746【雑記】この言語を攻略するには、数多くの声調を理解すること『ベトナム語』

雑記
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今回はベトナムで使われている言語であるベトナム語について調べてみました。
現在のベトナム語は、見慣れたアルファベットに、声調や母音を表す記号がついて表記されている言葉であり、なんとなくそのままのアルファベットで読むことはできてしまいます。
ところが、先ほども書いた声調がなかなかの曲者。
日本語ではほとんどない声調が特徴の言語であるため、なかなかハードルの高さを感じてしまいます。

ところがベトナム語を調べていくと、実は日本語に近い歴史があることに驚きを感じてしまうところがあったりもします。
それだけ長い歴史をもつ言葉でもあるわけですね。
今回はそんなベトナム語について調べていきたいと思います。

(※ベトナム語学習の内容ではありませんのでベトナム語について勉強を始めるきっかけ程度の意識で読んでいただければと思います。)

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 実はこの100年間でかなり大きな変革のあったベトナム語。日本でも見かける機会が増えてきている言語について調べてみよう。

ベトナム語

ベトナム語は、ベトナム社会主義共和国で使われている言語です。
ベトナム国内だけではなく周辺国であるカンボジアやラオス、そしてかつてベトナムを支配していたフランスなどでも話者がおり、世界でも9000慢人ほどが用いている言語です。

現在ベトナム語と呼ばれているのはもともとはベトナムの中でも最大の人口であるキン族が用いていた言語であり、これがそのままベトナムの公用語として使われています。

そんなベトナム語ですが、現在は見慣れたアルファベットのラテン語で表記されていますが、実は100年ほど前までは漢字を使って表記されていました。
それは、かつてのベトナム北部が中国によって支配されていたことなどによる漢字文化圏にある国だからなのです。
そのため、今もベトナム語で用いられている単語の大半はもともとは漢字語から来たものであり、漢字表記することができます。

ではなぜ漢字表記が使われなくなったのかというと、フランスによる植民地支配が影響していました。
フランスはラテン語表記であるチュ・クオック・グーを用いてベトナム語を表記することを、20世紀初めごろから推し進めました。
そして、1945年に最後の王朝であった院朝が終わり、ベトナム民主共和国成立に伴って、国の政策としてチュ・クオック・グーが正式に採択されることとなります。
その理由としては、膨大な感じを用いることが識字率の向上を妨げているといった理由からでした。
こういった歴史があることから、現在ではほとんどのベトナム人は漢字を使うことはできなくなっていますが、一部の高齢者の中には漢字表記が理解できる人もいます。

ベトナム語の難しさ

そんなベトナム語ですが、表記の仕方はアルファベットで書かれた単語に、母音を表す記号である『母音記号』と、声調を表す記号である『声調記号』をつけて表記します。
ほとんどの場合はローマ字読みでもできるのですが、独自の読み方をするものもたくさんあるため、一概に簡単に読めるとは言い切れません。

これだけ聞くと、なんとなく使えそうじゃないの、と思うかもしれませんがベトナム語の難しさはこの声調と母音にあります。
まず声調なのですが、中国語の場合4つの声調があるため難しいなあ、と思っていたこともあるのですが、ベトナム語の場合なんと6つも声調があります。
そのため、まったく同じ単語の綴りであっても声調の違いによって意味が変わってしまいます。
これは日本人にとって、単語を覚える、文法を覚える、それ以上にハードルがかなり高いものなのです。

そして、母音も大変なのです。
日本語では「あ・い・う・え・お」の5つの母音だけで表しますが、ベトナム語には母音が12もあります
基本は「あ・い・う・え・お」ですが、「あ」であればさらに細分化されて3つになったりと、全部で12もの母音があるのです。
これは聞いただけでも難しそうであることがわかりますね。

ベトナム語の利点

そんなハードルの高さを感じるベトナム語ですが、いくつかの利点もあります。
その一つが、単語の形の変化が全くないこと。
現在形・過去形といった時制の変化もないですし、単数か複数かといった変化もありません。
インドネシア語の時と同じように、現在なのか過去なのか未来なのか、単数なのか複数なのか、それらを表す単語を文の中に付け加えるだけで表現できてしまいます。

また文法がシンプルなこともあります。
英語と同じで、主語から始まり動詞・目的語となるSVOの形なので、英語を学習してきている私たちにとっては比較的なじみやすいかもしれません。

いかがだったでしょうか。
ここ数年、多くのベトナムの人々が日本にやってくるようになったので、街中でベトナム語を見かけることが増えてきたのではないかと思います。
特にベトナム料理店が増えてきている影響もあって、かつてに比べるとベトナムの文化に触れる機会も増えてきているのではないでしょうか。
英語やフランス語などを学ぶのとは違って、声調というハードルのあるベトナム語ですが、少しでも理解できるようになることで、ベトナムの旅が豊かになることは間違いありません。
先日紹介したような、旅の指さし会話帳のような書籍からでもいいので、少しずつ始めてみませんか。