771【マレーシア紀行】クアラルンプール。泥が合流する場所という名前を持ったこの街の名前の由来はここからきているのです

マレーシア(Malaysia)
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マレーシアの首都クアラルンプール
マレーシアの中でも近代化著しいこの都市は、最先端の流行があふれる街であるとともに、マレーシアの歴史が息づく街でもあるのです。
ところでこのクアラルンプールという名前ですが、不思議な名前だなあと思ったことはありませんか?
我々はその意味は知らないことと思いますが、
クアラ+ルンプール=合流する+泥
という意味であり、『泥が合流する場所』という意味があります。
その意味を聞いても、何とも不思議な感じがしますよね。

実際、この街の名前になったように、クアラルンプールの中心には、泥の集まるクアラルンプールなる場所があるのです。
その場所とは、ムルデカ広場やマスジッド・ジャメというような、クアラルンプールの中でも歴史や政治の中心となる場所にあります。
両岸がコンクリートで固められていますが、街の名前の由来となった場所は今でも健在なのです。

今回はこのクアラルンプール名前の由来となった場所について紹介していきたいと思います。

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 特に何かある場所ではないけれど、珍しい街の名前の由来を見ることができるポイントに足を運んでみよう。

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クアラルンプールの名前の由来の場所

クアラルンプールは、マレーシアの首都であり、マレーシアの中でも最もにぎわいを持つ街です。
さすが首都であるため、交通や生活のためのインフラはきれいに整えられており、高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みは、マレーシアのみならず、東南アジアをも代表する巨大な街なのです。
それもそのはず、世界都市ランキングでも50位以内に入り、東南アジアでもシンガポールやバンコクに続くほどの都市なのです。
さらに、マレーシアは多民族が暮らす国であるため、マレー的な雰囲気だけではなく、中華系やインド系など多種多様な文化が融合しつつ、平和的な雰囲気を出していることが特徴の街となっています。

そんなクアラルンプールの街なのですが、その街の名前の由来となっている場所が今もなお残っています。
クアラルンプールの名前は、クアラ+ルンプール=合流する+泥、という意味があり、泥が合流する場所という意味があります。
この名前の由来となった場所が、クアラルンプール中心部にあるモスクのマスジッド・ジャメのすぐそばにある、ゴンパック川とクラン側が合流しているポイントのことを指しています。
2本の川が合流している地点ではあるものの、イメージよりはこじんまりとしており、両川とも護岸のためにコンクリートで固められているこの地点は、ここを目的にやってくる人はまばらであり、実際に見に行っても寂しい雰囲気はするのですが、クアラルンプールの名前の由来となったあ由緒ある場所なのです。

そんなクアラルンプールの発祥は比較的新しく、19世紀の中頃なのです。
スズが採掘できることで有名だったこの地域には、当時の清(中国)からスズの採掘のためにやってきた移民者たちが移り住んだ場所なのでした。
そして、その多くがこのゴンパック川とクラン川の合流地点に住み着き、その人々がその場所をクアラルンプールと呼んだのでした。

その後のイギリス統治時代に、ゴールドラッシュならぬスズラッシュ(?)と、ゴムの栽培によって大きくなっていったクアラルンプールの街でしたが、イギリス統治下のマレー連合州の首都となったり、日本の統治下に入ったりします。
そして、イギリスからマラヤ連邦として独立する際からクアラルンプールは首都としてその地位を確立することとなったのでした。

そんな首都のクアラルンプールですが、現在は政治においても経済においても同国の中心の街となっています。
しかし、東南アジアの首都にありがちな、すべての機能が首都に集約しすぎていることから、様々な弊害が見えてきたクアラルンプールでは、首都機能はクアラルンプールに残しつつも、政治の中心は郊外のプトラジャヤへと移転が進められました。

アクセス

マスジッド・ジャメ駅下車後、南側に歩いてすぐの場所にあります。

クアラルンプールの名前の由来の場所 に行ってみた

それではクアラルンプールの名前の由来の場所に行ってみましょう。

マスジッド・ジャメ駅から南に歩いていきます。

すると、右手にクラン川が見えてきます。
もうすでに先の方で、もう一つの川と合流しているのが見えますよね。

右手をよく見てみると、クアラルンプールを代表するモスクであるマスジッド・ジャメがあります。


巨大な高層ビルが立ち並ぶ一角にありながら、歴史的な雰囲気を感じられる貴重な場所の一つです。

そして、ゴンパック川とクラン川が合流する地点、クアラルンプールにやってきました。
特に誰かがいるわけでもありません。
雰囲気としては寂しい場所ではありますし、川も泥の川といわれるだけあって、きれいな川ではありません。
しかし、街の由来の場所を普通に見ることができるというのは、なかなか珍しい場所なのではないでしょうか。

セピア調にしてみました。
より雰囲気が出てきませんか?

合流地点のところに立っているのが、マスジッド・ジャメのモスクです。
クアラルンプールはこの場所から始まったのですね。

帰りはさらに南にあるパサール・スニ駅まで歩いてきました。

パサール・スニ駅からはクアラルンプールの名前の由来の場所や、以前紹介したムルデカ広場なども見えます。

いかがだったでしょうか。
特に何かある場所ではありませんが、その周囲にはマレーシアを代表する歴史的な価値ある場所が多数あります。
ムルデカ広場を中心としたこのエリアを訪れる際には、ぜひ町の名前の由来となったこの場所にも足を運んでみてはいかがでしょうか。