788【雑記】もともとはひとつの王国だったハワイ。そこには独自の言葉もあるのです『ハワイ語』

雑記
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日本人にとっての大人気の渡航先、ハワイ
常夏の島であり、ビーチで楽しんだり買い物を楽しんだりと、気軽に行って楽しめる海外として大人気ですよね。
しかし、現在はアメリカ合衆国の1州であるこのハワイではありますが、もともとここには独自の文化を持った先住民族が住んでいた場所であり、独自の言語を持った文化が根付いていた場所だったのは知っていますでしょうか。
そしてこのハワイで使われていた言語がハワイ語なのです。
しかし、かつては数万人の話者がいたこの言語、現在ではその数は激減して、1000人ほどの話者しかいなくなっています。
また、そのほとんどが高齢者であるため、言語の消滅危機があるのです。

では、この今ではほとんど聞くことができなくなってしまったハワイ語について今回は調べてみました。

(※ハワイ語学習の内容ではありませんのでハワイ語について勉強を始めるきっかけ程度の意識で読んでいただければと思います。)

というわけで、今回のわきみちは、

【今回のわきみち】
  • 多くの人々が訪れるけれど、その存在を知っている人はいるのか?幻になりつつあるハワイ語とはどのような言語なのか。

ハワイ語

ハワイ語とは、ハワイ諸島の先住民の人々が話してきた、先祖代々伝わってきた言語です。
現在はアメリカ合衆国の1州であるハワイ州では、このハワイ語が英語と共に公用語として指定されています。
しかし、その話者の数は、扱える人々の高齢化などもあって年々少なくなっており、100年ほど前までは数万人規模でいた話者も現在では1000人ほどにまで激減しており、消滅危機が極めて深刻なレベルにまでなってきている言語なのです。

そんなハワイ語ですが、1970年代にハワイ語が公用語として認定されたことからも、ハワイの伝統文化への回帰運動が活発になっていくことになります。
とくに消滅の危機に瀕している言語であるということからも、ここ十数年の間にハワイの先住民族の間で復興運動が盛んになってきています。
ハワイの先住民系の人々は、英語と共に第二言語としてハワイ語を学んだりすることによって、自分たちの先祖が代々受け継いできた言語を何とか次の世代につないでいこうとしています。
しかし、純粋なハワイ語ではなく、英語や多言語と混成してハワイ語自体も変化をしてきており、純粋なハワイ語を学ぶことは難しい現状もあるようなのです。

現在はハワイ語を表す文字がありますが、かつては文字を持たなかった言語なのでした。
つまりすべて口承で伝えられていたのです。
そのため、その口承とそれに合わせて踊るフラがハワイでは大切なものなのでした。

しかし、19世紀になるとキリスト教を布教しにやってきた宣教師たちが、交渉で伝えられていたハワイ語にアルファベットをあてて、ハワイ語を文字化するようになります。
ここで初めて、目に見える形の言語になったのですね。

ハワイ語の特徴

ハワイ語はその位置関係からもわかるように、タヒチ語などと同じ系統のポリネシア諸語に含まれており、次のような特徴があります。

まずは、子音音素が8と少ないということです。
それにくわえて、母音も日本語同様のa, e, i, o, u(カハコーという長母音を表す記号をつけることで、長短で意味の区別はある)の5つであり、合わせて13文字から成り立つ言語なのです。
それに加えて、オキナ(’)という記号があり、日本語の促音(っ)にあたるような言葉があります。
このように文字だけ聞くとそれほど多くはないなという言語なのです。

文法も特徴があり、英語とは反対の動詞から始まって主語に、という語順になります。
また、修飾する語順も逆であり、修飾される語のあとに修飾する語がくるインドネシア語と同じ語順なのです。
第一言語の英語と、第二言語のハワイ語とで正反対になってしまうことから、使い分けがややこしくなってしまうのでは?と思ってしまいますよね。

では、ハワイ語の中で現在でも広く使われている言葉には何があるのでしょうか?
ハワイに行ったら必ず使う挨拶”アロハ”。
これがハワイ語であることはわかりますよね。
それ以外にも、”ウクレレ”や、フラダンスの”フラ”。
もしかしたら使うかもしれませんが、お礼を伝える時の”マハロ”などは使うかもしれませんね。
何か聞いたことはあるけれど、何の言葉なのだろうか?と思っていたこれらの言葉は、ハワイ語の一つだったのですね。

いかがだったでしょうか。
ハワイですら第二言語であるハワイ語。
私たちがあえてその言語を学ぶということはほぼないことだとは思いますが、口承で伝えられてきた言語に、ここ100年ほどの間で文字があてがわれた珍しい言語。
単純に、どのような言語なのだろうかと興味がわいてきませんでしょうか?