715【城ノウハウ】数多く造られた日本の城だけど、実際のところそのお値段は??

百名城/続・百名城(Castle)
この記事は約4分で読めます。

日本に数多く残る
立派な天守が残っているものもありますし、土台だけになってしまったところもあります。
また、天守を取り巻く城の縄張は広大であり、平城や平山城であれば濠が掘削され、石垣が設けられ、数々の建造物が敷地内に建てられています。
敷地内のすべてを歩くだけでも大変な城ですよね。

現代であればこれだけ広大な物を作るのであれば、多くの重機を投入して工事をすることができるものの、それでも大変なことには変わりはありません。
しかし、築城されていた当時は、重機などがなかったにもかかわらず5年ほどで土地の整備から上物の工事までやってしまっていたこともあったのだそうです。
人の手だけでやっていたことを考えるととんでもない早さですよね。

では、この城造りなのですがいったいどれほどの費用がかかったのでしょうか?
現代であってもビル一つ建てるためには何億もの費用が掛かりますが、もちろんそれ以上にかかっていたことは容易に想像ができるでしょう。
今回はそんなお城を立てる費用について、現代であればどれぐらいの費用が掛かるのかについて調べてみました。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 多くの人々を雇わなければいけない城造り。考えていた以上にとてつもない費用がかかるわけで・・・。

お城を立てる費用を、現代の価格で考えると!?

都道府県各国に数多く建てられた日本の城
現代のように重機も何もなかった時代にこれだけ壮大なものを造ったという事実は驚くべきのものがありますよね。

城といっても、建てられる場所によって城の種類はいろいろとあります。
古くは山の尾根などに、その地形を生かして造られた山城から、小高い丘のような地形に造られた平山城
平坦な地に建てられた平城などですね。
この中でも平地に建てられた平城を現代の技術で造った場合どれほどの費用がかかったかということを建築会社が試算した結果がいくつか発表されています。

今紹介した城の種類の中でも平城について試算されたものを調べてみたいと思います。

平城を立てるための費用

平城はそれこそ何もない平坦な土地に城を立てることになるため、城全体の防御性を高めるために堀の掘削や水の引き込み、石垣の敷設や曲輪の整備などが必要となってきます。
もちろん四方のうちのいずれかを、川や崖、海といった自然の要害を上手に生かすことによって費用を抑えるといったようなことも考えられていたようです。

そんな数々の作業が発生する平城造ですが、最初に行わなければいけないのは城の基礎を造るための土木工事と石積みの工事です。これができていなければ、上物も何も造ることはできませんよね。
そんな土木工事ですが、現代の技術を用いても2~3年の工期をかけて、約600億円ほどの費用がかかるわけです。

基礎が出来上がった後は上物ですね。
その中でも中心になってくるのが、城の象徴的な建物である天守や、城主の住居スペースである御殿などです。
これらを建築するのは、基礎工事よりは時間がかかり5~6年ほどの工期をかけて、約200億円以上の費用が掛かってしまうのだそうです。

ここで書かれている工期は、現代の重機を使って城造りをする場合でこれだけかかってしまうのだそうです。
そこから考えると、当時の場合はその倍以上もの時間がかかってしまうのだそうです。
ところが、豊臣秀吉などは工期3年で堅牢な城を造り上げてしまったりしたこともあるそうで、いかにその城を築城する人物が富と権力を持っているかによってもまちまちなようです。

城造りはこれでおわりではありませんね。
他にも櫓や倉庫群などを造らなければいけないことを考えると、トータルで1000億円ほどの費用はかかるということを考えておかなければいけません。
城を造ったために財政難に陥った・・・、といったこともあったように、その地域にとっては城の築城は非常に重要なことだったことがこの金額からもわかりますよね。

このかかる費用なのですが、現代の超高層ビル建築にかかる費用と同等ぐらいと考えるとよいかもしれません。
実際の例を挙げると、台湾にある高層タワーである台北101の建築にかかった費用が約2000億円かかったのだそうです。

いかがだったでしょうか。
今回は城造りを現代でやってみるとどれくらいの費用が掛かるのかについて書いてみました。
それぞれの国を代表する城。
やはり一等地に、シンボリックな建物を建てるとあっては、安易なものを造るわけにはいきませんよね。
予想通りとんでもない費用が掛かることがわかりました。
まあ現代では、それぞれの城が建っているような一等地の土地費用だけでとんでもないことになってしまいそうです。