もうすでに一般的になってきた電子書籍。
各社しのぎを削ってユーザーを獲得するために様々なコンテンツを配信し続けていますよね。
それぞれが、オリジナルのコンテンツを配信して囲い込みがすさまじいことになってきています。
そのようなオリジナルのコンテンツを配信するのとは対極で、汎用の電子書籍サービスもあります。
あくまで電子書籍を読む媒体として特化した電子書籍リーダーとしては、この2大電子書籍サービスは誰もが使っているのではないでしょうか。
それが、楽天が提供するKOBOと、Amazonが提供するKindleです。
この2つを導入しておけば、ほとんどの書籍は読むことができますよね。
近年では、新刊として発売される書籍のほとんどは、最初から電子書籍として配信されるため、この電子書籍リーダーは重宝されていることでしょう。
そして、電子書籍が一般化してきたことによって、旅のお供にも非常に重宝する存在となってきたのです。
今回はこの電子書籍リーダーのうち、楽天が提供するKOBOについて紹介していきたいと思います。
というわけで、今回のわきみちは、
旅のガイドブックに関する記事です。





楽天ブックスとKOBO
KOBO

楽天KOBOは電子書籍リーダーと、電子書籍販売を提供するサービス名称であり、企業名でもありました。
さらには、iPad・iPhone・Android・Windowsなど、かく端末からもアクセスすることができる電子書籍アプリを提供しています。
電子書籍の視聴スタイルですが、KOBOの専用リーダー端末でみることがまずあります。
専用リーダーであり、本を読むことに特化した端末であるため、長時間読むための省電力性や、画面の視認性などは非常に良好な製品群となっています。
しかし、専用リーダーの弱手は、全て白黒画面であるということ。
また、それ専用の端末を持ち歩かなければいけないことなどがあります。
手軽に読むということを考えると、スマホなどの端末で読む人が多いのではないでしょうか。
おそらく、スマホやタブレットでKOBOの電子書籍を楽しむ人の方が世の大多数なのではないかと思います。
KOBOは、現在は日本の楽天の子会社となっていますが、元々はそうではありませんでした。
KOBOが最初にそのサービスを開始したのは、カナダでした。
カナダのトロントに2009年に設立されたKOBOでしたが、設立から数年後、楽天によって買収され、楽天の子会社となります。
その際に社名もRakuten Kobo Inc.となり、現在に至ります。
KOBOを手に入れた楽天は、日本でのサービスを開始します。
電子書籍の配信サービスとして、楽天ブックスでのコンテンツの販売とともに、電子書籍リーダーであるKOBO touchが販売され始めました。
当初は、用意されていたコンテンツ不足や、端末の貧弱性のためかなり不平不満がユーザーから殺到したため、その改善に追われました。
しかし、電子書籍という市場環境がまだなかった中で、KOBOの立ち上げに苦労したことは想像に難くないでしょう。
KOBOの立ち上げそのものが、日本での電子書籍市場の歴史だといっても過言ではないと思います。
すっかり日本の電子書籍市場の基盤の一つとなったKOBO。
ここに至るまでは多くの苦労と、改善があったことなのでしょう。
楽天ブックス

そんなKOBOのプラットフォームに電子書籍を展開しているのが、楽天グループの展開しているオンライン書店である楽天ブックスです。
KOBOが日本で開始されるよりも約10年早い2000年、楽天と日本出版による共同出資で楽天ブックスは開始されました。
当初は楽天ブックス株式会社として設立された同社ではありましたが、2007年には楽天株式会社に吸収合併され、楽天の一事業部となります。
楽天グループで提供されている通販サービス、書籍の送料無料化、楽天スーパーポイントの付与などの相乗効果によって、楽天のサービスを強固に支えるコンテンツの一つとなっているのです。

いかがだったでしょうか。
電子書籍で旅のガイド本なども大量に取り扱われることになったために、旅先での活用がさらに便利になりましたよね。
そのために、旅先であったとしても、そこの場所に関する大量の情報を持ち歩くことができるようになりました。
また、突発的に書籍が欲しくなった時にも、その場で買って読むことができるスタイルを確立した電子書籍は、旅との親和性が非常に高い媒体です。
ほんのここ十数年で旅のスタイルは大きく変わり、年を重ねるごとに旅がしやすい環境ができてきていますよね。