768【インドネシア紀行】バリ島の名産品の一つ、ミネラル成分たっぷりの塩田で作られるバリの塩

世界の世界遺産(World Heritage)
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海外リゾートとして大人気のバリ島
日常を離れて、リッチな気分を味わいたいときには、バリ島のビーチで楽しみ、バリ島でショッピングを堪能し、豊かな南国の食事を楽しみ、リッチなホテルで過ごす。
たまらない休日の過ごし方になるのではないでしょうか。

そんなバリ島に行ったときに、皆さんであればどん物を買いたいですか?
バリ島のお土産として有名なのはチョコレートやコーヒーなどでしょうか。
バリ島ではこういった農産物が作られているため、どれを選んでも外れることはほぼないことでしょう。
ではこれ以外にも何かないでしょうか。
もちろんありますよ。

海に囲まれたバリ島だからこそ、大自然の海から得られるあのお土産があります。
そう、です。
先日、東ジャワのマドゥラ島を中心とした塩田についての記事をアップしましたが、同じくバリ島でも塩は有名な産業品なのです。
マドゥラ島では伝統的な方法で塩作りが行われていましたが、同じくバリ島でも伝統的な方法が受け継がれ続けてきていたのです。
加えて、マドゥラ島よりも人手の必要な方法で・・・!?

今回はそんなバリ島の塩について、生成方法や産地について調べてみました。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 探してみるといろいろな種類や産地があることに気付くバリ島の塩。その味は、通常の食卓塩とは比べ物にならない味なのです。

インドネシアのバリ島に関する記事です。

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バリの塩

海に囲まれたインドネシアのバリ島では、豊富な海水から作られる塩田での塩作りが有名です。
機械化はされず、伝統的な方法で作られ続けているバリ島の塩は海のミネラルがたっぷりと含まれており、工場で精製された食卓塩とはその味わいが異なります。
この塩を使って料理を作ったとすれば、一味も二味も違う味わいとなることでしょう。

そんなバリ島の塩田での塩作りですが、同じく塩作りで有名なマドゥラ島等とは異なる方法で作られています。
マドゥラ島をはじめとする東ジャワ地域の塩田は、海から水路を引いて直接塩田に海水が入るように工夫されています。
機械化はされていませんが、風車などを使って自然の力を巧みに利用した塩作りが行われていました。

しかしバリ島の塩作りはさらに伝統的な方法が用いられています。
おそらくバリ島の塩作りの方法の方が、日本でも伝統的に行われている塩作りと同じ方法がとられています。
では具体的にはどのように行われているのでしょうか。

バリ島の塩作りは、海沿いにある砂浜で行われます。
灼熱の太陽の下、皮で作られた天秤に大量の海水を入れ、砂浜の上に海水を撒きます。
一日に海と砂浜の上とを何度も何度も往復するとてつもない重労働です。
このように砂の上に何度も何度も海水を撒いたあとは、太陽の熱で水分を蒸発させていきます。
何度も海水を含ませた砂浜には、塩の結晶が出来上がっていきます。

そして、このできた塩の結晶を砂と共に水にさらし、流れ出てきたものを濾過して、塩分濃度の濃い塩水を作っていきます。
この時も、何度もその砂と結晶を運ばなければいけないので重労働ですね。
最後に、再び天日によってこの塩水を乾燥させることによって、独特の粒の大きな塩が出来上がるのです。
こうして伝統的に作られた塩には、海水が持つミネラル分がたくさん残り、精製塩では味わえない複雑で奥行きのある味わいを持つ塩になるのです。
こんな手間ひまをかけて作られた塩。
味わってみたくないですか?

バリ島ではこのような伝統的な方法で塩作りを行っている海岸沿い地域がいくつもあります。
バリ島に訪れたときには、このような伝統的な塩の産地を実際に見に行っても面白いかもしれませんね。
その中でも代表的な3つの場所を今回は書いていきます。

バリ島の塩の産地

クサンバ

バリ島の最も有名なのが、このバリ島東部にあるクサンバの塩です。
おそらくクサンバ産の塩は、バリ島のどこでも見つけることができるのではないかと思います。
クサンバの海水は塩分濃度が高く、塩作りに最適な場所なのです。
クサンバでできる塩の特徴は、塩の辛さの中に甘味が広がり、料理に使うと素材の味を豊かに広げてくれる塩として有名なのです。

テジャクラ

次に紹介するのが、バリ島北部にあるテジャクラの塩田です。
クサンバとは反対の場所に位置するテジャクラのある場所は、大きな海流がぶつかり、その際に海洋深層水が沸き上がり、それに伴って海の豊富なミネラルが多く含まれる海水から作られる塩だということです。
ここでも、クサンバなどと同じように人の手だけで砂浜に海水を撒き、塩分濃度の高い海水を作って、天日でじっくりと乾燥させて塩を作っていきます。
テジャクラでも長年塩作りが行われてきており、なんと500年以上もの伝統があるのだそうです。
そんなテジャクラの塩ですが、料理に使うのはもちろん、食べる時に直接つけて食べたりするのもおすすめなのだそうです。

プムテラン

最後に紹介するのが、バリ島西部のプムンテランで作られる塩です。
バリ島の中でもあまり観光地ではない、西部で作られている塩ですが、インドネシア国内には多く龍津されているのだそうです。
このエリアでも他のエリアと同様に塩田作りが盛んであり、伝統的な方法で塩作りが続けられているのです。

いかがだったでしょうか。
バリ島内のどの地域でも、伝統的に人手をかけて作られている塩。
そうして作られた塩は、バリ島を代表するお土産の一つです。
お土産として渡しても喜ばれること間違いなしのバリ島の塩。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。