769【インドネシア紀行】お祝い事が大好きなインドネシアのムスリム式結婚式とはどのようなものなのだろうか

インドネシア(Indonesia)
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人生の大きな節目である結婚。
その門出を祝うために行われる結婚式。
結婚式というと、教会で行う結婚式や、神社などの神前式が一般的ですね。
最近では、カフェなどで行う結婚式や、テーマパークや水族館で行う結婚式など、そのバリエーションも非常に多様になってきているように思います。
また、式は行わず身内に披露するだけ、という形も多くなってきたのではないでしょうか。
そういった意味では、令和の現在は結婚式の形も多種多様になってきているように思います。

さて、では今回紹介していきたいのはイスラム教の人々の結婚式はどうなのかという点です。
もちろんのことながらイスラム教の結婚式なので、他の宗教のスタイルとは異なる点が多いのかなあというイメージがありますが、その通りなのです。
今回は、このイスラム教の人々の結婚式について紹介をしていきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 私たちはなかなか知りえないイスラム教の結婚式。祝う気持ちは宗教が変わっても一緒なのです。

インドネシアの宗教に関する記事です。

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ムスリム式結婚式

人生の中でも1・2を争うほどに重要なイベントである結婚式。
多大な費用をかけ、多くの人を呼び、素晴らしい食事などと共に人生の門出を祝うわけです。
日本では教会で行うのがほとんどではないかと思います。
神社で行う神前式も根強い人気はありますね。
そんな中で今回紹介していきたいのは、イスラム教のムスリム式結婚式です。

イスラム教のムスリム式結婚式ですが、もちろんのことながらまず最初にお互いがイスラム教徒である必要があります。
そして、イスラム教の五行である信仰告白をして、イスラム教徒であることを宣誓する必要があるのです。
イスラム教の結婚式は、その多くはモスクで行われることが多いようです。
それ以外にも、ホテルなどを貸し切って行うことも多いようですね。
有名なモスクで行う結婚式は、もちろんのことながら多大な費用が掛かりますが、それだけ名誉なことなのです。
ただし、一般の人々の場合は、新郎か新婦の家で行ったり、村の一角で行われたりということもあるのだそうです。
やはり経済的な状況によってどのようなスタイルで行われるかは大きな影響があります。

また、結婚にあたっては新郎側は大きな金銭的な負担があります
日本で言う結納にあたるように、新郎側から新婦側に対して多大な金銭を支払う必要があったり、もちろんのことながら結婚後の費用も新郎がしっかりと責任を持たなければいけないというイスラム教で定められたルールがあるため、その点は男性がはしっかりと準備をしなければいけません。

そして結婚式当日ですが、イスラム教徒の伝統的な衣装に新郎新婦は包まれます。
特に新婦がかぶるヒジャブは印象的ですね。
式には多くの親族の方々が祝いに訪れます。
いざ式が始まると、最初に行われるのが契約という儀式です。
契約とは、結婚するにあたって契約書を作成する儀式であるニカーです。
2人の成人男性証人立会いの下でこの契約書にサインをし、結婚関係が成立するのです。
その際に、夫側・妻側にはそれぞれイスラム教で定められた義務が発生するようになっています。

契約書の作成が終わった後は、ホテルなどで披露宴が行われることが多いようです。
イスラム教のムスリム式結婚式はとにかくにぎやか。
豪華な食事を囲みながら、にぎやかな式が行われていきます。
インドネシアで見たイスラム教の結婚式では、訪問した人々が和気あいあいと新郎新婦と話をしたり、カラオケ大会(?)が開かれたりと、とにかくにぎやか。
時にはプロのシンガーを呼んだりすることもあるようです。
もちろんですが、イスラム教では酒類はご法度
アルコールが入っていないのに賑やかだなあと思うほどの雰囲気になります。

あとインドネシアで見たイスラム教の結婚式でびっくりしたのは、その日たまたま見かけた人が飛び入り参加しても違和感がないということです。
そんなゆるーい雰囲気も特徴の一つかもしれませんね。

こちらは、モスクで行われていた結婚式の様子を写したものです。
インドネシアの人々は写真撮影が大好き
まるでモデルかと思うくらい、いろいろな場所でいろいろなポーズと共に何枚も写真撮影を行っています。

いかがだったでしょうか。
どの宗教のスタイルであっても、結婚の流れは似通った部分はありますが、イスラム教ならではの部分も多いということがわかりますね。
もし旅先でイスラム教のムスリム式結婚式に遭遇したときは、一度見せてもらっても文化の違いを感じ取ることができるかもしれませんね。
さらにインドネシアでは、一夫多妻制が認められているという背景もあります。
これは我々ではどのような雰囲気になるのか知る由もありませんが、その場合の結婚式はどのように行われるのか?非常に興味のある点でもあります。
何か機会があれば、そんな結婚式についても見てみたいものです。