716【大阪紀行】え!?そもそも食べられるの??大阪箕面の名物『もみじの天ぷら』

食巡り(Food/Makanan)
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日本料理は世界でも大人気ですよね。
スシ、テンプラ!
といわれるように、スシや天ぷらを筆頭に、世界中で受け入れられている料理がありますよね。
そして、日本から世界に旅立っていった日本料理たちは、世界のいろいろなところで新たに進化を遂げて、新しい味を生み出し続けているわけなのです。

ところで、大阪には一風変わった、天ぷらと名の付く名物があることをご存じでしょうか?
それは、もみじの天ぷらといいます。
もみじ??

そう、あの紅葉の紅葉です。
えーと。
そもそもあれって食べられるんでしたっけ?
まず第一に皆さんそれは思うことでしょう。
そして、実際に実物を見てみると、改めて、「もみじだなあ・・・」と思うわけで。
そして再びこう思うのです。食べられるんだっけ??

今回は、大阪府の箕面市に伝わるこの伝統的なもみじの天ぷらについて紹介していきたいと思います。
この記事を読んだ後は、一度は試してみたくなると思いますよ。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 箕面名物もみじの天ぷら。おそるおそる食べてみると…!!?あれ??一度は試してみたくなるかもしれませんよ。

大阪箕面に関する記事です。

154【大阪紀行】一日くつろげる由緒ある温泉テーマパーク『箕面温泉スパーガーデン』
近年は大型の温泉施設が盛り上がりを見せていますね。そんな大人気の温泉施設ですが、大阪には古くから有名な温泉施設があります。誰もが聞いたことのあるCMで有名な『箕面温泉スパーガーデン』です。現在は大江戸温泉物語がスポンサーとして賑わいを見せる施設なのです。

もみじの天ぷら

食い倒れの街大阪
どんな食べ物でも非常においしいことで有名ですよね。
粉モン文化満載の大阪では、どれとどれとどれを食べて回ろうか、目移りがしてしまうことと思います。
しかし、そんな粉モン文化はどちらかというと大阪の長い歴史から見るとまだまだ新参者の部類です。
大阪には、知る人ぞ知る大阪伝統の食べ物というものもあったりします。

今回紹介するのは、大阪府は箕面市の有名な食べ物、もみじの天ぷらです。
大阪の箕面は、箕面の大滝、箕面川の渓谷、紅葉の名所、スパーガーデンwと大阪北部に広がる自然が満載の場所です。
そんな中に、このもみじの天ぷらも箕面の名物としてカウントされているわけです。
もみじ?あの??
そう。あのもみじです。
天ぷらとはいいますが、おかずではなく、お菓子といったほうがいいかもしれません。
食べた感想は一言で言うと、甘ーいかりんとうです。
なぜかりんとうなの??
それはその作り方に秘訣があるのです。

もみじの天ぷらの作り方

もみじの天ぷらは、大阪府箕面市に古くから伝えられている銘菓です。
なんと1300年前に、当時箕面山で修行していた行者が、もみじを菜種油で揚げることで、滝に映えるもみじの美しさを表現し、それを旅人たちにふるまったことが始まりとされています。
その作り方は、ただ単にもみじを揚げればいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、それこそもみじって食べれたんだっけ?状態ですよね。
もみじはもみじでも、紅葉の時期である秋に、1枚1枚手で拾って採取してからはなんと1年以上塩漬けにし、そこから塩抜きをして形を整えられたもみじが使われます。
その作業も1枚1枚手で選別したり塩抜きしたと、これだけでも非常に手間暇かけられていることがわかりますよね。

なお、天ぷらに使われるもみじは、一行寺楓という特別な種類の木のものが使われているのだそうです。この一行寺楓ですが、普通のもみじとは異なって、もみじの厚みが薄く、色も赤ではなく黄色に染まるという特徴があります。
しかし、揚げあがった時美しい色合いで仕上げることは、この一行寺楓ででないと出せない色なのだそうです。

この熟成されたもみじに、良質な小麦粉に砂糖、白ごまを加えたの衣をつけて、菜種油でカリカリっとなるまで揚げます。
誰でも出来そう?と思うかもしれませんが、衣に砂糖が入っているので、揚げると焦げやすいため、きれいに揚げられるためには、長年の経験が必要になってくるのだそうです。

15分ほど低温でじっくり揚げられたもみじの天ぷらは、きれいなもみじの形に仕上げるためにも経験が重要です。
そして、揚げたてではなく、そこから2~3日寝かせて油をきることで、銘菓としてのもみじの天ぷらが完成するのです。
できあがったもみじの天ぷらは、砂糖の甘さと、揚げたことによる香ばしさが相まって、ついつい手が伸びるお菓子になるのです。

いかがだったでしょうか。
最初に、もみじ?と思った方でも、興味がわいてきたのではないでしょうか。
非常に素朴な味わいのお菓子ですので、古くから伝わる伝統的なお菓子の良さを存分に味わうことができる銘菓ではないかと思います。
以前紹介した、駅から箕面温泉スパーガーデンへと続く道では、このもみじの天ぷらを販売しているお店だらけです。
現在でももみじの天ぷらを店先で揚げる土産物屋は20軒以上もあるのだそうです。
その昔、阪急電車が通ったことで多くの人々が訪れるようになった箕面。
今後、地下鉄の延伸があることによって、よりたくさんの人々が訪れるようになることは間違いないですね。
今後、鉄道の延伸などでアクセスの便利になることが期待されている箕面。
もっとたくさんの人々が、このもみじの天ぷらにであることになるかもしれませんね。

ちなみに、京都の嵐山の方でもこのもみじの天ぷらが名物の地域があるそうです。