タイのバンコクはタイ観光の中心地。
ここからタイの様々なところに足を延ばすことになることでしょう。
しかし、そのおひざ元であるバンコク自身も大注目。
大人気のスポットが山のようにあったりするのです。
それこそがバンコク西部チャオプラヤ川両岸に広がるエリアですね。
ここにはすでに当ブログでも紹介したことがあるワット・アルン、ワット・ポー、そして今回紹介しているワット・プラケオと王宮が集まっているのです。
この辺りを訪れるだけでもバンコクの見どころは満喫できてしまうわけなのですね。
では、ワット・ポー、そして王宮にはどのような歴史がありこの場所に設けられたのでしょうか。
というわけで、今回のわきみちは、
タイのバンコクについての記事です。




ワット・プラケオ
ワット・プラケオは、別名エメラルド寺院とも呼ばれるタイの中でも最も格式が高い王室寺院なのです。
王宮と同じ敷地にあることからも、いかにこの寺院が格式が高い場所であるかがわかるでしょう。
この地はかつてこのバンコクの地に遷都を果たしたラーマ1世によって、バンコク発祥の地としてその礎が築かれた場所でもあるのです。
そのような場所に、バンコクに首都を築くのに合わせて1784年に建設されたのがワット・プラケオでした。
エメラルド寺院と呼ばれる所以は、本堂の御本尊がエメラルドのような色鮮やかな翡翠でつくられていることから呼ばれるようになりました。
そんなワット・プラケオなのですが、本堂を中心に数々の見どころがあるのです。
まず最初に本堂ですが、そのスタイルはかつて反映したアユタヤ王朝の王宮をモデルにした建物となっています。
王室寺院であることからも、王室とのつながりが非常に多いこの寺院では、季節の変わり目と共に年3回の儀式が、現国王によって執り行われているのです。
王宮
ワット・プラケオと共に、同じ敷地内にある荘厳な建物が王宮です。
ここには現タイ王朝の歴代ラーマ王が暮らしている建物が立ち並んでいます。
立ち並ぶ建物群の中でもその中央に建つ、ヨーロッパの雰囲気をも感じさせるのが宮殿である、チャクリー・マハー・プラーサート宮殿です。
これはラーマ5世によって1882年に建造された建物であり、タイの様式にヨーロッパの様式を融合した形で建造された建物です。
この建物を中心にドゥジット・マハー・プラーサート宮殿やボロマビマン宮殿など、かつての国王とその家族が暮らしていた宮殿が残っています。
ラーマ9世の時代に完成し、それ以降は国王とその家族の居住地となっているのは、3kmほど北東にあるチットラダー宮殿です。
アクセス
バンコクメトロ ブルーラインのサナムチャイ駅から北西に1kmの場所にあります。
ワット・プラケオに行ってみた
それでは、ワット・プラケオと王宮を見に行ってみましょう。
ワット・プラケオ

敷地内北側にある入り口から入場します。
この敷地内にはワット・プラケオおよび王宮があります。
どちらも同じチケットで入場することができます。

境内に入ると、ヤックという像が出迎えてくれます。

ワット・プラケオの敷地内が近づいてくると、黄金に輝いているプラ・シー・ラタナー・チェーディーという仏塔が見えてきます。
ラーマ4世によって建造されたといわれるこの仏塔の中には仏舎利が納められています。


こちらがワット・プラケオの本堂になります。
この中にはエメラルドの色をした美しい仏像がおさめられていますが、館内は撮影は禁止となっています。

それよりも入り口のこの像のポーズが非常に気になるのですが。
ルーシィという仙人の像なのだそうです。


プラ・シー・ラタナー・チェーディーの奥には、プラ・モンドップというタイ様式の塔、さらにその奥にはプラーサート・プラ・テープビドーンというタイ様式とは異なるクメール様式の建物があります。


プラ・モンドップには仏教の原典が収蔵されているのだそうです。





中には巨大なアンコールワットの模型があります。




こちらは、プラ・スワンナ・チェーディーと呼ばれる黄金の塔です。

近寄ってみてみると、悪魔の像と猿の神が交互にこの塔を支えるようなデザインとなっています。
王宮
それでは、敷地の南側にある王宮にも足を延ばしてみましょう。

一部分しか見えていませんが、こちらが中央部にあるチャクリー・マハー・プラーサート宮殿です。
周囲の建物とは少しデザインが異なるのですぐにわかることでしょう。

さらに敷地内にあるのがドゥジット・マハー・プラーサート宮殿であり、ラーマ1世に建てられた、王宮敷地内でも最も古い建物です。

歴代国王の戴冠式に使われている建物でもあるため、1789年に建てられたにもかかわらず、美しい白亜の壁が維持管理し続けられています。
いかがだったでしょうか。
バンコクにある王宮エリアではありますが、一般の観光客でも入ることができます。
バンコク観光ではマストな場所でもあるので、このチャオプラヤ川両岸のエリアについては1日時間をとって、じっくりとまわってみたいですね。