今や世界のどこにでもあるマクドナルド。
主力のハンバーガーの味は全世界共通の味です。
どこで食べてもその味や品質が保証されているため、初めていった国でもマクドナルドを見かけるとホッとしますよね。
ハンバーガー、マックフライポテト、コカ・コーラ。
アメリカンスタイルとして定番のこのメニューは、どこに行っても確立しています。
ところが、このいくつかの定番のメニュー以外は、となると意外にそれぞれの国独自のスタイルがあるのです。
日本のマクドナルドであれば、毎月のように展開される期間限定メニューなどは、日本独自の物が多かったりします。
・てりやきマックバーガー
・えびフィレオ
・かるびマック
・月見バーガー
・チキンタツタ
などなど。
かなりの人気ラインナップですが、これらのメニューは日本以外では食べられません。
(てりやきマックバーガーは、タイではサムライバーガーとして食べることができますが。)
そして今回取り上げるのはインドネシアのマクドナルドです。
インドネシアといえば、世界最大のムスリム国。
となるとアレがだめなんです。豚肉が。
そのため、インドネシアのマクドナルドは豚肉を使わないメニューを考えなければいけないというハードルがあるのです。
ではインドネシアのマクドナルドとは、どのようなラインナップが展開されているのでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
インドネシアの食に関する記事です。

















インドネシアのマクドナルド

東南アジアのインドネシア。
外資系企業の参入が激しいこの国においても、マクドナルドはもちろんのことながら展開されています。
店舗の造りから営業の仕方、商品ラインナップと全世界共通の安心のクオリティがインドネシアでも提供されています。
無人型の注文パネルも設置されており、日本よりも進んでいるところもあります。
また、マックカフェも展開されており、世界共通のクオリティのカフェメニューも提供されています。
ハンバーガー
ビッグマック
フィレオフィッシュ
マックフライポテト
チキンマックナゲット
アップルパイ
マックフルーリー
ハッシュポテト
この辺りの定番メニューはインドネシアでも食べることができます。
そんなインドネシアのマクドナルドですが、この国で展開するにあたって最も課題になってくるのが豚肉が提供できないことです。
そのため、日本では当たり前のように提供されている、てりやきマックバーガーやマックポークといったメニューは提供ができません。
また、今は使われていないようですが、豚肉由来のラードやゼラチンなどの材料も用いることができません。
この辺りが若干味に影響を与えることは一般的にあるのですが、マクドナルドの場合そこまで味に何か影響があるような気はしませんでした。
インドネシアのマクドナルドの商品の特徴
では、そんなメニューに制約のあるインドネシアのマクドナルドの商品の特徴は何なのでしょうか。

まず一つ目が『アヤム』。つまり、フライドチキンです。
フライドチキン??KFCみたいな・・・。
しかもサイドメニューで展開されるようなフライドチキンではありません。
ハンバーガーなどと同様の主力メニューとして展開されているのです。
実際店内を見まわしてみると、フライドチキンを頼んでいる人が過半数いてそうなほどの人気商品なのです。
お味はKFCとはやはり違いがあり、厚めのザクザクした衣が特徴のチキンであり、ボリュームもかなりあります。
また、店内ではインドネシアの人々が大好きな激辛サンバルソースがかけ放題なので、たっぷりとソースをかけたフライドチキンをほおばっている人がたくさんいます。

また、もう一つの特徴は『ナシ』です。
ナシ、つまりご飯です。
インドネシアのマクドナルドでは、セットメニューを頼むと必ずおにぎり大のライスボールがついてきます。
インドネシアの人々にとっては、ライスこそが食事のメインであり、それがたとえチキンであってもハンバーガーであっても、ライスがなければ食事ではないのです。
この2点がインドネシアのマクドナルドの特徴です。
もちろんインドネシアでも期間限定メニューはあります。
日本ほど頻繁ではありませんが数が月に1回は期間限定メニューが提供されています。
いかがだったでしょうか。
てりやきマックバーガー好きな人にとっては、インドネシアのマクドナルドはかなり厳しいものがありますね。
他のバーガーチェーンでは、ビーフパティを使ったてりやきバーガーがデイ供されていたこともあるようなので、もしかしたらマクドナルドでもその手を使っててりやき味が展開される可能性もありますよね。