世界中のどこに行っても安心で定番の味を食べることができるファーストフード店。
代り映えしない味は驚きは与えてくれはしないかもしれませんが、安心感は与えてくれます。
以前インドネシアのマクドナルドを紹介したことがあるように、インドネシアでも数多くのファーストフード店は存在しています。
日本でもおなじみのファーストフード店であれば、マクドナルドにバーガーキング、A&W、吉野家やペッパーランチなどなどが日本で食べるのと同じ味を提供してくれています。
そして、今回紹介しているKFCも同じくそんなインドネシアで提供されているファーストフード店なのです。
インドネシアといえば国民の80%がムスリムの国。
そのため、外食産業のほとんどでは豚肉がご法度です。
豚肉を取り扱っているファーストフード店ではかなりの死活問題ですよね。
ところがKFCはそんなインドネシアでは非常に有利な存在なのです。
なぜなら、インドネシアでとにかくたくさん消費されている肉は鶏肉、つまりAyamです。
こうなってくると、チキンがメインのKFCにとっては独壇場ですよね。
では、インドネシアのKFCはどのようなどのようなラインナップなのでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
インドネシアの食に関する記事です。

















インドネシアのマクドナルド

KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)といえば、カーネルサンダース氏が始めたアメリカ発のフランチャイズシステムをもったファーストフード店です。
近年では全世界でも125か国もの国々で展開されており、2万店近くもの店舗が存在しています。
日本をはじめアジアの国々にも展開されており、中国には5000点以上ものKFCが存在しています。
また、東南アジア各国ではチキン人気が非常に高いため、各種ハンバーガー店舗よりも高いシェアを有しているのが実情です。
もちろんインドネシアでもいたるところでKFCの店舗を見かけることができます。
現在では大都市はもちろん、地方の都市でも見かけるほどになってきているといっても過言ではありません。
そんなインドネシアのKFCは1979年にジャカルタに記念すべき1号店が進出しました。
それを皮切りに現在では700店舗を超える店舗数となっており、その数はまだまだ増え続けています。
とにかくチキンの消費が多いインドネシアではKFCではないフライドチキンファーストフードチェーンがほかにも数多くあります。
そのような中でも、40年以上の歴史に裏付けされたKFC人気はゆるぎないものとなっています。
その人気はマクドナルドも大幅に引き離すほどのものなのだそうです。
インドネシアのKFCの特徴
インドネシアのKFCでは、世界中どこで食べても同じあの味が提供されています。
KFC独自のスパイスの配合で作られたオリジナルチキンは定番ですね。
ところが、インドネシアではサクサクとした歯ごたえのあるフライドチキンが人気のため、日本のものよりもそのサクサク感が強いように思います。
そして、もう一つの特徴がオリジナルチキンとスパイシー味のチキンとを選べるようになっていることです。
これはインドネシアの人々がスパイシーな味を好むことからもわかるように、インドネシアのファーストフード店の特徴ですよね。
ところが、インドネシアの人々はそんなスパイシーテイストだけでは満足できません。
サンバルソースという激辛のチリソースをかけて、辛さ全開の味で食べるのがインドネシア流です。
そして、これに必ず拳大ほどのライスボール“ナシ”が付いてきます。
インドネシアの人々にとっては、このナシがなければ食事ではないというほど、必ずナシを食べるのです。
以前紹介したマクドナルドでも、セットにナシがついてきたことからもわかりますよね。
この辺りは農業国であるインドネシアらしいところだと思います。
また、日本言うとフライドチキン丼のようなメニューも提供されています。
手羽先のフライドチキンも提供されており、オリジナルチキンよりも安価で楽しむことができます。
ところが、日本のKFCでは当たり前の豊富なサンドメニューはありません。
あるにはあるのですが、数種類だけにとどまっています。
また、日本のKFCでは絶大な人気を誇っているビスケットはありません。
このビスケットは世界展開しても人気が出るだろうになあと、残念なところでもあります。
いかがだったでしょうか。
インドネシアのファーストフードシリーズということで今回はKFCを紹介しましたが、やはりインドネシアではコメが大事なのですね。
そして、マクドナルドでフライドチキンが提供されるほど、とにかくフライドチキン大好きな国民性なのです。
フライドチキンにごはんというと日本のKFCでは見られない光景ですが、一般の食事ではあり得る組み合わせですよね。
日本人でもこの組み合わせは大アリです。
ぜひともインドネシアでこの組み合わせを体験していただきたいです。