748【タイ紀行】アユタヤでは定番のツアーコース。巨大な涅槃像が迎えてくれる『ワット・ローカヤスタ』

世界の世界遺産(World Heritage)
この記事は約5分で読めます。

今回はアユタヤの寺院群の中でも定番のところについてです。
アユタヤ観光の中でも、ツアーなどでは必ずと言っていいほど訪れることになるこの場所ですが、何といっても、屋外にある巨大な涅槃像が印象深い寺院です。
涅槃像というとバンコクのワット・ポーにある黄金の涅槃像が頭に浮かぶでしょうが、アユタヤといえばここでしょう。
その寺院の名前はワット・ローカヤスタ(ワット・ローカヤスタラームともいうそうです。)といいます。

ここの涅槃像の特徴は屋外にあること。
ワット・ポーの涅槃像と比べると少しだけ小さいのですが、そうはいってもかなりの大きさがあるため、大迫力があります。
また、屋外にあるということは、それだけでも開放的な感じも受けますよね。
日本で言うと、奈良の大仏が屋内にある反面、鎌倉の大仏が屋外にあるというような感じです。
今回はこの涅槃像で有名な寺院跡であるワット・ローカヤスタについて紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 青空の下の広々とした草原で寝そべる巨大な涅槃像が有名な、アユタヤ定番の寺院であるワット・ローカヤスタに行ってみよう。

タイの世界遺産に関する記事です。

727【タイ紀行】大きな三つの塔が並ぶ姿有名なこの寺院跡。アユタヤ観光では定番の『ワット・プラ・シーサンペット』
アユタヤにある寺院の中でも、アユタヤ朝時代には最も格式が高かった寺院として、ワット・プラ・シーサンペットといいます。ここの目玉としてはなんといっても、真っ先に目に入ってくるのは、3つの並んだ仏塔でしょう。
706【タイ紀行】木の根元から顔を出す、奇跡の仏頭で有名な『ワット・マハータート』
タイのあちらこちらで見かける仏像。仏教国タイだけあって、国中どこに行ってもたくさんの仏像を見ることができます。しかし、今回紹介している仏像はただの仏像ではありません。木の根の中に仏像があるのです。しかも頭部のみ。この木の根の中にある仏像の頭で有名なスポットがワット・マハータートです。
476【タイ紀行】かつては周辺国の数々を領有していたほどの力を持っていた世界遺産の古都『アユタヤ』
タイへ旅に行くと、どこか世界遺産を見てみたくなりますよね。その時真っ先に候補に挙がるのが、アユタヤではないかと思います。バンコクから非常にアクセスのよい場所にあるアユタヤは、たくさんのツアーも敢行されており、利用したことがある人も多いのではないかと思います。
375【タイ紀行】世界遺産スコータイの地を代表するシンボル『ワット・シーチュム』
今回はタイの世界遺産の中で、タイの中北部に位置するスコータイ遺跡の中にあるワット・シーチュムを紹介したいと思います。スコータイ遺跡を反映させていたスコータイ王朝は、アユタヤに王朝があった時代よりも古い時代のものとなっており、タイの王朝の歴史を感じるにはうってつけの遺跡なのです。
171【世界遺産】行ってみたら予想以上だった世界遺産ピックアップ5②
1000を超す世界遺産。実際に自分の足で赴き、実際に自分の目で見てみると、新たな発見や、改めてその良さを実感できることが多々あります。そんな中で、行ってみたら予想以上だった、王道な世界遺産をピックアップしてみました。

ワット・ローカヤスタ

ワット・ローカヤスタ(ワット・ローカヤスタラーム)は、タイの世界遺産であるアユタヤにあるかつての寺院跡です。
場所で言うと、3つの仏塔で有名なワット・プラ・シー・サンペットや、巨大な本堂で有名なウィハーン・プラ・モンコン・ボピットからみると、500mほど西側にある寺院跡です。
あたり一面は広々とした草原が広がるこのエリアですが、そこのなかにぽつぽつと遺跡群が並んでいます。
その一番奥に今回紹介しているワット・ローカヤスタはあります。

ワット・ローカヤスタの中でもシンボル的な存在が、その全長が28mもの長さがある釈迦の涅槃像でしょう。
オレンジ色の鮮やかな布がかぶせられたこの涅槃像は、とにかくその大きさが印象深いことでしょう。

ワット・ローカヤスタは1452年に完成した、後期アユタヤ朝の様式をもった寺院でした。
寺院自体の大きさは67.5m四方の基壇が残っていることからその規模がわかっています。
そして敷地内には寺院の本堂をはじめとした多くの仏教施設があったのである党と考えられています。
しかし、アユタヤは、王朝が陥落した1767年にビルマ軍から猛攻撃を受け、数々の施設が破壊しつくされました。
ワット・ローカヤスタも例外ではなくその攻撃を受け破壊しつくされ、主だった建物はなに一つ残らず、基壇がかろうじて残るのみになっています。
そういった理由があることから、現在残っている涅槃像も実は復元されたものなのです。

涅槃像が再建されたのは今から約60年ほど前の1956年。
タイの芸術局によって再現されたこの涅槃像は、その内部はレンガを組み合わせる形で造られています。
そして、表面が漆喰で固められ、涅槃像の外観が造られています。
その大きさは全長が28mもあり、高さも最大で8mもあります。
比呂美吐露した草原の中で悠々と寝そべるこの涅槃像は、80歳で入滅した仏陀を表しており、開放的な屋外にある涅槃像は、バンコクのワット・ポーにある黄金の涅槃像とはまた一味違った感があります。
かつては大きな繁栄を迎えていたアユタヤ王朝。
栄えるものはいつかは滅びる運命にあるのかもしれませんが、そんなアユタヤ王朝の栄華を今に伝える建造物の一つなのかもしれません。

アクセス

アユタヤの遺跡地区内の西部分にあります。
ワット・プラ・シー・サンペットのすぐ西側にあります。

ワット・ローカヤスタに行ってみた

それでは、ワット・ローカヤスタへ行ってみましょう。

こちらがワット・ローカヤスタの涅槃像です。
穏やかな表情の像であることが特徴的ですね。
観光に訪れた際は、上の写真のように非常に近くまで寄ってみることができます。

基壇にはレンガで組まれた基壇が見られます。
この像自体もレンガを組んで作られており、その表面を漆喰で塗り固めて作られています。

涅槃像の目の前には、同じ格好をした小さく黄金の涅槃像が置かれていました。

足の裏側にやってきました。
バンコクのワット・ポーとは違って、足の裏に装飾が施されているわけではありません。

今度は裏側です。
ワット・ローカヤスタの涅槃像ですが、思ったより厚みはなく薄い像になっています。

当たり前ですが像の上に乗ることは禁止されています。
また、像に触れたり壁に登ったり、仏塔に登ったりというのは非常に危険ですので注意書きがあります。

次は頭の裏側に回ってきました。
ここがこの涅槃像でも最も高さのある部分であり約8mほどあるようです。

一周まわってきました。
所で後ろの方にも何か建造物が見えますね。

涅槃像の後ろの方にはレンガ造の仏塔跡が残っていました。
こちらについてはあまり情報はわからなかったのですが、おそらくビルマ軍の破壊があった中でも残った仏塔跡なのでしょうか。
涅槃像と同じくレンガを組んで作られているため、倒壊の危険性は高そうです。

いかがだったでしょうか。
バンコクからも便利なアユタヤの観光。
自分もこれまで三回ほどツアーを利用してアユタヤを訪れましたが、必ずと言っていいほど今回紹介したワット・ローカヤスタには最後の方で訪れることになります。
写真撮影にもピッタリな場所ですので観光客にも人気のこの場所ですが、涅槃像周辺の寺院の基壇跡も見てみるとなかなか面白い部分があったりするので、周辺の寺院跡も散策してみてはいかがでしょうか。