インドネシアでは各地で日曜市なるものがよく開かれています。
特に人の集まるモスクの近くなどではよく開かれているようであり、大小さまざまな屋台が開かれ、多くの人々でにぎわいます。
そこでは、衣類の屋台や食べ物屋台はもちろん、こんなものまで!?と思うようなものまで、様々なラインナップがあるのです。
そんなインドネシアの日曜市ですが、今回紹介するのは東ジャワにあるインドネシア第二の都市スラバヤ。
そこにインドネシアを代表する巨大なモスクであるアル・アクバルモスクがあります。
このアル・アクバルモスクは、平日はその周囲は全く市が開かれれる面影もない場所なのですが、土曜ぐらいからちらほらと店が見られるようになり、日曜日になるとこのアル・アクバルモスクの周囲は全て屋台で溢れかえるようになるのです。
今回はそんなアル・アクバルモスクの周辺で開かれる日曜市について紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
東ジャワに関する記事です。










アル・アクバルモスクの日曜市
インドネシアでは、様々な場所で日曜市が開かれています。
イスラム教徒がほとんどであるインドネシアでは、自然と人々が集まる場所となるのはモスク(マスジッド)になります。
そんな人々が集まるモスクの周辺に、多くの店が集まってくるのはごくごく自然なことなのかもしれませんね。
そんなインドネシアのジャワ島、東の端にあるスラバヤの街には、インドネシアを代表するような巨大なモスクであるアル・アクバルモスクがあります。
このあるアクバルモスクなのですが、敷地面積が22300㎡もあり、上空から見ると一辺が約150mある正方形の形をしています。
そのため、ぐるーっとモスクの周囲を一周できる形になっているのですね。
この周囲に日曜になると所狭しと屋台が立ち並ぶのです。
衣類の屋台から食べ物屋台。
夏祭りのような遊技場から、なんと小型遊園地!?まで大小さまざまな屋台が所狭しと立ち並びます。
そんなたくさんの屋台を求めて、道路を埋め尽くすかのような人で溢れているこの日曜市。
(その割には歩行者天国になるわけでもないので、車も溢れていますがw)
さらにはモスクの周囲だけではなく、そこからさらに北側の敷地内にも店々は広がっており、全て見て回ってみるとすると、簡単に半日くらいは必要になるのではないでしょうか。
東南アジアでは一般的な夜市がそれほど見当たらないスラバヤにあっては、お祭りの雰囲気を味わいたいのであれば、この日曜市に訪れてみるのはアリではないでしょうか。
アクセス
インドネシア鉄道Kertomenanggal駅から西に2kmのところにありますが、高速道路沿いにあるため車で訪れる方が便利です。
日曜市は、毎週日曜のみに開かれています。
アル・アクバルモスクの日曜市に行ってみた
それではアル・アクバルモスクの日曜市に行ってみましょう。
日本のお祭りを想像することなかれ。
そこは、インドネシアらしさがあふれる面白おかしな世界なのでした。

アル・アクバルモスクの日曜市はこんな感じです。
道路の両端に所せましと店が立ち並びますが、道路も歩行者天国になるわけではないので、人とバイクと車で溢れかえります。
この雰囲気がインドネシアらしいですね。

さあ、さっそくありました。
ウサギの屋台!?
飼いウサギでしょうか。
インドネシアではサテ(焼き鳥・・・、じゃなかった焼きウサギ!?)にして食べる習慣があったように思いますが、食用なのでしょうか??

片側は衣服の屋台が。
反対側には食べ物屋台が連なっています。

背後にアル・アクバルモスクとミナレットが見えますね。
雰囲気は完全に縁日です。

ここはアル・アクバルモスクの北側にある日曜市の会場です。
公演のようになっているのですが、そこにも所狭しと大量の店が並んでいます。
上の写真の右側の店は、下着の店!?
ここで飼う人がいるのでしょうか??

ここはアーケード型になっている場所です。
ここには屋台ではなく、店舗型のお店が立ち並んでいました。

周囲をぐるっと歩いていくと、アル・アクバルモスクのミナレットに到着。
コロナ禍前までは展望に登ることができましたが、今は閉鎖されており入ることはできませんでした。


食べ物の屋台ではこのようにレジャーシートが敷かれたうえで、人々がワイワイ楽しみながら屋台飯を堪能しています。

少し見えにくいですが、これは遊園地にあるようなミニ鉄道です。
ぐるぐる回るだけのものですが、どこからこんなものをもってくるのでしょうか。

遊戯屋台もたくさん。
これはグリグリ動かす迷路ゲームです。

金魚すくいならぬ、なまずすくいもありました。

モスクの周囲は水路があるのですが、スラバヤ全域に言えることですが、比較的きれいに維持管理されています。
他の地域だと、ゴミだらけのところもあるのですが、スラバヤは環境意識が高いようです。


これはアイスクリームのようです。
緑色をしていますがもちろん抹茶味などではありません。
こちらでは一般的なパンダンという草の味付けではないかと思います。
けっこう独特な、甘い香りのするフレーバーです。
それよりも、色がカラフルな食べ物がとにかく多いです。

ここはヤドカリ屋です。
殻がカラフルに塗られたヤドカリとその家が売られています。

バイク社会のインドネシア。
どこをみてもバイク、バイク、バイクです。

モスク前ではおもいおもいに人々がリラックスしていますね。

遊園地にあるような人が乗ることができるトレインももちろんあります。

馬車もありました。

いかがだったでしょうか。
巨大なモスクを見ながら楽しむことができるアル・アクバルモスクの日曜市。
地元ローカルな屋台がたくさんなので、これが欲しい!!というものはあまりないかもしれませんが、見て回るだけでもかなり楽しい日曜市です。
週末をはさんでスラバヤを訪れたときには、一度は足を運んでみたいスポットではないでしょうか。