クーデターでした。
これによって、多くの死亡者が発生したことと、多くの失業者が生まれたことによってホンジュラスの治安は急激に悪化していきます。
それに加えて、麻薬組織の犯罪なども横行しており、1000万人ほどの人口であるにもかかわらず、10万人中40人弱が殺人によって命を失っています。

現代のホンジュラスは依然として、バナナやコーヒーといった農産物への依存度が高い産業構造となっています。
しかし、ハリケーンをはじめとした自然災害の危機も抱えた同国にとっては、農産物を主要産業として国家を運営していることは、国としての脆弱さがあります。
そのため、観光業をはじめとした新規産業の創出を図ろうとしていますが、同国の治安の悪さがこれらにも影響をしており、思うようには進んでいません。

ホンジュラスの世界遺産

ホンジュラスには、かつての中心都市だったコパンに残るマヤ遺跡がユネスコの世界遺産に登録されています。
8世紀ころの遺構が多く残されており、貴族たちの居住区をはじめ、石碑や祭壇、神殿跡などが残されています。

いかがだったでしょうか。
やはり国のかじ取りが不安になると、治安の面にも多大な影響が出ることがわかりますね。
実際、犯罪がここまで身近にあるとなると訪れることに対して若干の抵抗は出てきますね。
しかし、そんな中でも必死に毎日の生活を送っている人々がいるわけです。
地球に住む一人として、まずは知ることから始めていくことが大切ではないでしょうか。