コンビニ大国日本。
一時はもっと乱立していたコンビニチェーンも、大体はローソン・セブンイレブン・ファミリーマートの3つに集約されていきましたよね。
そして、品物を買うことができる場所というだけではなく、ATMや公共料金の支払い、カフェメニューの提供や各種チケットの購入など、様々な生活の拠点として、インフラの一部として人々の生活に定着してきましたよね。
そんなコンビニですが、日本ほどコンビニだらけの国は他にはないだろうなあ、と思いきやそういうわけでもないようなのです。
今回はインドネシアのコンビニ事情なのですが、インドネシアでも非常にコンビニがたくさんあり、都心部はもちろん、地方に至るまでコンビニをたくさん見かけることができるのです。
そんなインドネシアのコンビニなのですが、そのほとんどが2大コンビニに集約されます。
そのうちの一つがIndomaretなのです。
インドマレットと呼ばれるこのコンビニなのですが、年々コンビニ内で取り扱っているサービスも拡充されていき、非常に充実したコンビニになっていっているのです。
では今回は、インドネシアの人々にとって欠かせないコンビニであるIndomaretについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
インドネシアの食に関する記事です。







Indomaret(インドマレット)

インドネシアも日本に負けず劣らずのコンビニ大国です。
日本の3大コンビニであるローソン・セブンイレブン・ファミリーマート、そしてサークルKも進出しているのですが、インドネシア発祥の地元コンビニが非常に強力であるため、インドネシア市場への参入はかなり難しい状況になっています。
そんなインドネシアで有力な2大コンビニが、Indomaret(インドマレット)とAlphamart(アルファマート)です。
インドネシアのどこに行ってもこの2つのコンビニはどこでも見かけることがないでしょうか。
この中でも今回紹介するIndomaretは、ジャカルタに本社を置き、現在インドネシア全土に20000近い店舗を有しているコンビニチェーンです。
インドネシアでは初のコンビニチェーンであり、インドネシアでも最大の規模を持っています。
その拡大のスピードはすさまじく、1988年にジャカルタの店舗がオープンされ、そこから25年経った2014年には10000店舗を越え、さらにそこから約10年で店舗数を倍増近くさせるなど、店舗数拡大の勢いは衰えを知りません。
インドネシアのほぼすべての地域といっていいほど拡大を続けており、ジャワ島はもちろん、スマトラ島(西スマトラは除く)、スラウェシ島、カリマンタン島、マルク諸島、バリ島からティモール島までの小スンダ列島、マドゥラ島と、数多くの島々があるインドネシアのどこでも見られるようになってきています。
なお、インドネシアではコンビニという言葉はなく、ミニマートと呼ばれるので、インドネシアで人の訪ねる時は注意が必要です。
Indomaretが提供するサービス
それでは、Indomaretではどんなサービスを受けることができるのでしょうか。

オリジナルブランドを含む豊富な品揃え
Indomaretでは各店舗5000種類近い食品やそれ以外の品ぞろえが充実しています。
Indomaretの商品ラインナップの特徴は、その店舗の立地にあった商品展開をしている点です。
商圏の客層が欲する食品や日用品が充実しているのです。
野菜や果物などの生鮮食品や、場所によってはお惣菜やデザートなども。
そして、Indomaretオリジナルブランドの製品も充実しています。
有名企業などとコラボレーションしたオリジナルブランドが充実しており、Indomaretでしか買うことができないものもたくさんあったりします。
例えば、日清焼きそばUFOはインドネシアでも大人気の商品なのですが、Indomaretでは緑色のパッケージをしたオリジナルフレーバーのミーゴレン味なども売られていたりします。
他では手に入らない珍しいものを手に入れたいときはアリなのです。
充実したフード
コンビニといえば、レジ横に陳列されているフードが定番ですが、Indomaretでももちろんあります。
まず目に入るのが揚げ物メニュー。
揚げ物大好きなインドネシアの人々にはたまらないですね。
一番の売れ筋はやはりフライドチキンだとのこと。
チキン大好きなインドネシアでは欠かせないですね。
それ以外にもホットドックやおにぎりなど、日本でも見たようなものがたくさん並んでいます。
さらに、Indomaretではミスタードーナツのドーナツも扱っています。
日本で食べるドーナツとほぼ同じこのラインナップは、インドネシアでも大人気なのです。
カフェも進出
Indomaretでは、日本の100円コーヒーのように、挽きたて入れたてで尚且つ安いコーヒースタンドを持つ店舗が増えてきています。
Indomaretのカフェの名前は、Point Cafe。
コーヒーマシンを導入しているセブンイレブンタイプの店舗もあれば、店員が作ってくれるローソンタイプの店舗もあります。
ただし、まだまだ全店舗で提供されているわけではありませんが、都市部のIndomaretではかなりその数は増えてきているようです。
インドネシアのコーヒーというと、砂糖たっぷりの甘いコーヒーがこれまではほとんどですが、Indomaretではそのあたりは自分好みに調整できます。
ノーシュガーのコーヒーも頼むことができるので、インドネシアのコーヒー事情もだいぶ変わってきました。
入金・出金したければIndomaret
各種入金サービスをIndomaretでは取り扱っています。
例えば、通販で購入した代金の支払い。
高速道路カードのチャージ。
OVOやGojekなどの電子マネーの入金。
携帯電話のチャージであるプルサのチャージなど。
現金のやり取りが減ってきているインドネシアにあって、電子的にお金を扱うサービスのほとんどはIndomaretで行うことができます。
もちろんですがATMを併設している店舗も数多くあり、お金が足りないときにはIndomaretで出金も簡単にできます。
各種料金支払いもOK
日本のコンビニのように公共料金をはじめとした支払いもコンビニで行うことができます。
公共料金の支払いだけではなく、飛行機や鉄道のチケット、その他様々なチケットの購入をすることもできるので、このあたりは日本と同じですよね。
チケット購入には、専用端末が置かれている場合があるので、この端末を見てじっくり選んでから購入することも可能です。

いかがだったでしょうか。
インドネシア内であればどこでも見られるIndomaret。
インドネシアにいたならば、お世話になることも多々あることかと思います。
どの店舗も非常にきれいな内装になっており、気持ちよく買い物をすることができます。
また、Indomaretのオリジナルブランド製品が、意外とお土産になるかも!?
そんなわけで、Indomaret、ふらっと立ち寄ってみるのにおすすめのコンビニなのです。